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OX3832のブログ一覧

2017年11月19日 イイね!

EF9 vs EF8

EF9 vs EF82週間前のフリー走行で,49秒台半ばのタイムを出せた事により,遂に三河最速のB16A搭載車への挑戦権を得た事から,先週末,勝負を挑んできました.

思い返せば,昨年,EF8の先輩から「B16Aを搭載したN1仕様のEF9がモーターランド三河(MLM)で走っている」と話を聞き,同じB16Aを積んでコツコツと仕上げてきた自分のEF8が,どこまで通用するのか是非とも試してみたいと思い,今年からMLMへの遠征を開始しました.


同じコンディションで初めて走った時には,こちらが51秒フラットを出すのが精一杯の状況で,50.4秒と0.5秒以上も前.しかも14インチの185という細いタイヤで,これを叩き出しているので,「タイヤの差を考慮すると,予想以上に差が大きい・・・」と実感させられました.

続く2回目では,夏でコンディションが悪化しているにも関わらず,50.2秒までタイムを縮めて,EF9は同日のクラストップタイム.こちらもコース攻略が進み,差を縮められるはずだったのに0.5秒のタイム差を保持.「やはり手ごわい・・・」と思い知らされました.

そして,今回.気温差から推測すると,EF9は49.5秒くらいまで出してくるはず.現状の持ちタイムが49.6秒だとギリギリ及ばない.「あと一手,何か策がないか!?」と1週間思案した結果,「215/45R16のニュータイヤ投入」という結論に辿り着き,走行前日にショップに飛び込んで交換.そのまま三河へと向かいました.


現地に到着すると,なんとEF9はお隣のピット.



近くでマジマジと見させて貰うと,やはり凄いクルマ.外気温:2℃.路面温度:0℃ という非常に難しいコンディションで,果たしてどこまでこのクルマと戦えるのか? 期待と不安が入り混じりながら走行開始です.


フリー走行1本目
新品タイヤなので皮むきから始めねばならず,このコンディションでは相当ペースを抑えて走らねばなりません.その一方で,あんまりタイムが遅いと,この後の組分けで走りづらくなってしまうので,50秒フラットくらいをターゲットタイムに設定し,13周目の 50.051 で目標クリア.


フリー走行2本目
タイムアタックに向けてタイヤを温存しつつ,タイヤの違いに慣れておきたいので,コーナー毎に分けてフィーリングをチェック.概ね組み立て方が分かったので,1本纏めるラップを走って 49.888.まずまずの感触と思いながら,リザルトを見に行くとEF9は想定通り49.5秒をマーク.やはり,このタイムを上回らなければ勝ち目がないようです.


タイムアタック1本目
10分間の短期決戦なので,1周目からアタック開始.2本走った後なのに,案の定リアタイヤが全く暖まっていません.しかし,それを待っている時間はないので,ヘアピンでテールスライドさせて無理やり暖めつつ,序盤から勝負に出ます.



ほぼ理想通りに1周を纏めて 49.134 の自己ベストをマーク.1コーナーで少しミスがあったので,その後も周回を重ねましたが,及ばず 49.200 が限界でした.ピットに戻って「このタイムなら,0.3秒は差をつけられただろう」と思いながらリザルトを見に行くと,EF9との差は何と6/100秒!(49.191)

暫定首位には立てましたが,想定外の僅差.おまけに新品タイヤの効果を使い切ってしまっているので,こちらはこれ以上は上げられない! 「マズイ・・・2本目で更に上げられたら,抵抗する術がない!」と反対に追い込まれてしまいました.


フリー走行3本目
ささやかな抵抗として,減衰を前後1段上げ,タイヤの内圧を0.05kPa下げてフィーリングチェックをしてみましたが 49.838 でフリー走行2本目と大差なし.一方のEF9はタイヤを温存するため,走行すらしません.


フリー走行4本目
「ヤバイ・・・本当に手がないぞ!」と焦り始め,「もうこうなったら,練習あるのみ! 走りながら縮められる箇所を探すしかない!」と覚悟を決めてコースイン.しかし,その時にポツポツとフロントウインドウに水滴が落ちてきます・・・.



