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OX3832のブログ一覧

2025年03月14日 イイね!

トラブルが解け,トラブルに遭う

トラブルが解け,トラブルに遭う先に「プロの感想」を述べましたが,先日行って来たTC1000の走行会のお話です.

24-25のタイムアタックシーズンが終わり,気温の上下動が激しくなって体調不良を起こす人がチラホラいる中,いつもの走行会のゲストドライバーとして蘇武さんがいらっしゃるというので,これはEF8を評価して頂かねば!とCR-Sを外し,新品のA052をセットして筑波サーキットへ向かいました.

前日まで雨が降っており,朝の1本目は路面が乾かなそうなので新品をここで下ろすのは嫌だなぁ~と思いつつ,この日はなんと20℃まで気温が上がるとの事で,チャンスは1本目しかなく,ダメ元でやるしかないか・・・と葛藤しながら首都高を走っていると,小菅JCTの分岐に差し掛かったので,前のトラックに続いて常磐道方面(左)へステアリングを切った時に,右側から路面の上を何かが滑ってくるのに気づきました.

「なんだ??」と思いながら注視すると,なんとそれは,



パレット!

「ゲッ!?」と思いつつブレーキを踏んで減速させつつ,斜めにこちらの方に向かってくるパレットをどうやって回避しようか悩みます.

  A :フロントタイヤで踏むか? ⇒ 折角の新品タイヤを無駄にしたくない・・・
  B :タイヤの間で跨ぐか?   ⇒ パレットの高さを考えるとバンパーが割れる・・・

「ダメだ.減速して避けるしかない」とステアリングを更に左に切り,路側帯へ逃げます.左ではなく右に切って逃げる事も考えましたが,位置関係的にどうしても左フロントタイヤがパレットを踏む.



「なんとか間に合ってくれー!」と願いながらエンストし掛かるレベルまで車速を落としつつ(クラッチを切ってる余裕はない),目一杯左側にステアリングを切ると,最後にコツン!という音がしてクルマが止まりました・・・.

「あ~,ダメだったか・・・」とバンパーが割れた事を覚悟しつつ,路側帯から車線に戻り,常磐道の料金所まで進んで,その先でクルマを横につけて確認してみると,





アンパネが割れてました・・・(泣).ただ,幸いにしてバンパー側は無事のようだったので,最後の最後でコツンと軽く当たったくらいで済んだようです.減速を選んで正解でした.


「なんで,こんなマリオカートみたいな攻撃を受けないといけないんだよー(なんでわざわざ,トラックとCR-Xの間に滑り込んで来る!?)」と思いつつ,TC1000到着後にテーピングして誤魔化しました(↓).



コース上の縁石でもぶつけないように気を遣ってきたのに,まさかこんなトラブルで破損させるとは・・・と到着早々泣きたくなりました.


その後は,AT使いのBB6や久方振りに参戦のEF8の先輩に挨拶しつつ,



走行開始の時間を待ちます.


1本目(9:00~).



結局,路面は乾かず,コースの上を霧が走っているような状態.新品タイヤが無駄になるのでピットへ戻ろうかとも考えましたが,2本目は気温が上がってノーチャンスなのも分かっていたので,スローペースでひたすら周回を続け,タイヤの温度を上げ過ぎないようにしつつ,路面が乾くのを辛抱強く待ちました.

15分枠の終わりがそろそろ見え始め,「あと出来て1周だな・・・」とタイムボードを見るとFD2勢が41秒台前半を出している様子.彼らがそこまで行けるならギリ行けるか?と思い,ファイナルラップでアタック.



結果は 41.976.新品タイヤのグリップはやはり素晴らしかったですが,この路面では無駄となってしまいました・・・.


「ハァ~,今日はついてないなぁ~」と愚痴りつつ隣を見ると先輩がいない.「アレッ?」と思いピットへ向かってみたところ,



なんとブレーキトラブル.リアがロックしてしまい,タイヤを引き摺った状態で帰ってきたそうです.
恐らく,2017年の時に起きたヤツ(↓)だろう~との事で,この日はリタイヤとなってしまいました.




続けて2本目(10:00~).

