
次のTC1000の走行準備をしていたら,「86 RacingでチューンドFD2に勝てるか?」という話が流れてきました.
86 Racingというのは,ご存じ86/BRZレース参戦用のワンメイク車両の事で,レギュレーションが非常に厳しく,ジムカーナのPN規定よりも改造範囲(正確には選択肢)が狭い仕様のクルマのようです.
気になったので改造範囲を少し調べてみたところ,ざっと以下のような感じでした.
・シート/4点ハーネス
・ロールゲージ(T.R.A.認定部品のみ)
・エンジンマウント(T.R.A.認定部品のみ)
・ECU(T.R.A.認定部品のみ)
・エアクリーナー(T.R.A.認定部品のみ)
・ラジエターキャップ
・ラバーマウントブッシュ(T.R.A.認定部品のみ)
・クラッチディスク/クラッチカバー
・シフトノブ
・機械式2wayLSD(T.R.A.認定部品のみ)
・ブレーキパッド
・ブレーキダクト/バックプレート/ブレーキエアガイド(T.R.A.認定部品のみ)
・スプリング/ショックアブソーバー(T.R.A.認定部品のみ)
・205/55R16タイヤ(銘柄指定あり)
・ホイール
・ペダルカバー
・フットレスト/ニーレスト
・追加メーター
・データロガー(T.R.A.認定部品のみ)
・クールアンダーウェア用冷却システム
上記に出てくる「T.R.A.」とは「Toyota cars Racing Association」の事で,いわゆる運営事務局の事です.これを見ると,ほぼサーキットを走る最低限レベルでしか変更出来ない感じですね.なお,履けるタイヤは2019年規定では以下でした.
プロフェッショナルシリーズのモノはほぼ専用タイヤですが,クラブマンシリーズのモノは,サーキットで見慣れた銘柄ですね.
さて,このスペックで一体何秒出るのか? お馴染みの
LAPタイム計算シートを使ってシミュレーションしてみます.
サンプルにしたのは,2019年86/BRZレースの岡山のリザルトから.
岡山国際サーキット ・・・ 1'55.385
↓
筑波サーキット(TC2000) ・・・ 1'09.167
↓
筑波サーキット(TC1000) ・・・ 0'43.229
うん.勝負になりませんね・・・(苦笑).
ちょっとサンプルが良くなかったようなので,2019年86/BRZレースの鈴鹿のリザルトから.
鈴鹿サーキット ・・・ 2'34.052
↓
筑波サーキット(TC2000) ・・・ 1'06.308
↓
筑波サーキット(TC1000) ・・・ 0'41.442
おおっ! このFD2(↓)と良い勝負ですね(41.462).
これはコースの習熟度とドライバーの腕次第では,FD2に勝つチャンスもありそうです.
なかなか面白そう(笑).是非とも一度対戦してもらいたいですね!
Posted at 2020/03/25 23:11:29 | |
トラックバック(0) |
他者・他車分析 | 日記