
SLYでの
オレさまFD2の走りを見ていて,「やっぱりFD2ってアンダーが強いクルマなんだなぁ~」と再認識しました.
ただ,どんなにアンダーが強くとも,進入をしっかり我慢して,コーナー脱出時の加速力に全てを賭ければ,それを軽々と補えるだけのパワーと直進安定性がある事も認識しました.
「性質が真反対とも言えるEF8で,このクルマの相手をするのは,やっぱり苦しいよなぁ~」なんて思っていたのですが,この相手を軽々と追い回すEF8の存在を思い出しました.
「やっぱり,先輩はスゲェなぁ~」と動画を見返していると,3:40辺りの1ヘアのコーナリングが目に留まりました.
先輩の得意ワザである「サイド要らずのジムカーナターン」を繰り出しているシーンなのですが,惜しくもタイヤのグリップ不足でゼロカウンターとはならなかったものの,きれいに決まればFD2の加速力についていけそうな雰囲気を感じました.
「このワザは身に付けるべきかもしれない!」と思い,早速TC1000へと向かいました.
このワザのポイントは,ターンインでリアを滑らせるのは勿論の事,そのスライドを継続させて,ゼロカウンター状態のまま向きを変える事です.加えて,ブレーキリリースとアクセルONのタイミングが重要で,タイミングが遅れて向きを変え過ぎてしまえば失速し,タイミングが早過ぎてフロントの荷重が逃げてしまえばステア再度切り足す必要が出来てしまいます.
つまり,フロントの荷重を絶妙にコントロールする腕が必要になるという事です.それではトライしてみましょう.
1回目
ブレーキリリースが早過ぎてフロントの荷重が抜けてしまい,ステアリングを切り足しています.⇒ 失敗!
2回目
かなりいい感じですが,まだステアリングの切り足しが残っていますね.⇒ 失敗!
3回目
ステアリングは良い感じですが,アクセルの踏み増しが少し雑かも・・・.⇒ 及第点??
さぁ,何となく盗めた気がしたので,このイメージが残っているうちに1LAP纏めて,タイムを出しに行きます!
う~ん・・・.タイミング悪く1ヘアで被っちゃいましたが,ワザは盗めた・・・の・・・かな??
LAP+で自己ベストと比較してみましょう(青:今回 緑:自己ベスト).
1ヘア(赤丸)はきれいにV字のラインを描けているので良さそうに見えます.自己ベスト時(緑)の段付きの方が立ち上がりの瞬間は0.05秒速いものの,その後,2ヘアまでの区間タイムは今回(青)の方が0.05秒速く,トータルで見れば,ほぼイーブンです.但し,2ヘア進入の速度が今回の方(青)が2km/h近く低いのに,それでもタイム差がないという事実は,今後,外気温ブーストによって更に縮まる可能性を秘めているとも言えます.
(話が逸れますが,1コーナーの進入速度がほぼ同等なので,遂にLINKが真価を発揮し始めている気配もあります)
さすがは先輩が得意とされるワザ.一朝一夕で簡単に盗めるワザではありません・・・.
まだまだ決まる確率は低いので,今後も引続き練習し,身に付けていきたいと思います.
Posted at 2018/10/15 23:20:04 | |
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筑波サーキット・コース1000 | 日記