この時点で既にかなり暑く,路面温度を測ったらなんと30℃オーバー.こりゃタイヤのウォームアップとか言っている時期じゃない・・・という事で計測1で勝負.



結果は 41.656.「まぁ,そうだよね」というタイムで終わりました・・・.一応,計測2もチャレンジしてみましたが 41.666.「うん,1/100秒しか変わらん.今日はこれで限界!」という事で,クルマを温存すべくパドックへ戻りました.


その後は蘇武さんに乗って頂き(↓),



テスト主体の走行であるにも関わらず,さっくりと先程のタイムを抜かれました・・・.


最後の3本目(11:00~).

EF8の先輩もいないし,蘇武さんからのアドバイスも頂いたし,もうやる事がないので店仕舞いにしようかと思ったのですが,



蘇武さんから「ペダルがカッチリしたポイントで止めれば,スピン挙動は出ない」という情報を頂いたので,「ならば,ペダル踏力をそこでピタッと止める練習をしてみよう!」という事でコースイン.

この時点で気温は18℃.日射しも強く,路面温度も上がっているので42秒台のタイムしか出ない.先程のペダル踏力を止める練習をしてみると,確かにスピン挙動は出ない.ならば,この状態でどうやったら速く走れるか?にチャレンジ.止め過ぎず・止めなさ過ぎず色々試してみるも,42.040・・・42.080とあとちょっとだけ足りない.

「ぬぉー,なんとしてでも41秒台に入れてやるー!」ヽ(`Д´#)ノ ウォォォォ-!!

とムキになって走った結果,



計測6回目で 41.992 をマーク出来ました.

( *´∀`* )/ ヨシ! 満足!!


以上,今季初のEF8 vsEF8はならず,2台揃ってブレーキトラブルに悩まされた走行会でした.



先輩,早期の復帰を願ってます! 当日お会いした皆様,お疲れ様でした.
2025年03月01日 イイね!

取引→ジムカーナ練習会見学

取引→ジムカーナ練習会見学先日,CR-Sのv2をベタ褒めしたら,こもりん.さんが興味を示して色々質問を受けました.

その中で「ちょっと欲しいかも・・・」と仰っていたので,「私が使ったヤツ,買います?」と冗談半分で返したら,なんと「買う!」と仰られるではありませんか! 時を同じくして,先月オーダーしていたA052が届いていたので,頭の中で色々皮算用した結果,フロントタイヤを新品のA052に入替えて,CR-Sは売却してしまおうという判断となりました.

という事で,早速タイヤの組替えをショップに依頼したのですが・・・,





なんじゃ,こりゃ? 外されたCR-Sにはベットリとビードクリーム(?)が付着していました.もう何十回と組替えを依頼していますが,こんなの初めて.「どうしたの? 依頼先でも変えたの??」と営業に聞いたら,「いや,いつものトコなんですけどねぇ・・・」と困惑した様子.それだけCR-Sのビードは固かったという事なんですかね??


まぁ,タイヤに傷がついてないなら良いか~という事で,こもりん.さんに連絡して筑波サーキットで合流.


(間のTwingoは全く関係のない方です.駐車スペースがココしか空いてなかったんです! ゴメンナサイ・・・)


折角なので,サロンで一緒に昼食でも~という事で移動し,こもりん.セットを頂きました(笑).


(ご馳走様でした!)


CR-Sに関して2つ3つこもりん.さんと情報交換をし,昼食を食べ終わった後は,いつさんのスープラが見えたのでご挨拶.当日は戦略的E2予約だったそうですが,見事成功したのでしょうか・・・?



その後,CR-Sの引き渡しも無事完了し,こもりん.さんから「この後どうするんですか?」と聞かれたので,「折角なので,TC1000でやってるジムカーナを見学してきます~」と答えたら,「なら,明日走るので路面をチェックしてきて下さい!」と頼まれてしまいました(笑).


頼まれたのなら仕方ない・・・という事でTC1000へ移動し,


(これまたお隣のクルマは無関係です.トナラーされただけ)


コースを確認してみると,洗濯板と最終コーナーの所が怪しそう(↓).