まだ路面を濡らす程ではないと判断して,構わずアタックを続けるも 49.263 が精一杯.「もはやこれまでか・・・」と最後の戦いの前に半ば諦めモード.


タイムアタック2本目
その後も雨は降り続け,午前中の快晴から一変.風が強くなったものの,フリー走行4本目の感触から「大した雨ではないですよね?」と最後に走った方々に聞きに行くと,「いやいや.物凄く滑るよ.セッティングを変えないとダメ!」との事.それを聞いて,EF8のショートホイールベース(2300mm)とEF9のロングホイールベース(2500mm)の差が頭をよぎり,益々追い込まれます.

そして,遂に主催者からウエット宣言が出され,順位はタイムアタック1本目と2本目の合算で決定する事に.1本目の差が6/100秒ですから,2本目もEF9と同じタイムを出さねば勝ち目がありません・・・.こうなったら少しでもコンディションが良い状況でアタックするしかないので,最後尾に回って間隔を取り,意を決してアタックします.



ターンイン時には滑る気配が全くなく,路面を捉えている感触があったのに,あっさりと1コーナーでスピン!
「何だコレ.やばいよ,やばいよ,やばいよ・・・」と完全に混乱した状態に.

EF8を何とか立て直し,後続車がいないかミラーに目を向けると,そこにはEF9の姿が.
この瞬間,「もうこうなったら,EF9の後ろを追いかけて同じタイムを狙うしかない!」と作戦を変更し,追走を開始.



追走しながらGPS Lapsに「55秒」の文字が見え,ようやくウエット時のターゲットタイムが分かります.「追走して"55秒"であれば,恐らく向こうも同じくらいのタイムのはず・・・.けど,追いつかれる前にタイムを出しているかもしれないから,確実にトップを奪うためには"54秒"が必要だ!」と判断.EF9から離れ,クリアを取るためのスペースを確保しに行きます.

そこから意を決してアタックし,GPS Lapsを再度チラ見すると「56秒」の文字が・・・.
「もう1段上げるしかない!」と右足に力を込めて再度アタック!



先程の周回より高い速度で高速の左をクリア出来たので,「これで0.5秒は稼いだ! あともう一息アクセルを踏み込め!」とログハウス前の右コーナーでアクセルを踏んだ瞬間に,リアが流れてスピン! 「これは・・・ガードレールに当たる!」と立て直すのを諦めて全力でブレーキを踏み込み,何とか当てずに止める事が出来ました.

そして,そのまま終了のチェッカー.「負けた・・・」と失意のままピットに戻りました.


片付けも終わり,最後の表彰式.クラス毎に順々に表彰され,次が我々のクラスの番.

「優勝は・・・ゼッケン14(=私)!

どうやら,スピンする直前に「56秒」だと思い込んでいたラップは,実は 54.501 だったそうで,ターゲットタイムを見事クリアしていました.ちなみに,EF9のタイムは 55.748 で,EF9追走時の私のタイムが 55.987(0.14秒遅れ) でしたから,あのまま追走を続けていたら負けていました.

最後の最後で,追走という"守り"を止め,意を決して"攻め"に転じたのが勝因と言えますが,その一方で「"攻め過ぎ"によるクラッシュ」という結末を迎える可能性もあった訳であり,ドライのタイム差が6/100秒だった点を踏まえても,まさに薄氷の勝利と言えるでしょう.

今回は本当に運に恵まれましたが,次も同じ結果になるとは限りません.
走行データを見返して改善すべき箇所を洗い出し,次もEF9と互角に戦えるよう努力していきたいと思います.
Posted at 2017/11/20 22:59:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記
2017年11月17日 イイね!

K20A vs B18C vs B16A

K20A vs B18C vs B16A惨敗に終わったTC2000ですが,ストレートスピードだけは狙い通り伸ばせたので,同日走ったK20A搭載車(FD2)とB18C搭載車(EF8)と比較してみました.

K20Aの方は,もてぎに続き,この日もライバルのFD2と0.1秒差のトップタイム争いをしていたテールに特徴のあるオレさまFD2.B18Cの方は,タイトル画像の通り先輩のEF8です.

