前回,クラゴン部屋での稽古の甲斐もあって,何とか42秒台入れる事が出来ましたが,その代償として左リアハブを壊してしまいました・・・.
前回交換から10年以上経過しているので,寿命と言えば寿命なのですが,ガタなしの状態から,一気に交換レベルに達してしまったので,今回の走らせ方は,やはり負担が大きかったのだと思います.
では,どこの負担が増えたのか?と振り返ってみると,それは,恐らく1ヘア.
(あ,あと,4周目に抜いた黒いDC5に,その後イジめられたせいもあるかも・・・笑)
少し分かりづらいかもしれませんが,1ヘアのブレーキングでステアリングを切り足してないのに,画面の向きが変わっていく様子から,テールスライドしているのが分かると思います.これはインフィールド(2ヘア)の練習をするために,リアの内圧を通常より5kPa上げたため,リアの限界が下がった事によって生じています.
乗っている最中は「向きが変え易くて早くアクセルを踏める!(=こっちの方が速い)」と思っていたのですが,後日LAP+で解析したみたところ,どうやらそうでもないようです(青:前回 緑:今回).
1ヘアは2つ目の赤丸なのですが,確かにボトムスピードは今回(緑)の方が1.1km/h高く,これにより瞬間的には0.02秒速いのですが,その後,車速65km/hの時点で前回(青)に追いつかれ,2ヘアのブレーキング時点では反対に0.05秒遅れてしまっています.3つ目の赤丸が,その2ヘアのブレーキングになりますが,この時点では前回(青)の方が車速が高く,この点からも今回(緑)の方が加速が鈍い=トラクションが掛かっていない事が分かります.
察するに,これはテールスライドによって,フロントの荷重が抜けた(弱まった)事が原因ではないかと思われ,これと似た現象は,最終の複合(4つ目の赤丸)でも確認出来ます.「早くアクセルを踏めているのに,結果的にスピードが伸びていない」というのは結構ダメージが大きく,例えば,最終の結果は次の1コーナーの進入(1つ目の赤丸)で2km/h近い差を産むような形で影響しています.
これらを全て元に戻せれば,トータルで0.1秒程度は稼げるので,リアのグリップは元に戻すべきなのでしょう.ただ,2ヘアのヨーを使ったコーナリングも効果は大きく,これだけで0.2秒稼ぎ出せるため,何とか両者のバランスをとって,もう一段階上を目指したいところです.
度重なるブレーキロックも踏まえて,まずは摩耗したリアタイヤを交換して様子を見てみますが,これでリアの限界が上がると,同時にヨーを使ったコーナリングの難易度も上がるので,前後バランスを維持したまま全体のグリップを底上げする方法を探したいところです.
また,稽古で学んだ「タイヤの限界を使う方法」は,現状の私のスキルだと,タイヤを横に使い過ぎてしまって,クルマを前に進められていないので,この点は引続き鍛錬を積むと共に,タイヤの剛性を上げて助けてもらう方法も探っていきたいと思います.
Posted at 2019/08/04 12:21:39 | |
トラックバック(0) |
トラブル&修理 | 日記