2020年05月26日
OASYS V10についての覚書
ほとんどの人には何の役にも立たない情報になりますが…。
OASYS V10をWindows10で動かすと発生する不具合について書きます。
自分用の覚書ですね。
なんと、ファイル名が長いとOASYS V10から文書を開けなくなるという、間抜けな不具合が起こります。
不思議なことに、OASYS V8だと、Windows10で動かしても問題なく開くから、余計に訳がわからない。
そもそも、OASYS V8はWindows10に対応してないのだけどね。
これについて、富士通のOASYSサポートセンターに問い合わせてみたところ、どうやら他にもこの問題の報告がきているようで、理由と対処法を教えてくれました。
OASYSはパソコン用としてはDOSの時代からあるので、互換性とかの問題で、DOS形式のファイル名をOSに対して問い合わせているんだそうです。
ロングファイル名が普通になってからは、ショートファイル名とか言ったりもしますね。
DOS時代の8.3形式のファイル名です。
ところが、Windows10(うちのはHOMEの64ビット版)がこのショートファイル名を返してくれない仕様になっているらしいです。全部のバージョンかどうかまでは分かりませんが、少なくとも、最近のものはそのようです。
なので、問題は回避方法としては、ファイル名を短くする、ということだそうで。
8.3形式にすれば問題ないようですが、それではあまりにもですよねえ。
で、調べてみたところ、全角6文字までならファイルを開くことが出来ました。
7文字になったらもう駄目です。エラーが出て開きません。
ちなみに、保存も同じく、長いファイル名だとエラーになり、保存出来ません。
しかし、全角6文字だと、DOSの8.3形式を逸脱してるんですけど、どういうことなんでしょうね。もしかして、「8」+「.」+「3」の文字数ということでしょうか。半角12文字=全角6文字。
でも、全角6文字+拡張子半角3文字だから、合わないよなあ。
にしても、V8で開くことが出来るというのも不可解です。
ファイル名に関して互換性の問題で、というなら、V8でも同じ理屈のはずですし。
V10はどういうプログラムの書き方をしてるのか知りませんが…。
富士通の方には修正のパッチを出してほしいと、要望しておきましたけど、どうでしょうね。
なお、このエラーが出ると、\Users\ユーザ名\AppData\Local\Temp\OASYS下に作られる作業ファイルが、消されず残ったままになり、ゴミがたまり続けますので、手作業で消す必要があります。
ファイル管理ソフトでファイル名を見てみると、確かに、Windows10でファイルコピーしたものとかはショートファイル名が出なくなってます。
それ以前に作られたファイルに関してはショートファイル名が見えるようになってます。
MSはこういう仕様変更をなんでするかな。
というわけで、ほとんどの人には役に立たない覚書でした。
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Posted at
2020/05/26 21:16:59
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