なお,エンジンパワーの比較をするのであれば,本来は朝一のデータが望ましいのですが,私が完全にチキン状態でアクセルを踏めてないため,少し気温の上がった2本目以降のデータとなります.

それでは,行ってみましょう.まずはB18C(青) vs B16A(緑)です.



1コーナー(1つ目の赤丸)
順当に約2km/hの遅れ.立ち上がり重視のラインを駆使しても全く敵いませんね・・・.

1ヘア(2つ目の赤丸)
1コーナーを立ち上がって,S字の1つ目を抜けるまではB18C(青)の方が速く,さすがの加速力です.しかし,S字の2つ目でピーキーなリアタイヤを抑え込むためにアクセルを緩めたため,真っ直ぐ突っ込んでいったB16A(緑)の方が7km/h近く速いです.

ダンロップ(3つ目の赤丸)
2ヘアを立ち上がって,ダンロップの進入まではB18C(青)の圧勝.私(緑)のアクセルONが少し遅れたせいもありますが,3速に入った領域でチギられてます.なお,先輩は進入でチョンブレをしているのか,ターンインしてからは逆転して一矢報いています.

80R(4つ目の赤丸)
ダンロップを抜けた後も,リアが落ち着くのを待ってから先輩は踏んでいるようですが,それなのに,あっさりとB18C(青)に追いつかれます.最終的にはブレーキングポイントの違いで再逆転出来てはいますが,B16A(緑)の4速に入れた領域の伸びの鈍さは何とかしたいですね・・・.

バックストレート(5つ目の赤丸)
B18Cの加速力が炸裂! 2速までは何とかB16A(緑)もついていけますが,3速,4速,(B18Cのみ)5速とシフトアップする度にグングン引き離され,8km/h近い差をつけられます.

ホームストレート(6つ目の赤丸)
最終コーナーがやっぱり遅い私のドライビング(緑)に嘆きつつ,それと引き換えに手に入れたトップスピードを使って挑んでみましたが,これだけ踏み始めのポイントが違うにも関わらず,結局,ゴールライン手前でB18C(青)にかわされます・・・.

追い掛けられた時の車載を見れば一目瞭然ではあるのですが,どんなに立ち上がりを重視しても,やっぱり全開で踏める領域ではB18Cに歯が立ちませんね・・・.


では,続けて,今度はB18C(青) vs K20A(緑).



1コーナー(1つ目の赤丸)
いきなり9km/hもK20A(緑)が上回ってきます.もうこの時点で格上感が満々ですね・・・.

1ヘア(2つ目の赤丸)
先輩(青)が少し抑えて走っているとはいえ,S字の2個目を過ぎても「まだ伸びるのか!」というくらいK20A(青)はスピードが出ています.その差,実に15km/h!

ダンロップ(3つ目の赤丸)
2ヘアを抜けてからの加速力は全くのイーブン.ここはB18C(青)が健闘しています.最終的にダンロップの進入で8km/h近い差は出ていますが,B18C(青)も踏み続けられれば同じ速度までいけそうです.ただ,履いているタイヤの太さが違うので,FD2(緑)の方が旋回速度が有利な点は考慮しないといけません.

バックストレート(4つ目の赤丸)
トップスピードはK20A(緑)に軍配が上がりますが,注目はブレーキングを始めるまでの加速力.何と150km/h付近まではB18C(青)の方が上です! 150km/hを超える直前でB18C(青)は5速に入れていると思われますが,これでようやくK20A(緑)が互角に持ち込む感じとなっています.


以上,筑波ならではの加速力比較でした.

今回,立ち上がり重視のラインをとって抵抗してみましたが,驚異的なB18Cが相手だと,B16Aでは全く勝負になりませんね.このB18Cの驚異さは,格上であるはずのK20Aに対しても余裕で食らいついている点です.これで,もう少しリアが安定させ,太いタイヤを履き,アクセルを躊躇なく踏める状態を作り出せば,FD2も食えるんじゃないかと思います.いやはや,末恐ろしいポテンシャルです・・・.

では,最後に,その驚異的なB18Cの加速力を動画でご覧下さい.


Posted at 2017/11/18 09:37:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記
2017年10月20日 イイね!