洗濯板はレコードラインの外だったので(↓),



多分,大丈夫かなぁ~?という気がしましたが,もしかしたら左側の2輪はスピンターンの箇所を通るかもしれませんね.一方,最終コーナーの方は,



あ~,最終コーナー外側の縁石の上でスピンターンしてる・・・.ガッツリ,ブラックマークが付いていますし,ここのグリップは安定しないかもしれないなぁ~と思いました.


4輪のグリップ走行目線で見るとそういった見解になりますが,ジムカーナ側の目線で見ると非常にいやらしい位置にパイロンがあって面白いコースでした.



このパイロンにアプローチする前に1度180°スピンターンを行うため,車速が落ちており,全開加速してこのパイロンに向かうのですが,クルマを振り回すのに外側(上の画像だとアウトの縁石側)からアプローチしようとすると,右リアが縁石に乗ってポン!と跳ね,その跳ねた状態でサイド引いてターンに持ち込まざるをえず,想定以上に挙動が乱れるので,それを腕で捻じ伏せるドライバーの様子が見て取れて面白かったです.全日本クラスのドライバーだと,縁石に乗ると姿勢が乱れる事を察知しているのか? パイロンに対してインベタで進入して縁石を避けるライン取りをしたりもしていて(その分タイトにターンを決める腕が必要),見ててホント面白かったです♪


そんな感じでピットの2階から眺めていたら,見覚えのあるスーパー7の姿が(↓).



「アレ? あのセブンはナリモでジムカーナを開いてくれた会社の上司では?」と思い,パドックに向かったところ,やはりそうでした.

ナリモで見た時もスーパー7はトリッキーな動きをしていて「カートみたいだなぁ~」と思っていましたが,スピンターン中のコントロールを見ていると,



ホント難しそう.ただ,その反面,面白そうでもある(笑).スーパー7は中が丸見えなので,ドライバーのステアリング捌きがよく見えて,クルマと格闘しているのが伝わってきて興味深かったです.


その後,場所を変えて奥の土手から見てみよう~と歩いていたら(↓),



テント前にあったイスとテーブルに出くわしました.こんなトコに移動していたんですね・・・.知りませんでした.


土手からは1~2コーナー付近のクルマの動きを見ていたのですが,



ジムカーナ車両はやはりフロントのレスポンスが鋭いですね.ステアリングを切った瞬間にクイッ!とフロントが入っていって,そんなにクイックにフロントが入ったらリアがついて来ないんじゃないの~?と思いながら見てましたが,



実際,後輪駆動の何台かはリアがついて来ず,2コーナーへアプローチする辺りでタコ踊りしていたのですが,全日本クラスのFF車両はスーッとリアがキレイに・緩やか~に流れて,「素晴らしい動きだなぁ~」と見惚れるほどでした.来週,ここTC1000で全日本ジムカーナが開かれるので,都合が合えばそのトップレベルの走りをまた見に来ようと思いました.


以上,タイヤ取引→ジムカーナ練習会の見学でした.当日お会いした皆様,お疲れ様でした~.
2025年02月12日 イイね!

よく曲がる~♪

よく曲がる~♪LSDの仕様変更後からずっと苦しんでいたリアのスタビリティ不足の対策として,ヘルパースプリングを再投入したため,TC1000へテストしに行って来ました.

当日のファミ走は午後枠のみだったので,朝一に少しだけ仕事をして10時前に家を出発.祝日からの再起動日という事で道は混んでいるだろうなぁ~と予想してはいたのですが,首都高が想像以上に混雑していました.

周囲はお仕事クルマばかりなので,刺激しないように大人しく走っていたのですが,筑波サーキットへ向かう最後の交差点を通過し,「そろそろ制限速度が50km/h→40km/hに変わるポイントだなぁ~」という辺りで大型ダンプに右側からオーバーテイクされました(苦笑).道路に引かれた黄色い実線を見つつ「平日だなぁ~」と思いながらTC1000のゲートへと向かいました.



