
ようやく69秒の壁を破り,自己ベストを更新した
TC2000.
昨年の
TC1000に続くベスト更新ですから,本来は素直に喜ぶべきなのでしょうが,プロは更に上の世界にいて,私はまだEF8のポテンシャルを全て引き出せていないと思うと,悔しい気持ちの方が強いです.
・・・という事で,今回もプロとの比較を行いながら,何がまだ足りないのかを分析していきます.
まずは,LAP+による比較です(緑:プロ 青:私).
大分,プロの波形に近づいてきました.1コーナー出口~1ヘアまでは互角(=ほぼコピーは出来るようになった),ダンロップはプロに乗って頂いた時よりもEF8が仕上がっている事もあり,今回の私の方が上.80R~2ヘアまでもプロと互角という事で,劣っているのはホームストレート(+0.3秒)とバックストレート(+1.0秒)のみ.
・・・アレッ? ストレートだけ遅いって事は,ひょっとして単純にパワーが落ちているだけなの??
確かにホームストレートエンド(1つ目の赤丸)で2.9km/h,バックストレート(3つ目の赤丸)で4.8km/h遅い.プロに乗って頂いた時とギヤ比・タイヤ外径は一緒で,エンジン周りにも特に手は入れていない.確かに毎月のサーキット走行でエンジンにヘタリを感じるのは事実ですが,本当にそうなのか??
いやいや,きっとまだ理解出来ていないプロのテクニックがあるに違いない・・・という事でバックストレートの始まり,2ヘアの立ち上がり(2つ目の赤丸)に着目してみました(赤線:プロ 青線:私).
2ヘアの進入からターンインまでのラインは変わりませんが,クリップの手前,恐らくブレーキをリリースするポイントでのクルマの向きに大きな違いがあります(プロ=赤線の方がインを向いている).
画像でも確認してみましょう(上:プロ 下:私).
ちょっと分かりにくいですが,2ヘア外側のポストの位置に注目して下さい.プロはポストから離れていく方向を向いています(ポストが画面半分より左側)が,私は近づく方向を向いています(ポストが画面半分より右側).ポストに近づく=アウト側という事ですから,ここからもクルマの向きが外を向いている事が確認出来ます.
また,舵角も大きく異なり,プロは完全に切り込んだ状態であるのに,私はステアリングを戻すような状態となっていました.但し,これには1つ理由がありました.
私のベストラップ時,2ヘア手前にスローダウンしたS2000がいました.上手く避けてくれているので全く邪魔ではないのですが,やはり多少は意識がそちらに行ってしまうので,無意識のうちにアクセルを緩めています(全開で踏み切れてない).
そして,経験則上,私自身がそういう反応をしてしまうであろう事は予想がついているので,アクセルを緩めた分だけ意図的にブレーキング開始のポイントを遅らせ,帳尻を合わせるようにしています.
この結果,ブレーキング時にフロントへの荷重移動量が多過ぎ,リアの荷重が抜けてインに巻き込む挙動を示します.技量があれば,その動きを利用してクルマをイン側に向けつつ,アクセルを入れて弱アンダーを誘発しつつ,ゼロカウンター状態で立ち上がるのでしょうが,「まだ狙いの速度まで落ちてない」と思っている私はブレーキから足を離さず,舵角を緩めて(微小なカウンターを当てて),インに巻き込む動きを止めてから再びステアリングを切り込んでいきます.
一連の操作を動画でご覧下さい.
このインに寄せる→インに寄り過ぎる→アウトに逃げる→再びインに向ける・・・といった操作の結果が,先述のプロとのラインの差(クルマの向きの差,アクセルONの早さ)となって表れ,この後,437mのバックストレッチで1秒もの差を生んでいるようです.
以上より,今後のドライビングの改善点としては,以下が挙げられます.
①ブレーキング時の荷重移動で,自由自在に狙ってイン巻き挙動を作れる.
②イン巻き挙動を起こした時にステアリングでコントロールするのではなく,アクセルでコントロール出来る.
う~ん・・・やっぱりジムカーナで練習しないとダメかな?
Posted at 2018/02/13 02:15:14 | |
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筑波サーキット・コース2000 | 日記