
先日のTC1000の走行会では,ゲストドライバーにドライダーの宮城光さんが来られていました.
当初は久方振りのTC1000という事で,自身の練習が最優先と思って同乗走行を申し込まなかったのですが,午前中のセッションで既にタイムが頭打ちとなり,ブレイクスルーの手がかり欲しさに,既に帰り支度をされていた宮城さんに無理を言って,最終セッション手前で同乗をお願いしました.
現在悩んでいるのは,低速コーナーでの向きの変え方の事で,これがEF8のセッティングによるものなのか,ドライビングによるものなのかを見極めるためにお願いしました.
・・・というのも,前回日光を走った時に,同じ理由で
FD2乗りにEF8に乗ってもらったところ,こんな事が起きました.
そして,その結果がこのタイヤです.
ご覧の通り,見事なフラットスポットを作られた訳ですが,FD2乗りに言わせると「ブレーキが効き過ぎ.このパッドでよくタイムが出せるな・・・」だそうです.
確かに
CC38に変えてから,「少し効きが強いなぁ・・・」とは思い,15インチで走るとロックしないようにコントロールする必要はありましたが,
車高を下げて16インチで走っている時は気にならなかったので,そのままにしていました.
ただ,この"気にならない"というのが,実は「"きちんとブレーキング出来ていない(=フロント荷重を作れてない)"という事なんじゃないか? これが低速コーナーで苦戦している理由じゃないか?」というのが頭に残っていました.
さて,それではプロの走りです.
横に乗っていて,最も印象的だったのが最終セクションの向きの変え方で,車速を維持したまま,リアをきれいに流して立ち上がっていく様は,まさしく描いていた理想像です.前後左右のG変化も穏やかで,摩擦円の淵をきれいになぞっているかのようでした(足元のペダル捌きが見えないのが本当に残念!).
宮城さんのコメントは,「元のバランスを崩す事なく,クルマ全体をレベルアップさせたような印象.コーナーできちんとリアが動くし,乗ってて楽しい」とお褒め頂きました.そして,問題のパッドに関しても「全然問題ない.走行中1度もロックしなかったし,これで十分だよ」との事でした.
つまり,FD2乗りのブレーキングに問題があるという事ですかね(苦笑).
(まぁ,FD2は頭の良いABSが付いてますし・・・)
それはさておき,同じEF8でもドライビングの仕方で動きが全く違うというのは,非常に貴重な経験でした.まだまだドライバー側でやれる事があるのを痛感しましたので,「練習あるのみ!」で研鑽に励みたいと思います.
Posted at 2016/03/19 16:14:30 | |
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