先月のカート大会で上手く乗りこなせなかったRX8.
やれる事がまだ残っているようなモヤモヤ感があったので,リベンジをしに再びF.ドリーム平塚へ向かいました.
先月一緒に走った上司曰く「平塚は気温が低過ぎてもタイムは出ない.エンジンの吹け上がりが良くなる分より,タイヤのグリップ低下の影響の方が大きい」との事.「その理屈だと,耐久の後半でタイヤが十分温まった頃合にベストが出せたのでは?」と返してみたら,「いや.コースのスタッフに聞いたら,タイヤの温度より路面の温度の方が影響が大きいらしい」だそうです.
だったら,路面温度がそこそこになる昼間に走った方がタイムが出るのか・・・?とも思いましたが,タイヤのグリップ云々の前にコース攻略をやり切っていない気もしたので,同じ時間帯に走る事にしました(=夜).
1セッション10周を3本走った結果は・・・,
1本目 ・・・ 33.931( 5号車) ← RX8での自己ベスト!
2本目 ・・・ 34.427(15号車) ← ブレーキの効きが悪かった
3本目 ・・・ 34.264( 5号車) ← やっぱり路面温度の影響大?
何とか1本目に33秒台を出す事ができ,早々と合格ラインには到達.2本目はホームストレートと1コーナーのラインを変えて伸び代を探ってみましたが失敗.3本目は第1ヘアピンのアプローチを変えてみましたが,こちらも失敗に終わりました.
続けて,33秒台に入れられた要因をLAP+で解析してみます(青:前回 緑:今回).
0.3秒上げられた要因を分析してみると,一番大きいのが1コーナーのブレーキング(1つ目の赤丸).前回(青)はリアが滑るのを嫌って30km/hまでボトムを落していましたが,今回はブレーキの踏み方やラインを変えてもリアが暴れる事が分かったので,ブレーキングで詰めるのを諦めてスタビリティ重視の早めのブレーキングで姿勢を安定させ,しっかりとクリップに寄せてクリアする事にしました.これにより0.2秒程度のゲインを得られています.
次に,
同僚との比較で分かったS字のブレーキング(2つ目の赤丸).前回(青)は姿勢を安定させるためにS字1個目の手前からブレーキングを開始していたのですが,今回(緑)は1個目の縁石の上でブレーキングを開始し,ワンテンポ遅らせました.これにより0.1秒のゲインを得られているのですが,ブレーキングを遅らせた事で第5コーナーへの姿勢作りが苦しく,出口で0.1秒を失っているため,効果の程は疑問です.
最後に第2ヘアピン後の第9コーナー(3つ目の赤丸).ここは偶然の副産物でもあるのですが,第2ヘアピンへのアプローチをミスってラインが苦しくなり,やむを得ずボトムスピードが下がった結果,早めに向きを変える事ができ,9コーナー出口を全開で立ち上がる事が出来ました.これにより0.2秒近いゲインを得られています.
総じて見ると,通常であればフルブレーキングするようなシーンでも,あまり頑張って突っ込むよりは,手前から緩いブレーキングで徐々に速度を落とし,安定した姿勢作りを優先した方が良いのかな~?と思いました.RX8はN35に比べると重量があり,エンジンもトルク型という特徴を踏まえると,コーナーで振り回すよりも,姿勢を安定させて,しっかりとトラクションを掛けた方がタイムが出るのかもしれません.
平塚においては,2つのヘアピンでどうしてもリアが暴れるので,「もう少しグリップが欲しいなぁ~」と思うのですが,目標だった33秒台には入れられたので,一先ず,今年はこれで満足しておく事にします・・・.
Posted at 2018/12/08 23:07:12 | |
トラックバック(0) |
レンタルカート | 日記