
8/10の本庄は会社の同僚と行ったので,自分が走らない時間帯はGPSロガーを付けさせてもらってデータ計測を行いました.
写真のSE3Pとは,'13/12の本庄,'15/4の山梨(タイトル写真はこの時のもの)と過去2回走った事があり,いずれも0.5秒以上差をつけられて負けています.SE3PとEF8では車格が違うようにも思えますが,SE3Pの馬力は実測210PS程度というのが有名な話だそうで,それを加味してパワーウェイトレシオを比較すると,意外とEF8とは良い勝負になります.
SE3P :1310kg / 210PS = 6.24
EF8 :1010kg / 160PS = 6.31
それでは,LAP+による比較結果です.
(赤線がSE3P,青線がEF8です)
(緑線がSE3P,青線がEF8です)
メインストレートでの加速はほぼ互角.タイム差も0.05秒しかついていません.
これは後述する最終コーナーの立ち上がり方のおかげのようです.
第1ヘアピンのブレーキングはほぼ同時であるものの,ラインは随分違います.
直線でブレーキを終わらせてターンインするEF8に対し,エイペックスに向かって斜めに入り荷重を残して曲がるSE3P.ヘアピン脱出時の車速・ラインはほとんど変わらないので,良い/悪いといった差はないのですが,FR/FFの乗り方の違いなのでしょうか.
続けてバックストレート.ここの加速はSE3Pの圧勝で0.4秒も引き離されます.
その先の第2ヘアピン.ショートホイールベースの利点を活かし,EF8はタイトに小さく回って0.1秒まで差を詰めます.ところが,立ち上がりの加速で再び引き離され,S字後のR13コーナー手前では元の0.4秒差に戻されます.
しかし,そのR13コーナー立ち上がり.同じタイミング・ラインでブレーキングして旋回すると,いかにFRと言えども小回りは出来ないようで,外にはらむSE3Pに対してEF8は小さく回って0.2秒詰めます.
ここから先のシケインは,FRが最も神経を使うポイントなので,踏めないSE3Pに対して真っ直ぐ突っ切るEF8の方が圧倒的に速く,逆転して0.3秒,EF8が前に出ます.
そして最終コーナー.シケイン2つ目からの僅かな加速区間でSE3Pに一瞬で追いつかれ,差はほとんどなくなりますが,EF8の方がワイドにアプローチしている分,立ち上がりのアクセルONが早く,0.1秒差で逃げ切れました.
・・・という事で,3回目にしてようやく一矢報いる事が出来ましたが,SE3Pのドライバーが1年半振りの本庄という事を踏まえると,コースの習熟度的にはこちらが有利であり(私は3ヶ月振り),次もう1回やったら負けそうです.
それにしても,さすがはパワーサーキット.
300kgの重量差もお構いなしで,加速勝負に持ち込まれると全く歯が立ちませんね・・・.
Posted at 2015/08/12 16:18:46 | |
トラックバック(0) |
XXX vs EF8 | 日記