FD2 vs EF8 その③

FD2 vs EF8 その③事前のシミュレーションで7秒差だったFD2.ウェットコンディションであればパワー差も少しは縮まるか?という事でロガーを貸してデータ取らせてもらいました.

今回FD2の方は,2年越し(?)の公約をようやく果たしてニュータイヤ(RE-71R)を投入.今年に入ってワンランクレベルが上がった感のある某FD2との決戦に挑むようです.

ミニサーキットであれば何とか追走も試みるのですが,さすがに国際コースでは速度レンジがEF8と違い過ぎ,またウェットコンディションでヒヨるようなドライバーでもないので,追走動画はありません・・・.


それでは,まず,実際の差がどれくらいだったのか?をLAP+の比較動画でご覧下さい.



はい.圧倒的ですね! タイム差は・・・,

 FD2 ・・・ 2'33.790
 EF8 ・・・ 2'44.696 (+10.906)

という事でパワー差が縮まるどころか,余計引き離されました.


通常であれば車速のデータで細かく分析するのですが,これだけ差があると比較にもならないので,今回はライン取りの方で分析してみます(赤:FD2 青:EF8).

①1~2コーナー
1コーナーの進入速度は,EF8が152km/hであるのに対し,FD2は167km/h.ブレーキングポイントは,この車速差なのでEF8の方が僅かに奥でした.



EF8の車載で確認すると,ブレーキングポイントは大体130m手前くらいでしょうか.



ライン取りは大きく異なりますね.FD2(赤)の方は1コーナーのクリップを無視して1コーナーのアウトで止めるような印象です.こちらの方が2コーナーに向けて早くアクセルを全開に出来ますし,2コーナーの立ち上がりはEF8(青)と同じラインになるので,こちらの方が正解でしょう.


②3~4コーナー
ここも進入速度は,EF8が140km/hであるのに対し,FD2は164km/h.同じく車速差があるのでEF8の方がブレーキングは奥です.



1コーナーと同じく,ブレーキングポイントは130m手前といったところでしょうか.



多少のズレはありますが,ここは,ほぼラインが同じですね.


③5コーナー
進入速度は,EF8が154km/h,FD2が167km/h.この3つのストレートの中で最も差が小さいですが,これは4コーナーの立ち上がりから踏めているからでしょうか?



ブレーキングポイントはちょっと分かりづらいですが,150m手前くらいでしょうか.5コーナーは出口がタイトなので速度を落とすために手前から踏んでいるのだと思われます.



FD2(赤)の方がしっかりとアウト側から進入しているのに対し,EF8(青)は中途半端な位置からターンインしています.この差が立ち上がりで全開に出来るポイントの差として表れており,このコンディションでも幅をしっかり使えるのはドライバーの腕の差ですね.


④S字カーブ
私にとって,もてぎで一番好きなコーナーなのですが,このコンディションでは楽しめず,本当に残念です.手前に川があるので,そこを渡ってからのブレーキングとなりました.



ブレーキングポイントは,ほぼ100m手前.進入速度はEF8が140km/h,FD2が148km/hといったところです.



ここはFD2(赤)のラインが非常にきれいです.EF8(青)の方は進入でアウトに寄せれていませんし,1つ目のコーナーで突っ込み過ぎています.走行中は突っ込んでいる意識はあまりなかったのですが,挙動が乱れるのを嫌って早めにアクセルを入れていたのでアンダーを誘発していたのかもしれません.


⑤V字コーナー
ここは,ちょうどブレーキングを開始するポイントに川が流れているので,非常に神経を使いました.



ブレーキングポイントは70m手前ぐらいでしょうか.EF8が121km/h,FD2が134km/hです.



EF8(青)は川を嫌ってアウトに寄るタイミングが遅いですが,そこから大きめにステアリングを切り込んで行くのでインに寄せるのは早いです.ただ,これが寄せ過ぎとなってラインを苦しくしてしまい,立ち上がりはアウト側まで目一杯使っています.


⑥ヘアピンカーブ
GT6でも苦手だったコーナー.



ブレーキングポイントは110m手前.ドライであれば3速 or 4速で悩んだのでしょうが,このコンディションでは3速一択でした.EF8が130km/h,FD2で138km/hです.