午前中は2輪のファミ走なのでパドックの奥の方へ進むと,4輪は3台程度しかいなかったのですが,その後じわじわと台数が増え,最終的にはトータル15台前後.「この分だとP1枠(13:00~)・P2枠(13:20~)に殺到しそうだから,P3枠(13:40~)を狙うかー」とのんびり準備して,ピットが空いたのを見計らって移動しました.

ピットに移動して荷物を再度降ろしていると,見覚えのある青いスイフトが最近お馴染みの場所に止まっています(↓).



近寄ってみるとやはり(大)@みやう軍団さんだったので「TC3000ですか?」と声を掛けてみたところ,「このクルマが遅い原因がセミだと分かったので,それを取り除いて効果確認しに来た!」との事.「セミ・・・?」と空を見上げて木を探していたら,いつの間にかスイフトの姿が消えていてコース上で41秒台を連発していました.「"セミ"ってセミレーシング=Sタイヤの事か・・・?」とも思いましたが,P3枠の開始時間が迫ってきたので,あまり深く考えず走行準備に取り掛かりました.


車載カメラの電源を入れ,グローブを嵌めて~と準備をしていると,窓を覗き込む人影が.誰だ?と思ったら蘇武さんでした.



お隣のピットにロードスターがいたので,そちらの個人レッスンだったんですかね? 身振り手振りで蘇武さんに挨拶を返しつつピットを出て,コースイン.



日が照っていた時は路面温度が20℃にまで達していましたが,P3枠が始まる頃には日が陰って曇り空だったので12℃くらい.いつもの通り8周程度ウォームアップに時間を割いて,その後,探り気味にアタックしてみると,



うわっ! よく曲がる~♪

ヘルパースプリングのおかげでリアの不安定感がなくなり,しっかりと支えてくれるのでフロントの入りも良い.思った通りに曲がってくれるので,こりゃ楽しい♪ 「これならそこそこのタイムが出ちゃうんじゃないのぉ~?」とタイムボードを見てみると,



41.61.ア,アレッ!? クルマの感触は目茶苦茶良いのにタイムが出ない・・・.
おかしいなぁ~と思い,集中力を上げてもう一度アタックしてみるも,



41.607.う~ん,フロントタイヤが終わりかけだし,こんなもんか?と諦めて一旦ピットへ.



ヘルパースプリングのおかげで接地性が上がっている事は確認出来たので,ならば減衰を追い込んでみよう~と前後共に1段固めてみましたが,結果は 41.631 と大して変わらず・・・.


ただ,リアの減衰を1段固めてもクルマの挙動が不安定になる事はなかったので,ヘルパースプリングの効果がきちんと発揮されている事は間違いなさそう.ならば,オイシイ減衰のセットを見つけ出すか!とP6枠(14:40~)で再びコースへ.

ブレーキングを追い込んでタイムを削り取りに行くと,1コーナーでクルマの動きがおかしい事に気づきました.「何がおかしいんだ~?」とクルマの動きを感じ取る事に専念してみた結果,



「あ! コレ,右フロントが浮いてるわ」

そう,なんと今度はフロントのリバウンドストロークが足りてない事が発覚してしまいました・・・.orz
ここまで減衰力を上げるとリバウンドスピードが遅過ぎて浮いてしまうようですね.



しょうがないので,前後とも減衰を元に戻し,今度はブレーキバランスをイジってみます.



現状は2.5の位置に合わせてあるので,これを3.5の位置に変えてリアの効きを強めてみます.
この状態で走ってみた結果,



セッションベストとなる 41.668 をマーク.この設定だとブレーキの感触が素晴らしく,細かく制動力をコントロール出来る感じで,非常に良い♪

「今後はこのセットで行くかぁ~?」と思いながら,更にブレーキを追い込んで問題点を洗い出してみたところ,



僅かにリアがロックしているかのような動きが・・・.「ん? リアの効きが強過ぎか??」と思いつつチェッカーを受けてピットに戻ると,午前中にTC2000を走って見学に来ていたC:羊さんから「1コーナーとヘアピンでロックしてますよ」と情報を頂きました.

「ああ,やっぱりか・・・」 orz

どうやら3.5は上げ過ぎだったようですね.


ならば!とブレーキバランスを3に変更してP9枠(15:40~)で再テスト.



