ノルマを果たしたので,ようやく自分のお話.
呼び出されて走る事になったとはいえ,ただただ走るのでは勿体ないので,タイムには繋がらないですが,今後のコスト削減のためにちょっとしたテストをしてみる事にしました.
何か?というと,コレ(↓).
ロガーを固定する際に,毎回養生テープで貼り付けるのが面倒臭くなったので,ダッシュボード上にベルクロテープを貼って,固定する方式に変えてみました.
付ける時はペタッと貼り付けるだけですし,剥がす時はビリビリと取れば良いだけなので,非常に楽です.ただ,テープを直貼りしているので高温にさらされた時にテープ毎剥がれないか心配ですが,まぁ,それもテストしてみてからですかね・・・.
747Proの固定もこんな感じ(↓).
iPhoneの方はこんな感じ(↓)です.
テスト結果としては,TC2000レベルのGにさらされても剥がれる事はありませんでした.まぁ,平面の部分に固定しているので大丈夫だろうとは思っていましたけれども・・・.なお,ロガーの固定に関してはベルクロテープで下から支える形になるので細かい振動で振られてデータにノイズが乗るかなぁ~?とも思ったのですが,特にそんな事はなく,従来同等の精度でした.
これで養生テープの消耗が抑えられるので,数円単位のコスト削減を実現でき,大変満足です!(笑)
さて,そんな小ネタで終わってもしょうがないので,走りの方も話をしましょうか.
2ヵ月振りのTC2000ですし,時期的に今シーズン最後のアタックとなるので,
前回よりはマシな結果を出したいなぁ~と思いつつ,9時台で既にかなり温かいので,タイムはあんまり期待出来ないかな?と思いながらコースイン.
オフィシャルの方からは「路面が冷えているので注意して下さい~」と言われたものの,完熟走行が終わった段階でそれなりのグリップを感じたので,「これなら大丈夫かな?」と攻め込んでみると,2ヘアで・・・,
(;゜д゜)ア.... オワッタ
と一瞬冷や汗をかいたのですが,映像で見るとさっぱり分かりませんよね(苦笑).
この時,右リアのタイヤが充分に温まっておらず,2ヘアの進入でブレーキングした際,クルマが左に向かって流れているんです.左に向かい始めた瞬間「ヤバっ!」と構えたので,画面上も一瞬固まっているのが分かると思うのですが,その後の小さなカウンターで立て直せたので,事なきを得ました.ただ,実は右側ではタイヤからもうもうと白煙が上がるレベルだったので(汗),「やっぱ,FFホイホイ怖えぇ~」と思った瞬間でした.
ホント,これがあるからTC2000って嫌いなんですよね・・・.「TC2000のドコが嫌いなの?」と聞かれると,私は「1ヘアと2ヘア」と答えるのですが,聞いた相手は大体「最終コーナーでなく? ヘアピンのどこが??」と反応されます.きっとFFホイホイにハマった経験がないんでしょうね.コレ本当に心臓に悪いので,1回経験するとおっかなくて限界まで攻められないのですよ.
さて,そんな事がありつつも,今回は30分枠なので後半は十二分にタイヤが温まり,最終ラップで 1'08.271 をマーク出来ました.「まぁ,こんなモンかなぁ~?」と思いつつ,気温・気圧のボードを見に行くと,
「うわっ,気圧が1000hPa切ってるよ・・・」
こんな低気圧じゃ,エンジンが吹けないし,「こりゃ,今日は7秒台に入れるの無理かぁ~」と,2本目は
カメラカーに徹しました.
ただ,色んなクルマを追いかけてると (「 ゚Д゚)「 ガオ- となるもので,オレさまFD2の後ろを走っている時に,
1'08.176 のタイムをマーク.これは205幅での自己ベストになるものでした.
(オーバーオールでの自己ベストは,
225幅のA052を履いた時の 1'07.713)
昨年12月の時は 1'08.444 でしたので,0.27秒タイムを縮める事になったのですが,低気圧・そこそこ気温だったのに何が要因だったのかなぁ~?と分析してみると,
1コーナー・1ヘアの立ち上がり加速が良かったのと,ダンロップを頑張ったのが要因でした.立ち上がり加速の方は単純にタイヤの鮮度の問題で,前回がほぼほぼ終わりかけのタイヤだったので,順当に伸びたという感じです.
一方,ダンロップの方は,「
ダンロップの通過速度だけ考えても意味がねぇ!」と言われたので,前回は進入をちょっと抑え気味にして,80Rでの姿勢を重視して走ってみたのですが,特にこれといったゲインが得られず,「やっぱ,ダンロップの通過速度を重視しないとダメなんじゃないの?」と内心では思っていました.
その後,「この見解の違いはなんでなのかなぁ~?」と悶々と考えていたのですが,この日ゲストに来ていたプロドライバーが「ダンロップは頑張っても意味がない.重要なのは80Rでどれだけアクセルを開けられるか?だ」と仰るのを聞いて,
「えっ!? 80Rってアクセル全開のベタ踏みじゃないの??」
と気づかされました.「ああ,そうか.80Rが全開じゃないから,全開で踏めるような姿勢を作れ!」「(そこが重要だから)ダンロップの通過速度だけ考えても意味がねぇ!」と言っていたのか.
だったら,私にはアテはまらないな.だって,元々80Rは全開だし.
ダンロップをどう通過しようが,80Rを全開でいけるんだから,1ヘア~2ヘアの間での縮め代はダンロップしか残ってないじゃん.やっぱり,ダンロップの通過速度を重視するので合っているんだよ,と思いました.
(実際,ダンロップのボトムを2km/h上げたら,タイムも0.1秒縮まりました)
モヤモヤしていたものが,これですっきりしました(笑).
それにしても,7秒台・6秒台のタイムなんて見えて来ないなぁ~.相変わらず,バックストレートはプロの0.7秒落ちだし,1ヘアで立ち上がり重視のラインを試してみてもタイムに繋がらなかったし,最終コーナーは今回ドライバーがヘタレでボトムを落とし過ぎたけど,これで得られるゲインなんてたかがしれてるし,テンロクNAで4秒台とか,どうやったら出るんですか??
[TC1000] × 1.6 = [TC2000] の公式に当て嵌めれば,私は少なくとも5秒台で走らないとダメって事になるんですけど,全くそんな姿が見えない・・・.
「う~ん・・・やっぱりTC2000は嫌いだ(笑)」と思いつつ,
後編へ続く.

(↑食堂に会社で見慣れた卓上透明パーテーションが置かれてました)

(↑モツ煮にかけてるオリジナルの七味って販売してたんですね.1個500円だそうです)