
4月頭に追加した「
フェンダーフラップ」.フロントバンパー側面を流れてきた空気をタイヤに当てないようにする事が狙いのパーツで,自粛が始まる直前に1度だけテストする事が出来ました.
結果は,まぁ
微妙な感じで終わりましたが,細かく見ていくと,旋回速度は僅かながら増加した一方,ストレートスピードは若干ダウンしたようです.
空力,特にコーナリング中に効果がある代物だと,他の要因も絡んでくるため,なかなか明確に効果を示す事が難しい訳ですが,何とか可視化出来ないかな?という事で,こんな事を試してみました.
コイン洗車場のスプレー型洗車機を使って,フェンダーフラップに当たる気流を模擬してみました.この水流が車速が何km/hの時に相当するのか分かりませんし,そもそも水と空気とでは粘性も違うと思いますが,まぁ,何も分からないよりはマシという事で見てみます.
上の運転席側の動画のものだと,ちょっと見づらいと思いますので,助手席側を撮影した時のものから絵を切り取ると,こんな感じ(↓)です.
結構な勢いで外側に弾き飛ばしているのが分かりますね.
イメージ的には,以下の図(↓)の上側ようなものを描いていたのですが,それなりに実現出来ているようです.
ただ,バンパーの端部をそのまま延長した形なので,やや角度が急なのかな?とも思いました.急な分だけ外側への弾き飛ばす距離は長いが,すぐに車体側面に戻ってしまうのではないか?と.
そこで,今度は上側から見てみました(↓).
上から見ると,フラップの突き出し量が少ない分,意外と角度は緩やかなようです.上記のF1のイメージと結構近いですね.また,外に弾き飛ばす距離は概ねタイヤ1本分くらいはありそうです.
最後に側面からも見てみました.
側面からだと水の流れが見えにくいですが,注目すべきはフラップの上下端かと.
フラップの上端側は,それほど上に跳ね上げる形にはならないようで,この角度だとタイヤ上面には当たりそうですね.フラップの面積的には上側は少し足りていないのかも.一方,下側は水の重さもあるのでしょうが,結構な量を真下に叩きつけるような形となっています.下が路面な分だけ逃げ場がなく,これが空気溜まりとなって抵抗にならないと良いのですが・・・.
以上,フェンダーフラップの気流チェックでした.
小さな部品ですが,こうやって可視化してみると,ボディ側面の空気の流れに与える影響は意外と大きいようですね.問題はやはり「今回のチェックは実際だと何km/h時に相当するのか?」という点.この流れが200km/hの速度域だと,正直全く意味がないので,もうちょっと低い速度域でこの効果が得られていると良いのですが・・・.
Posted at 2020/05/07 16:13:20 | |
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セッティング(空力) | 日記