
引続き
鈴鹿ネタ.今度はEF8の先輩との比較です.
3年前は,先輩に西ストレートで発破を掛けられ,追い掛けてみたものの,小さくなっていく姿をただ見送るだけでした(当時のタイム差は以下の通り).
先輩 ・・・ 2'46.426
私 ・・・ 2'46.884 (+0.458)
先輩のEF8は当時に比べ,富士対策のエアロで武装はしているものの,TC2000用のクロスミッション搭載により,トップスピードが伸びない(180km/hで頭打ち)という大きなハンデを背負っています.
今回はコース上で遭遇する事が出来なかったので,互いのベストラップのGPSデータからLAP+上で競ってみます.意外とマッチレース気味になっている様子を動画でご覧下さい(赤:先輩 青:私).
結果は以下の通り.やはりトップスピードが伸びないのは大きかったようです・・・.
先輩 ・・・ 2'48.602
私 ・・・ 2'46.747 (-1.855)
それではLAP+で細かく比較してみます(青:先輩 緑:私).
1コーナー進入(1つ目の赤丸)
私(緑)が5速に入れるまでは先輩(青)が0.2秒リードしていますが,そこから頭打ち,レブに当てないようにアクセルコントロールしている先輩を後目に私(緑)は188km/hまで車速を伸ばし,1コーナーのブレーキングの時点では反対に0.2秒の差をつけてリードしています.
S字~逆バンク(2つ目の赤丸)
ギヤが合わず,3速と4速の間を行ったり来たりしてリズムに乗れない先輩(青)に対し,3速固定でラインの選択肢が広い私が8km/h近く高いアベレージでスイスイと抜けて行き,トータルで1.0秒の差をつけます.
ダンロップ~デグナー(3つ目の赤丸)
ダンロップを踏み抜くのにちょうど良いアンダーパワーの私(緑)は,調子に乗って更に差を広げ,遂に2.0秒もの大量リードを奪います.
ヘアピン~200R(4つ目の赤丸)
ここでクロスミッションの加速力が炸裂!
このセクションだけで2.0秒の差を一気に詰め,真横に並ばれてしまいます・・・.
スプーン(5つ目の赤丸)
私(緑)はボトムスピードを落し過ぎないよう心がけ,スプーンの出口で車速を乗せられるようなラインで,ひたすら逃げ,先輩(青)に1.0秒の差をつけます.
西ストレート(6つ目の赤丸)
4速~5速で伸びない私(緑)を後目に,先輩(青)は猛然と加速.早々と最高速(184km/h)に到達します.見る見るリードは縮まりますが,ホームストレートと比べても全く伸びない5速+B16Aに鞭を打って抵抗し,0.4秒の差は確保します.
シケイン進入(7つ目の赤丸)
目の前のクルマが気になって突っ込み切れない先輩(青)に対し,目の前がクリアな私(緑)は躊躇なく157km/hまで引っ張る事ができ,これで差は再び1.2秒へ拡大.
シケイン立ち上がり(最後の赤丸)
ここで私(緑)は,
昨年,茂原で菊池さんに教えて頂いたシケイン攻略法を思い出しつつ,上手くクリアして差をキープします.その後,先輩(青)が2→3→4→5速と慌しくシフトアップして猛追してくるのを何とか逃げ切り,1.8秒差で先にゴール!
いやはや・・・.こっちがどんなにコーナーで頑張っても,全開で踏める区間が15秒もあればアッという間に差を縮めて来るんですから,クロスミッションの加速力というのは恐ろしいものです.反対に5速全開(180km/h以上)の領域が5秒もあれば,例えB16A程度のパワーでも0.2秒づつは差を詰める事は出来ますから,踏み切れない先輩は本当にフラストレーションが溜まったでしょうね.ストレートの長さがちょうど180km/hに達するくらいで終わる距離だったら,恐らく1.8秒差をつけられたのは私の方だったかもしれません.
それにしても,私の西ストレートの伸びの悪さは一体何が原因なのでしょうね? 本当に酷いので,何とか原因を究明したいところです.
それでは最後に先輩のアタックラップです.
5速で吹け切って,存在しない6速を探そうとする左手が心情を表していると思います・・・.
Posted at 2018/10/24 00:14:33 | |
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