
シミュレータでトレーニングするつもりが,レーシングカーとの
比較インプレみたいな結論になってしまったため,気を取り直してドライビングの話.
先日,
シミュレータのトレーニングの実演を見ていて,一番興味深かったのがペダル開度,すなわちブレーキ踏力の抜き方の話です.
「踏力の立上げは素早く,踏力を抜く時はじんわりと」というのが一般論ですが,私はコーナー進入時にブレーキを残したまま入るのが好きではないので,踏力の抜き方がきっと雑なんだろうなぁ~と思っています.しかし,実際どんなペダルワークをしているのかは,なかなか容易に確認出来ません・・・.
そこで,シミュレータを使ってペダルワークのデータを計測してみました.
まずは,日光で私が確実に残すブレーキをしているであろう6コーナーです.
中央赤丸の部分がブレーキ踏力です.比較対象がないので,この踏力の立ち上げ方が遅いのか速いのか分かりませんが,一直線にピークまで踏力を立ち上げられていない点からすると遅いのでしょう.一方,踏力を抜く方は,多少デコボコしていますが,コントロールしている素振りがあります.
シミュレータのブレーキペダルは実車に比べると,多少固いので,踏力の立上げが遅れるのは想定していましたが,ペダルが固かろうとも踏力を抜く側で,それなりのコントロールをしている点は正直意外でした.
それでは次に,フルブレーキングする10コーナーを見てみます.
先程と比較すると,一直線に最大値まで踏力を立ち上げており,その後も踏力をキープしています.ドライビング中も,かなり力を入れて目一杯ブレーキペダルを踏みつけていたので,これ以上早く踏力を立ち上げるには筋力アップが必要です・・・.
しかし,このデータで気になるポイントは,赤丸の谷状の部分.これは一番下のスロットルを少し開けている点からヒール&トゥで3→2速にシフトダウンしたポイントだと思われます.つまり,ヒール&トゥで踏力が変わってしまっているという事で,これはいただけません(単純に下手っぴです).
ブレーキペダルの上にある減速Gも谷状になっていますので,クルマの姿勢が完全にギクシャクしていると思われ,要改善です!
最後の踏力を抜くシーンでは階段状になっており,スパッと抜くよりは多少マシなのでしょうが,6コーナーに比べると2段階でしかコントロール出来ておらず,一言で言うと「雑」だと言えます.
以上より,自身のブレーキングに関する残念な技量が大変良く分かりました.データではっきりと修正点が示されたので,あとはシミュレータなり,実車なりで数をこなして改善していきたいと思います.
Posted at 2017/01/31 01:19:57 | |
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