ほぼほぼ問題ない感触でしたが,限界まで追い込むとリアがロックし掛かりました.しょうがないので元の位置(2.5)にブレーキバランスを戻し,これで今日1本目の最初のセットがベストである事が証明されてしまいました(=何もイジらないのが一番良かった).

「半日費やしたけど伸び代がなかったなぁ~」と嘆きつつ,「まぁ,ベストだと思っていたセットが,やはりがベストだったという事が確認出来ただけでもヨシとするか・・・」と気を取り直し,最終確認のつもりで走っていたら,なんだか1コーナーでリアの動きがおかしい.「今度はフロントではなく,リアか・・・」と溜め息をつきつつ確認していると,



スピン!

1コーナー進入のブレーキング→ターンインで「リアが流れてるなぁ~」というのは感じ取れていたのですが,「でも,ここら辺でスライドは止まるっしょ!」とエイペックスを過ぎた辺りでアクセルを開け,そのままコーナリングを続けようとしたのですが,テールスライドが一向に止まらず,「アレッ? 止まらない??」→「エッ? この車速だとヤバイー!!」とフルブレーキングに切替えました.


この時,既にフロントタイヤがこんな状態だったので(↓),



強烈なアンダーステアが出始めていましたし,一番最初のセットに戻したので安定方向に行っているはずなのに,このテールスライドは一体なんだ? うわぁ~,最後の最後でよく分かんない挙動が出ちゃったよ・・・.orz


以上,「よく曲がる~♪」と楽しかったもののタイムには繋がらず,最後の最後で不可解な宿題を抱えたTC1000でした.

走行終了後は,日光→TC1000と1日で行脚された かずやん!さんと会話をしつつ後片付けをしていると,日が暮れて守衛さんの追い出しが始まったので半ば強制的にここで解散.私の方はお昼ご飯を食べていなかったので,その足で「鶏そば炭や 常総店」へ行き,再び「特製純生白湯 辛味鶏そば」を頂きました(↓).



うん,やっぱりコレ美味しい♪ 当日お会いした皆様,お疲れ様でした!
2025年01月28日 イイね!

本当にヘアピンが原因なのか?

本当にヘアピンが原因なのか?先日のTC1000のロガーデータを振り返った結果,前後キャンバー増しによってコーナー立ち上がり以降の加速区間のタイムが改善している事が確認出来ました.

これで最終コーナーのドライビングミスを除けば,残る問題はブレーキング領域に絞れる事が見えてきて,明らかに問題を抱えているヘアピンの挙動を何とかしないとなーと思っている訳なのですが,そうなると1つ気になる点が.

40秒台が出ない原因は本当にヘアピンなのか・・・?

という事で,いつもの如くロガーデータで検証してみようと思います.まずはサンプルデータから.

【40秒台時(40.980)】


  気圧:1021.8hPa  気温:7.9℃  路面温度:14.3℃

【今回(41.456)】


  気圧:1017.1hPa  気温:9.3℃  路面温度:14.4℃

現在,約0.5秒後れている状況なのですが,コンディション的には前回40秒台を出した時と比べて僅かに劣るものの,0.5秒も差が出る程の違いはないですね.


続けてロガーデータ(緑:40秒台時 青:今回).



上が車速,下がタイム差ですが,これを見ると一目瞭然で,

わーい,やっぱりヘアピンが原因だー.(-_-;)

ヘアピンだけで0.3秒,最終コーナーのドライビングミスで0.2秒失っているようですね.確かに乗っている時は何度やっても41.5秒しか出ず,「もうヘアピン以外で削り代なんてないよー」と思っていたのですが,まさか本当にそうだったとは・・・.


こうなると,最終コーナーのミス(↓)が本当に痛かったですね.



ドリフト走行後で路面のグリップが不安定だったとはいえ,ここをビシッ!と決めていれば「あとはヘアピンを何とかすれば40秒台は出せる!」と確信出来たものを,このデータだと最終コーナーの立ち上がりに,まだ若干問題を抱えているようにも見えるので何とも歯痒いです.


