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2020年10月25日 イイね!

ZN6 vs EF8 その①

ZN6 vs EF8 その①もてぎネタのラスト.

走行中に86 Racingから煽られた話をしたかと思いますが,そのドライバーから「煽ってないですよー.ソーシャルディスタンスはちゃんと確保しましたよ(笑)」と証拠映像を渡されました.

この時の私のラップは 2'28.224.自己ベストの1.2秒落ちのタイムです.まだまだ攻略途中のラップなので,あちこちでミスしてますが,それを踏まえつつ私のドライビングの問題点を洗い出してみます.

まずは,追い駆けられた時のZN6の車載からどうぞ.




それではセクター毎に見てみます.まずはS1(赤:ZN6 青:EF8).


【第1コーナー】


ホームストレートエンドでの終端速度は,ZN6(赤)が165km/h,EF8(青)が158km/h.排気量差の通りの結果という感じです.ブレーキング開始のポイントはZN6(赤)が135m地点(スタートラインからの距離),私(青)が158m地点と若干奥ですが,これは前に私がいるのでZN6が若干マージンを取っただけでしょうね.なお,ライン的には大差がなく,若干私(青)の方が出口で膨らんでいる感じです.


【第2コーナー】


1~2コーナー間のボトムは,ZN6(赤)が84km/hで310m地点.一方のEF8(青)は同じく84km/hで299m地点.つまり若干,私の方が手前からアクセルを踏み始めているという事ですね.ただ,これはどちらかというと失敗で,完全に向きが変わる前にアクセルを入れてしまったため,タイヤの限界を越えてアンダーを起こしてしまい(スキール音が鳴っている),324m地点まで横滑り状態で加速していません.それでもB16Aが頑張ってくれて,3→4速にシフトアップするポイントまではZN6(青)と互角の加速力を示すのですが,4速にシフトアップ後はさすがに排気量差がしっかりと出てしまい,両者の差は徐々に広がり始めて,最終的にはZN6(赤)の到達速度は161km/h,EF8(青)は156km/hでした.


【第3コーナー】


ここはスローダウンした車両に引っ掛かってしまったため,割愛します.


【第4コーナー】


同じく引っ掛かった後なので,ここも割愛.
ここから加速して,3→4速にシフトアップするポイントでS1が終了.ここまででZN6が0.1秒速いようです.


続けてS2(赤:ZN6 青:EF8).


【第5コーナー】


ここも前のクルマに追いついてしまったので,私(青)は突っ込み切れず,1460m地点でブレーキングを開始.一方のZN6(赤)は1526m地点までブレーキングを遅らせて162km/hまで車速を伸ばしています.手前からブレーキングを開始したなら,その分しっかりとインに寄せれば良いんですが,緩いブレーキングに合わせ切れず,私(青)の方はエイペックスを外しています.アクセルONのタイミングも見誤って二度踏みしてますし,この辺りは我ながら「下手くそだなぁ~」と思いました(外乱に弱い・・・).


【130R】


私(青)の方はアクセルベタ踏みで駆け抜けていきますが,ZN6(赤)の方は途中でアクセルを戻しているようです.本人曰く「リアのスタビリティがない」そうで,踏み抜く事は出来ないとの事.これのおかげで次のSカーブまで全域私(青)の方が速く,終端速度も149km/hで全くの互角でした.


【Sカーブ1個目】


ブレーキングポイントは一緒ですが,そこからのライン取りが異なります.ZN6(赤)はRに沿って切り込んでいきますが,私(青)はコーナーのRを無視して外から回り込む感じ.これはSカーブの2個目に照準を当てていて,2個目をアクセル全開で抜けられるような姿勢を作る事が狙いです.


【Sカーブ2個目】


1個目のアプローチが功を奏して,Sカーブの2個目を私(青)は109km/hで旋回していますが,ZN6(赤)の方はスタビリティのなさから途中でアクセルを戻している事もあり,旋回速度は101km/hに留まっています.このSカーブを抜けたところでS2が終了となるのですが,この地点では私の方が0.1秒リードする形となりました.


更にS3(赤:ZN6 青:EF8).


【V字コーナー】


ボトムスピードはZN6(赤)が70km/hであるのに対し,私(青)の方は77km/hと高いところまでは良いのですが,再加速のためにアクセルONした後,またアンダーを起こして74km/hまで失速しています・・・.どうも今回は2速で回るコーナーが苦手で,ブレーキリリースのタイミング,ステアリングの切込みタイミング,アクセルONのタイミングの見極めが悪く,エイペックスにちゃんと寄せ切れていません.改めて見ても「下手くそだなぁ~」と思い知らされました.