ここは奥にクリップをとって,少しインを開け気味に進入したかったのですが,出来ていませんね・・・.FD2(赤)のラインが理想的です.


⑦90°コーナー
ダウンヒルストレートエンドの最も度胸が試されるコーナーです.



何とか150mまで頑張ろうと思いましたが,やっぱり恐怖感が強いので,ほぼ200m近辺からブレーキング.ロガーで見るとFD2も同じくらいのポイントで,車速はEF8が172km/h,FD2が184km/hでした.



EF8の方が少し切り込みが遅いですが,立ち上がりに差がないので同じラインと言って問題ないでしょう.


⑧ビクトリーコーナー



ドライであれば,色々なライン取りを試せるのですが,このコンディションだと選択肢はあまりありません.FD2(赤)がカクカクしたラインを描いていますが,これはセカンドアンダーブリッジでGPSを一瞬ロストしているせいでしょう.

余談ですが,今回,EF8は747Pro(LAP+),FD2はデジスパイスⅢで計測しました.他のサーキットだと概ねデジスパイスの方が精度が良かったのですが,こういうブリッジがあるところではLAP+の方が自然に補完してくれて,妥当なラインを描いてくれますね.デジスパイスにそういう機能がないのは少し意外でした.

話を戻して,今回,セカンドアンダーブリッジを抜けた左コーナーで,ちょうどインに切り込むポイントに川が流れており,何度も外に飛ばされました(DC2がスピンしてました).このため,私は進入で少しアクセルを抜き,飛んでもコースに残れるように意図的にインに寄せて走りました.FD2(赤)の方は「飛んでも気にしない!」そうなので,大胆にアウトから進入していますが,立ち上がりのラインに差はないですし,ボトムスピードもほとんど一緒なので,ここは安全策をとっても問題なかったと思います.


以上,比較結果でした.

全体的に言えるのは,「やっぱりパワー差が顕著に出るなぁ~」と(笑).ストレート1本で10km/h以上離されたら,やっぱりついていけません・・・.ブレーキングの面では,こういうコンディションではABSの恩恵が大きく,ABS(ALB)のないEF8では,かなり神経を使ったブレーキングを強いられました.それでも車速と重量の差の分だけFD2よりもブレーキングを遅らせ,飛び出す覚悟でチャレンジした1回以外はミスをしなかったのですから,その点は良くやったと思ってます.

ライン取りの面では,全体的にFD2の方がコース幅をきっちり使って,立ち上がり重視のきれいなラインを描いています.V字にターンする事が得意なスタイルとコースレイアウトが合わさって,非常に気持ち良く走っているのがデータからも分かります.車両の安定感というのも要因の1つとは思いますが,FD2のドライバーが車速レンジが上がろうとも,コンディションが悪かろうとも,持てる性能を十二分に引き出して走っている点には,素直に敬意を表したいと思います.


なお,FD2対決は,この動画の先頭走ってる方の勝利でした!

Posted at 2017/10/21 20:21:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記
2016年10月30日 イイね!

AP2 vs EF8

AP2 vs EF8先日の日光では,DIREZZA CHALLENGE 2016のファイナリストであるAP2乗りに,後方からEF8の走りを撮影して頂きました.

実力的には2秒近い差があるので,引き離せるとは全く思っていませんが,それでも,ここまでピッタリとついて来られるとは思いませんでした.どのコーナーでミラーを見ても真後ろにいるので,プレッシャーが凄まじかったです.

ちなみに,この日はベストがFD2に後ろにつかれた時(42.672),セカンドベストがAP2に後ろにつかれた時(42.676)と,追い込まれないと実力が出せない自分のメンタルが少し悲しくなりました・・・.

それでは,同一周回の前方カメラ(EF8車載)と後方カメラ(AP2車載)をご覧頂きましょう.

【前方カメラ】



【後方カメラ】



①1コーナー
107.4km/hで進入→ブレーキングを開始しており,私としては上出来な方です.
であるにも関わらず,この(↓)差が・・・,



ここ(↓)まで詰まります.