そのヘアピンの問題点としては,



  ・クルマを信用し切れていないため,コーナーに対して思い切って飛び込めていない(左側の赤丸)
  ・ブレーキングの開始以降,姿勢を安定させる方に意識が行き,ブレーキを追い込めていない(真ん中の赤丸)
  ・上記2点からヌルいブレーキングとなり,フロントの荷重不足でタイヤの限界を引き出せていない(右側の赤丸)

といった感じ.全てはリアタイヤの接地性不足が原因なので,リバウンドストロークを稼がないとなーという感じです.


一方,最終コーナーのドライビングミスに関しては,



ボトムの位置がやや手前側に来てしまった事が原因だと分かりますが(右側の赤丸),75km/hを超えた辺りで若干加速の停滞が見られるのが少し気になる・・・.車載を見返してみると(↓),



ちょうど縁石から降りた辺りで加速が鈍っているようなので,着地に失敗したのか? 縁石に載って車体が傾いた時に外輪側のグリップが限界に達したのか? 仮にグリップの限界だとしたらそれは路面が原因なのか?とかモヤモヤが残りますね.あ~,やっぱりドリフト走行後は何が原因なのかワケが分からなくなるからイヤだなぁ~(苦笑).

あとちなみに,洗濯板進入(左側の赤丸)は40秒台時(緑)よりもブレーキングを遅らせられていて今回(青)の方が良かったのですが,気になるのはその手前(左高速コーナー)の加速の鈍り.110km/h付近(↓)で若干加速が停滞しているのですが,



これもドリフト後の路面のせいなのかなぁ~? 何となくフロントの低反発スプリングのせいな気がするのですが,こちらもはっきりしませんね・・・.


最後に,仮に40秒台に届かない原因がリアのリバウンドスロトーク不足だったとして,「それが解消したとしてもタイムが同等だったら,前後のバネレートを2キロ上げた効果が何もないじゃん!」という突っ込みに対しては,



1コーナーのボトムスピードが5km/h近く引き上げられている点に効果は出ているかと.「バネレートを上げれば高速コーナーで速くなる」というのはセオリー通りなので,一応効果が出てるのかなぁ~と思います.ただ,これで稼げるのはせいぜい0.05秒程度で,今回(青)オーバースピード気味に突っ込んだため,立ち上がりでアンダーステアを出して,折角得た0.05秒のゲインも失っている点を踏まえると,実際に得られるゲインはもっと少なく(せいぜい0.03秒くらい?),投資対効果が釣り合わなくて悲しくなってきます・・・(泣).


以上,本当にヘアピンが原因なのか?の分析結果でした.
ま,なにはともあれ,とにかく一刻も早くリバウンドストロークの問題を解消しないとダメですね(全てはそれから).
2025年01月26日 イイね!

所詮は付け焼刃

所詮は付け焼刃前後のキャンバー角を変更したので,その効果をテストしにTC1000へ行って来ました.

アタックシーズンの日曜という事で混み走が予想され,平日のファミ走に行けなかった事を悔いていたのですが,この日はRX-8とロードスターがTC2000で開催されるイベントの方に向かうはずなので,意外と空いているかも?と期待しながら筑波サーキットへ向かいました.


日曜の早朝のせいか? 道中は割と空いていて6時半前には到着.門前GPを5位で通過し,早々にピットを確保して準備を進めると,常連の皆さんが続々と集結.



パドックの方も時間が経つ事に台数が増え,さすがに年末の満員御礼フルコースほどではありませんが,そこそこの台数となりました.「まぁ,平均して1枠8~9台くらいかなぁ~?」と予想しつつ,前日にドリフト走行があった事(=路面が悪い)を踏まえて,今日はあまりタイムを気にしないで走ろう~と準備を進めました.


まずは1本目(T2枠/9:15~).