そして,V字コーナーを抜けた後の上り坂では,ボトムスピードの高さを活かして何とか逃げているものの,ヘアピンカーブに向かって右→左へ寄せていく過程でEF8(青)は僅かに失速しています.ZN6(赤)の方も同じライン取りですが,こちらは全く失速していないので,この辺りが排気量の差なんでしょうね.舵角を減らす事が如何に重要か,改めて思い知らされました・・・.


【ヘアピンカーブ】


私(青)の方は3080m地点でブレーキングを開始.一方のZN6(赤)は3086m地点.僅か6mの差なのですが,この6mの区間を加速しているか減速しているかの差は大きく,0.2秒あったZN6(赤)との差がこれでゼロになってしまっています.ただ,私(青)の方は早めにブレーキングを開始した分,ブレーキ自体はあまり強く踏まず,奥までブレーキを残してフロント荷重をキープし,向きが変わった後はアクセル全開で立ち上がる事が出来ています.これによって2速域(~95km/h)ではEF8(青)の方が速く,再び0.1秒リードします.

その後,ダウンヒルストレートでは3速域(~133km/h)はZN6(赤)との差は変わりませんが,4速域(133km/h~)ではZN6(赤)の方が速く,差がジリジリと縮まります.S3はこのダウンヒルストレートの途中で終わりとなるのですが,両者の差は僅か0.03秒と完全にイーブンです.


最後のS4(赤:ZN6 青:EF8).


【90°コーナー】


ブレーキング開始のポイントは私(青)が3835m地点であるに対し,ZN6(赤)は3848m地点と13m奥です.170km/h台の13mなので,この差は大きく,ブレーキングが終了した時点で0.5秒もZN6(赤)にリードされてしまいます.「もっとブレーキ頑張れよ!」って話なのですが,走っている時の感覚からするとこれで限界なんですよねぇ・・・.これ以上ブレーキを頑張るとEF8ではロックするか,オーバーシュートするかのどちらかにしか思えない.ZN6(赤)のドライバーの止める技量の高さを感じさせられました.

その後の立ち上がりは,またアクセルONでアンダーを起こしてますが,それでもZN6(赤)よりは早く踏めているようで,5km/h以上高い速度でセカンドアンダーブリッジを駆け抜け,先程の0.5秒の遅れを取り戻します.


【ビクトリーコーナー】


ビクトリーコーナーへの進入はなるべくボトムスピードを上げた方が良いと思ったので,私(青)の方は4245m地点からアクセルOFF.操舵抵抗を使ってゆるゆると減速しつつ進入して,4342m地点でブレーキングしてアプローチします.対するZN6(赤)は4271m地点までパーシャルで進入.比較的タイトなラインを選んでいます.こういったアプローチの差があるせいで,両者のボトムスピードは大きく異なり,ビクトリーコーナーのエイペックス地点では,EF8(青)が83km/hであるのに対し,ZN6(赤)は72km/hと低いです.ただ,ボトムを捨ててでも早めのアクセルONを選んだZN6(赤)の方がホームストレートの伸びが良く.最終的には0.078秒差でZN6の方が早くゴールラインを横切る事になりました.

一応,言い訳をさせてもらうと,このラップのビクトリーコーナーは3速固定で抜けており,それによる加速の鈍さも影響していたかな?と思います.


以上の比較を動画にしたものが,これ(↓)です(音声はEF8の方を採用).



ZN6の方は目の前でEF8がウロチョロしている分,少しマージンを取っているでしょうが,S3~S4の区間はほぼ互角という感じですね.とすると,最終的なお互いのベストタイムの差(1.6秒)はS1~S2の区間で生じたという事なのでしょうか? 全体的に見ると高車速からのブレーキングのシーンでZN6の方が強く・短く止めて差をつけている事から,3か所あるビッグブレーキングの部分で1.6秒稼がれている可能性が高いです.

私のEF8は今年フロントブレーキの容量を増やしたのですが,それによってブレーキにキツい,このもてぎでもフェードする事なく無事走り切れた(ローターにヒートクラックも起きなかった)ものの,絶対的な制動力という意味ではまだまだ足りていないという事なんですかね? 単純にブレーキを強く踏むだけなら,もう少し出来る余地があるのですが,これ以上はロックする可能性が高く,そのロック領域を細かく使える「ABS」という武器を備えたクルマが相手だと分が悪いという事なのでしょうか・・・?

いずれにせよ,ブレーキングで強く・短く止める練習は今後も必要なのだと実感させられる比較結果でした.
Posted at 2020/10/26 03:07:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記

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