
続くオートサロンネタ.今回はタイヤ編です.
昨年はRE-12Dの発表が話題をさらいましたが,今年は事前にA052のラインナップ拡大とZestinoの販売終了~Z-REXブランド展開が先に発表されていたので,比較的大人しい印象でした.
ただ,「大人しい」と言いつつ,次の一手を匂わす動きは各メーカーのブースで色々と見られたため,以下に纏めておきます.
まず,DUNLOP.
そろそろZⅢSTAR SPECが出てきそうな頃合いですが発表なし.DIREZZA CHALLENGEが年々規模を縮小しているのを見ると,当面なさそうな気配も感じます.写真のβ04は,去年のβ03の記憶があったので「新作か?」と一瞬思いましたが,昨年6月に発表済みの製品でした.隣り合わせて展示されていたβ02には,EF8が履けるサイズが揃っているので気にはなっているのですが,このパターンを公道で履く気にはなれず,二の足を踏んでいるのが実情です・・・.
続けて,BRIDGESTONE.
RE-12DにTYPE Aが設定されました.面白いのはRE-05D TYPE Aの後継という位置づけで,07D>05D>12D>71Rという序列を崩してきました.単純に05Dと12Dを統合して05Dを廃止するシナリオなのかもしれませんが,ジムカーナ屋さんに言わせると「12Dは選ぶ理由がない(同じ価格帯なら05Dを選ぶ)」そうなので,それを踏まえての一手かもしれません.RE-05Dが回転方向指定だったのに対し,RE-12DはIN/OUT指定なので,こちらの方が多少お財布に優しいというメリットはありそうです.
最後,YOKOHAMA.
こちらは「ADVAN NEOVA CONCEPT(写真の左側)」が展示されていましたが,
パターンをよく見てみると,「まぁ,このデザインで売るはずがないな・・・」という感じでした.炎のようなデザインは格好良いかもしれませんが,接地面の剛性や排水性を考えたら理がないでしょうね.今回は単純にデザインスタディを展示しただけなのかもしれませんが,ショータイヤなら,
一昨年のモーターショーで展示していた「ADVAN CONCEPT(下の写真)」の方が,はるかに現実的でしたね.
説明員の方が「次世代NEOVAの開発はスタートしているが,最終的にA052より上の位置づけになるかどうかは分からない」と発言していたのを聞いて,「もしかしたら,サーキット向けはA052に任せ,次世代NEOVAはドリフト向けになるのか?(その為の派手なデザインか?)」とも思ってしまいました.
以上,今回のタイヤネタでした.
今年は,奇襲とも言えるA052のラインナップ拡大を受けて,RE-12Dがどう反撃していくのか?に注目しています.RE-12Dは意外とユーザーが少ないので,なかなか情報が集まらないのですが,横のグリップを重視するYOKOHAMA,縦のグリップを重視するBRIDGESTONEという両社の設計思想に基づいた違いがありそうなので,その辺りの情報収集も引続き行っていきたいと思います.
ホイールトラブルによって,今年は制約事項が一部解除されたため,タイヤの変更を真剣に考えていますが,71Rがそうであったように一度良いタイヤを履くと二度と元のタイヤには戻れない可能性も高いので,状況の変化をよく見極めて判断していきたいと思います.
Posted at 2019/01/14 02:55:01 | |
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