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2010年08月18日 イイね!

ヒストリー番外編

ヒストリー番外編



(あまりにも私の比喩文章が下手なので...)


『番外編』で

レーシングドライバー木下隆之選手のNSXコラムを....

HYPER REV 初刊NSX より抜粋

~~~~~前略~~~~~~

NSXを限界ギリギリで走らせるという仕事は、
サーキットアタックに慣れたレーシングドライバー達をも緊張させてしまうのだ。
その理由はなんでだろう。 操縦性がシビアだから?  それもある。
実際にNSXはミッドシップ特有の神経質な挙動を示す事がある。公道を飛ばしているかぎり、
あるいは、正しいドライビングをしているかぎり、驚くほど俊敏なフットワークを安定したまま披露する。
だが0.1秒を削り取るという作業に挑むと、綱渡りのような微妙な操縦が要求されるのだ。
~~~~~~中略~~~~~~

NSXという名前がそうさせる?
あるいはそれが、僕に緊張感を強いるもっとも的を射た理由かもしれない。
NSXという超ド級のマシンを速く走らせることができなければ、
プロのドライバーとしての資質が疑われる危険性がある。実際にこの業界では、
NSXを扱えるドライバーと扱えないドライバーがおり、それは経験によるものだったりするのだが、
ともかく資質が問われるマシンでありことには違いはない。
しかも同時に、このマシンは公道を万人が走れるように細工されているわけで、
そんなクルマの性能を限界まで引き出せないようでは、
NSXに笑われるのではないかという杞憂もある。勝負はNSXなのだ。
NSXという激辛スポーツモデルと僕との勝負でもあるのだ。
冒頭に僕が、NSXはただのスポーツモデルではなく、
レーシングカーに限りなく近いピュアスポーツマシンであるといった理由はそのあたりにあるし、
寝付きが悪くなるほど緊張する、といった理由もどうやらそのあたりにあるのだ。
ともかくGT-Rやランサーエボリューションやインプレッサといった最速を狙うマシンでのアタックとは
あきらかに異なる緊張感を与えるのである。

~~~~~~中略~~~~~~
すると、テールがズリズリと滑りながらヨーが顔を出すのだが、
その挙動ははっきり言って素早く発生する。じっと目をつぶるようにして神経を研ぎ澄まさせれば、
その予兆を探ることもできる。だが意識が拡散していたのであれば、
いきなりテールが流れてハッとするという失態を演じるだろう。
まさにクルマの中で最大の重量物であるエンジンが、ドライバーの背中、
つまり重心近くに搭載されているミッドシップらしく挙動はシャープである。
駒のように、腰の下を中心に旋回していく感覚が嬉しいほど強い。
最近のノーズヘビーなマシンに慣れた体には、実に新鮮に映る。ただし、
そのミッドシップならではの挙動やレーシングカーのごとく地を這う快感に酔いしれてる間はない。
テールはスパッと流れてスパッと収まる。その一挙手一投足に、
ドライバーは的確に反応しなければならないのだ。ミッドシップたるNSXは、旋回しやすくあるのだが、
無理な姿勢になると簡単にスピンモーメントに陥ることがある。
NSXはミッドシップというレイアウトのマシンの中では耐えるほうだが、
優れたFRのように真横になっても耐えてくれるわけではないのだ。一歩操作を誤れば怪我をする。
そんな緊張感を味わいながらズッシリと重たいステアリングと格闘するのである。
もっとも、そんなシビアな挙動にビビルことなく積極的にトライし、
そしてマシンをねじ伏せることができたときの快感も、やはり絶頂に達する。
挙動はオーバーステアとアンダーステアを素早く入れ替えるように発生する。
そんなニュートラルな状態を故意に引き出し、しかも制御しきった時の喜びは格別である。
まるで谷間に張った一本のタイトロープを渡りきるような作業なのだから、
達成した時の快感が頂点に達するのも納得してもらえるに違いない。
もちろんその快感が体を支配した瞬間は、すなわち最速タイムが記録された瞬間でもある。
アッと思った瞬間が一ヶ所でもあれば、快感は訪れないしタイムも納得できない。
だが、サーキットを一周する間を完璧にまとめることができれば、
感動に似た満足感が得られると同時に、最速タイムを記録したという栄誉を受けることができるのだ。
スポーティカーを名乗るマシンでもその多くは、
限界まで攻め込まないほうが良好なタイムを記録することがある。
マシンの限界が比較的早めに訪れてしまい、ドライバーはまだまだ余力を残しているのに、
マシンが飽和状態に達していることも少なくないのだ。
ところが、NSXに関してはそんな体たらくなことなどない。
攻めれば攻めただけ、また挙動をコントロールすればするほど、
最速タイムと快感という褒美をくれるのである。

~~~~~~~~省略~~~~~~






上記を読んで....マトモに乗りこなす事が出来るのだろうか?と

NSX購入当初はビビると同時にシビレて酔いしれて納得して喜んでました(笑)


画像:07年頃....ハイランド
Posted at 2010/08/18 01:20:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | NSX ヒストリー | 日記

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