
約2ヶ月にも及ぶフロントセクションの大改修が終わり,先週,EF8を引き取ってきました.
引き取って早々,自身のつまらないミスで翌日再入庫する羽目にはなりましたが,それも怪我の巧妙で一加工して頂けましたし,週末にいくつか気になった点をDIY(
隙間埋めと
磨き)で処理して,ようやく一段落といったところです.
さて,今回行った改修は,ドナー車(EF7)からごっそりフロントセクションを移植するというもので,移植したのはざっくり言うと写真の赤線より前の部分全てです.
この"全て"という部分には,ラジエターやエアコンのコンデンサーは勿論の事,ヘッドライト,左右のフェンダー・ボンネットの先端部分も含まれています.但し,EF7のボンネットとラジエターはノーマルだったため,別途新品を購入し,移植はしませんでした.
(移植のため,部品取りされた後のEF7の姿はこんな感じ)
基本的にはメンテナンス目的の改修であり,サーキットでの走行性能向上が主目的ではありませんでしたが,そんな中でもいくつかアップデート要素を仕込む事が出来ました.
①
フロントフレームバー
昨年フロントとリアにそれぞれ施行してもらったのですが,効果抜群で,足がきっちりと動くようになって,感動するくらいでした.前回はタワーバーくらいの太さでしたが,今回はロールバーくらいの太さに直径がアップ.より剛性感が増しました.
②
FRPボンネット
ウェットカーボン→FRP製へ変更.綾織りのカーボン柄も良いですが,個人的にはボディ同色の方がしっくり来るので,以前のモノはクリア層が白濁した時点で塗装していました.しかし,「ドライカーボン製ならばともかく,ウェットカーボン製は強度を出すためにガラスマットを裏側に貼ったり,樹脂を厚くしたりするので,塗装するならトータルではFRPの方が軽い」とアドバイスをもらい,FRP製に変更しました.
③
エアロキャッチ
これまで私が出していた車検場では,むき出しのボンピンでも可だったのですが,社会の風潮に従って次の車検からNGとなるアナウンスがあり,格納型に変更.
最初にボンネットを交換した頃は,まだむき出しのタイプが主流だったため,選択肢に上がっていませんでしたが,デザイン的にはこちらの方がすっきりしますし,冬場のアイドリング時におけるボンピンのカチャカチャ音もなくなります.
また,その名の通り,ボンネットの平滑化による空力面での効果は,極めて微小ながら期待したいところです.
(日光はともかく,TC2000以上の車速の高いサーキットなら意味があるでしょう)
④
ラジエター
あれだけサーキットを走り回っていたにも関わらず,失念していて,実は4年以上もLLCが無交換でした.
ホース類は昨年のうちに交換しましたが,ラジエターの中はどうしようもなく,気になっていました.
サーキットでは水温100℃を保っていたので,致命的な性能低下はなかったようですが,気にはなっている部分だったので,これも新調となりました.
EF8を引き取った後,そのまま3時間程度,市街地・高速を走りましたが,全体的に剛性感が増してボディが引き締まった印象を受けました.ただ,それは重量増による安定感かもしれず,やはりサーキットで試してみないと分かりません.
走れなかった2ヶ月間,下記の動画を見ながら荷重移動を研究した成果も踏まえ,再び日光サーキットへ向かいたいと思います.
Posted at 2016/02/08 01:37:51 | |
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アップデート 20XX | 日記