F22CとB16Aのパワー差(進入速度)は勿論ありますが,200kg近くEF8の方が軽いのですから,もう少し逃げられても良い気がします.AP2乗り曰く「かなり小さく回っている」との事なので,もう少し緩くブレーキングをして,なるべく車速を殺さずにクリアするべきなのかもしれません.私が1コーナーで強めにブレーキングしている理由は,ここで3→2速へシフトダウンするため(短期間に回転落とさないとレブに当たる)なので,やはり1コーナーを通過してからシフトダウンするような形が良さそうです(といっても,私にとって,それは凄く難しいのですが・・・).


②2コーナー


後方カメラの方で聞くと良く分かりますが,1~2コーナー間でEF8はアクセルコントロールしているのが分かります.この点からも1コーナーのブレーキングを早く終わらせ過ぎているのが窺えます.

一方,EF8を運転している側としては,リアがここで流れたがるのを抑え込むために,アクセルを入れて前後バランスをとっているのですが,そもそも"バランスをとる"という事は限界でコーナリングしてない訳で,AP2には完全にここで追いつかれてます・・・.


③3~5コーナー


4コーナーの立ち上がりはFRが苦手な領域(リアが出やすい)なので,アクセルベタ踏みで抜けられるEF8が,ほんの少しだけ引き離せてます.


④6コーナー


EF8に乗っている側としては,リアが急激に流れて,向きがかなり変わっている認識なのですが,外から見ると,そんなに大袈裟に滑っている訳ではないですね.ただ,AP2乗りがステアリングを切り込み始めた段階でEF8の側面(ドア)が見えているので,車体の向きは大分変わっているようですが.


⑤7コーナー


AP2乗りに軽くカウンターを当てさせる程度には逃げれているので,EF8の旋回速度もまぁまぁなんだと思いますが,ミラーで見てると,タイヤも滑らさずに軽がるとついて来られたので,必死にアクセル踏んでる私としては「これでも離れないのか!」という気分でした・・・.ちなみに,EF8はコース幅が使い切れてないので,ここは要改善です.


⑥8コーナー


先程と同じく後方カメラの音声を聞いて頂くと良く分かりますが,酷い排気音.アクセルを踏みたい!→けど,怖い・・・を繰り返しているのが分かります.これじゃ,車速が落ちるのは当然なので,もっと自信を持って踏んでいけるセッティングにしないと,やはりダメですね.


⑦9コーナー


EF8が姿勢を乱す事なく,8~9コーナーをきれいにつなげて立ち上がれているのは好材料です.9コーナーの出口ではほんの少しだけAP2を引き離せてます.
(立ち上がりの鼻っ面をEF8に抑えられて,アクセルが踏めなかっただけかもしれませんが・・・)


⑧10コーナー


AP2のブレーキング時の音はABSでしょうか? ここで一気に差を詰められています.バックストレートで手加減してもらっているとはいえ,ブレーキング開始時にはEF8も少し逃げられているので,ブレーキングが早いという訳でもないようです.後方カメラの映像を見ていると,私が見ても「えっ!? まだブレーキ踏むの?」と感じるので,速度を落とし過ぎなのかもしれません.ただ,EF8に乗っている側としては,これより高い速度で旋回を開始するとフロントが逃げる感触があるので,タイヤの太さの差なのかなぁ・・・とも思います.
(ちなみに,このAP2は255/40R17です)


⑨11コーナー~ホームストレート


アタック開始時は多少AP2を引き離せてましたが,これを見ると全くそんな事はないですね.コーナリングもストレートも手を抜いてもらっているのが明らかです・・・.


やはり,外から自分の走りを見れるのは新鮮ですね.手を抜いてもらているとはいえ,AP2を引き離せるポイント/引き離せないポイントは,今後のセッティングに非常に役に立ちます.コース幅の使い方やブレーキングの仕方等,ドライビングの面でも改善すべき点が見つかったので大変勉強になりました.有難う御座いました.
Posted at 2016/11/05 21:58:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記
2016年07月25日 イイね!

GRB vs EF8 その②

GRB vs EF8 その②昨年,本庄で2秒以上差をつけられたGRBを,日光に引っ張り出して挑んでみました.

本庄に比べれば全開区間が圧倒的に少ないので,少しは競れるかと思いますが,ここで見かける4駆ターボ勢は40~41秒台を軽々と出してくるので,クルマの性能をきっちり引き出されると,また同じ目に遭いそうです.

