
昨晩,眠い目を擦って
レポートを上げたのに,翌朝になったら「中途半端な仕事してんじゃねぇ.渡したデータはきっちり全部使い切れや!」と怒られてしまったので(苦笑),追加のおまけ編です.
オーダーは「タイトル画像のタイヤがどれだけダメだったのか証明せよ」だそうです.空力のアップデート効果と新品タイヤの効果をきっちり見分けるのには良さそうなので,やってみます(泣).
最初にこのタイヤの時のベストラップが,コレ(↓)です.
新品タイヤ時から約1.1秒の遅れですが,気象条件の差を考慮すると,タイヤの差は0.6秒といったところでしょうか.
おまけなので,サクサク行きます.
新品(赤)とユーズド(青)を比較した結果が以下です.
全体的にユーズド(青)の方が無理が効かず,失速している部分が多いようです.
気になるポイントを見てみると・・・,
1~2コーナー(1つ目の緑丸)
新品(赤)の方が最終コーナーの立ち上がりが良いので,ストレートで0.07秒,ブレーキングで0.23秒,ユーズド(青)の方が遅れています.ユーズド(青)は新品に比べてラインが外に膨らんでいないにも関わらず遅いんですから,ヒドイもんです.
1ヘア(2つ目の緑丸)
新品(赤)に比べてユーズド(青)は,20mも手前でブレーキングしており,これで遅れはトータル0.7秒まで拡大するのですが,ここはユーズド(青)が酷いというより,「新品(赤)の時に頑張った!」という気がします.
インフィールド進入(3つ目の緑丸)
ユーズド(青)の方が若干失速していますが,失速の原因はタイヤのせいとして,それより新品(赤)の方が真っ直ぐインフィールドに向かう事で「操舵抵抗を減らしている」と言えそうです(ただ,差はほとんど変わらないですが).
バックストレッチ(4つ目の緑丸)
2→3速へのシフトアップ時に,ユーズド(青)の方が再加速が遅れています.やっぱりトラクションが掛からないのですかねぇ~? なお,タイム差的にはインフィールドの立ち上がりから,そもそも新品(赤)にジリジリ引き離されている状態なので,特に致命傷という訳ではありません.
最終コーナー(最後の緑丸)
新品(赤)の方が手前からインに寄せられていますね.それだけクルマの向きを変えられているという事なので,立ち上がりでも差が開き,これでトータル1.1秒となります.
以上,ダメタイヤの分析でした.
雑に見ても ダメさ加減がよく分かるので,こりゃタイム出ませんわなぁ・・・.その一方で新品時の頑張り具合もよく分かるので,ベスト更新は空力デバイスではなく,ドライバーの腕のおかげなんじゃないでしょうか!
追伸:
こもりん.さん,ハンデは3.8秒くらいにしちゃって良いと思います(笑).
Posted at 2020/11/04 12:10:50 | |
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