路面温度が7℃という事で,どうせリアタイヤのウォームアップに苦しむだろうと前後バランスはあまり気にせず,とにかくリアタイヤへの熱入れに専念.一応,事前に日向ぼっこ作戦も実行したので(↓),



5周目くらいには右リアも来るかなぁ~?と期待しましたが,そんな事はなく.いつもの通りタイヤを温めるのに8周程度を費やしました(泣).ただ,そんなウォームアップ走行の過程でも,フロントのグリップが着実に増えている事は感じ取れて,「たった30分の違いなのに,キャンバー角ってちゃんと効果が出るんだなぁ~」と思いました.ホント,「偏心ピロアッパー(↓)」様様ですね♪



「この感じなら,そこそこのタイムは出せるかな?」とそこからアタックを開始しますが,41.77,41.72,41.75と1/100秒台くらいの違いしかが出せない・・・.クルマのバランス的には特に不満はなく,グリップ不足も,パワー不足も感じないので,「やはりドリフト走行後の路面だとこんなもんかなぁ~?」と諦めかけましたが,最後の1周はフルクリアが取れそうだったので,3回のアタックで得た感触をフィードバックし,1周を纏めに行ったところ,



41.546 と0.2秒削り取る事が出来ました.走行前には「混み走だったら41.8秒くらい,フルクリアが取れて41.5秒くらいかなぁ~」と思っていたので,ほぼほぼ予想通りのタイム.ただ,走行終了後に内圧を測ったところ,想定値よりも高くなっていたので,これを修正してフロントタイヤが冷えた状態で1発を狙えば,あと0.1秒は削り取れるかな?と思いました.


という事で2本目(A7枠/11:00~).

この日のファミ走の枠は午前のみなので,これが本日のラスト.気温:9℃と1本目の倍近い値になっていましたが,路面温度も14℃と倍になっているので,「ウォームアップに必要な時間は多少縮まりそうだなぁ~」なんて思いつつアタックしてみた5周目(↓),



ヘアピンでスピン! ただ,前回の手も足も出なかったスピンと比べると,リアが滑り出した後でも多少は抗う事が出来るようになり,リアのキャンバー角を1°増やした効果はあったようです.
(もうちょっとでキレイに半周ドリフト出来たんだけどなぁ~,惜しい!)


これで多少ビビリが入ってしまい,翌周の計測では置きに行って 41.572.「イカン! 気合を入れ直さねば!!」と攻め気を取り戻して挑んだ次の周で,



41.456 をマークする事が出来ました.結局,これが当日のベストラップとなった訳なのですが,後から車載を見返してみると酷いドライビングですね・・・.こんなのが当日ベストだなんて恥ずかしいです.orz

その後もアタックは続けましたが,ヘアピンで起こるスピン挙動のせいでブレーキングを追い込めず,何度やっても41.5秒止まり.一度ピットに入ってセット変更を試みますが,それも赤旗に阻まれ,強制終了となりました(泣).


という事で簡単にテスト結果を纏めると,

  ・ピロアッパーの効果は特に感じず(むしろジャッキアップ時のガタが気になる・・・)
  ・フロントのキャンバー増し(30分)は効果アリ(グリップ向上)
  ・リアのキャンバー増し(1度)は,「スライドが始まった後のコントロール性向上」は効果アリ
  ・「ストレートスピードの向上」は効果なし
  ・「リアタイヤのウォームアップ促進」は効果なし

といった感じでした.後日ロガーデータを見返してタイムダウンの要因を分析しますが,とにかくヘアピンを攻め切れないのがストレス.走る前から分かっていた事ではありますが,所詮はキャンバー増しでの対策は付け焼刃ですね.確かに一定の効果は得られているのですが,ヘアピンのスピン挙動だけはどうやっても対処出来ない.やはり素直に「リアのリバウンドストローク対策案」を実行した方が良さそうですね.


以上,「所詮は付け焼刃」な感じのTC1000テストでした.

なお,後片付けが終わった後は,常連の皆さんと一緒に「わぎゅう食堂 くらもち」へ行って昼食.



私は「煮込みハンバーグランチ」を頂きましたが,美味しかったです~♪ 当日お会いした皆様,お疲れ様でした!

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「ジムカーナ大会初参加 http://cvw.jp/b/1684331/48608324/
何シテル?   08/19 00:34
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,B18C搭載のCR-XにB16AのCR-Xで挑んでいます. TC2000 1'07.4/TC1000 ...
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