ただ,GRBのドライバーは日光を走るのが10年振りというハンデがあり,コース習熟度の差でクルマの差を補えれば・・・.


早速,LAP+での比較結果です(赤線:GRB 青線:EF8).



全体的には大きな違いはありませんが,4コーナーや12コーナー等,タイトコーナーで切り返した際に,EF8の方が小さく回れています.この差はホイールベースの差か?とも思ったのですが,2コーナーの進入では反対にGRBの方が小さく回り込めており,フロントに荷重が乗っていればEF8以上の旋回は出来るようです.

とすると,このGRBはコーナー出口でパワーを掛けていった際にアンダー傾向になるセッティングのようです.


続けて,細かく見ていきましょう(緑線:GRB 青線:EF8).




まず,1コーナー(1つ目の赤丸).
さすがにストレートでの加速勝負では,圧倒的に差をつけられます.最終コーナー(一番右端の赤丸)を見てもらえれば分かりますが,2速で加速している間は,ほぼ互角であるものの,3速に入れてからは勝負になりません.1コーナー進入時の速度差はGRBが6km/h上回っており,ここから2コーナーの進入までで0.1秒離されます.

2~4コーナーは,走行ラインでは差がありましたが,車速で見ると全く互角です.

続けて,6コーナー(2つ目の赤丸).
ボトムスピードは大差ないですが,EF8の方が早くアクセルを全開に出来ており,クルマのセッティングとコース習熟度の差が表れています.この差でEF8が逆転し,0.4秒前に出ます.

そのまま,8コーナー(3つ目の赤丸).
ここでまたターボパワーが炸裂.6コーナー出口から7コーナーを抜けてEF8が3速に入れる頃には,GRBも同じ車速に達し,8コーナー進入時点では9km/hも高い車速で飛び込みます(これで0.1秒差が詰まって,0.3秒差).

急減速の9コーナー(4つ目の赤丸).
進入の車速が高い点,ドライバーがコースに不慣れな点の相乗効果かもしれませんが,GRBは急減速してボトムスピードがEF8より8km/hも低いです.これで差が一気に広がり,0.6秒差となります.

追いすがるバックストレート(5つ目の赤丸).
またも300PSのパワーが炸裂.あれだけコーナー出口が遅かったのに,ストレートエンドではGRBの方が車速が3km/h高いです.しかし,EF8がコーナー出口で稼いだ分により,差は全く詰まりません.

苦手な10コーナー(6つ目の赤丸).
ほぼ同じタイミングでブレーキングを開始していますが,さすがに重量差がある分,GRBの方が止めるのに苦労しています.ライン的には差がありませんが,逆に言うと同じラインを走るためにGRBは9km/hも余計に車速を落とす必要があるという事で,これにより差は詰まらず,EF8が0.6秒のリードを維持してゴールラインを通過する事になります.


所々でGRBは4駆ターボの加速力を見せつけてくれますが,車重が重い分,ブレーキングと高速コーナーでの旋回を苦手としているようです.ストップ&ゴーが続く本庄では,この苦手となる部分が現れないので,パワー差を活かしきって2秒もの大差をつけられましたが,コーナリングスピードが問われる日光では,EF8の方が有利だったようです.

走行後のGRBのタイヤを見せてもらいましたが,前後輪共にショルダー部分がかなり削れており,酷いアンダーに悩まされていたようです(実際,コースアウトするシーンも度々見られました).


前述の通り,日光で見かける4駆ターボ勢はとんでもない速さなので,「今の4駆はよく曲がる」と勝手に思い込んでいましたが,今回のGRBの姿を見ると,今まで見てきた4駆勢は,各ドライバーが走り込んで,セッティングを煮詰めて(努力して)出した結果なのだという事を改めて実感しました.


Posted at 2016/07/29 23:59:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記

プロフィール

「未来のディーラー展示 http://cvw.jp/b/1684331/48757559/
何シテル?   11/10 00:11
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,B18C搭載のCR-XにB16AのCR-Xで挑んでいます. TC2000 1'07.4/TC1000 ...
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