前回のダンパーテストの結果から,美味しいポイントが概ね理解出来たので,その設定で現状出せるベストがどれくらいか?を探るべく,再びTC1000に向かう事にしました.
この日は追加走行日としては珍しく8時枠がある日だったので,コンディションが近い状況での比較が出来るなーと思っていたのですが,まだ9月に入ったばかりとは思えない程の急激な気温の低下で比較条件としては微妙になったのと,天気予報も曇り→雨になってしまったので,行くかどうかかなり悩む日でした.
前日のF1を見て夜更かし(?)したせいで少し寝坊した上に,家を出た直後から雨がシトシト降っててクルマが汚れるのにゲンナリしつつ,パラリンピックによる常磐道の車線規制まで思い出してしまい(前回これに起因した渋滞でかなり疲れた),心が折れそうになりましたが,メゲずに首都高へ向かい,何とか常磐道へ.
しかし,そこには
事故渋滞 が・・・.
トンネル内で3台がクラッシュしたらしく,「通過に80分」とか表示されてて,完全に心が折れそうになりましたが,「まぁ,どうせ8時台はウェットコンディションで走れないだろうし,気長に向かえばいいかぁ~」と辛抱強く耐えて筑波へ向かいました.
7時半過ぎにようやくTC1000に到着し,サーキットアドバイザー(蘇武喜和さん)の講義は既に始まっていました.その後,この日も5時台に到着してピットを確保していた,おだてのまつさんから「雨なんで,走らないから場所譲るよ(譲るんだから,お前は雨でも走るよな?)」と嬉しい(?)提案を頂き,場所を入替え.

(まつさん,有難う御座います!<(_ _)>)
雨をしのげるのは助かりますが,ピットの出口を押さえられてしまったので,これで雨だろうが何だろうが走らないと出してもらえない状況となってしまいました・・・(苦笑).
その後も雨は続き,
「う~ん・・・.この条件じゃ走りたくないなぁ~」とピット周辺をウロウロしていると,いつの間にかサーキットアドバイザーの講義が再び始まったようで,1番ピットに人が集まっていました.
「何の話をしているのかな?」と何の気なしに遠目に見ていたら,どうやらFD2のインフィールドにおける挙動の解説が行われていたようで,途中で急にアドバイザーが「・・・で,CR-Xの場合は~」と話を変えたため,それに気づいた周囲の人達から「お前なんでそんな遠くで聞いているんだ,こっち来て話を聞け!」とプレッシャーを受ける羽目に(笑).近くに寄って話を聞くと,旋回時のリアの動きに関して解説されているようで,
「旋回しながら加速させようとした時に,EG6・EF9はリアの追従性が良いので前にちゃんと進むが,FD2・EF8はリアが外に流れていく(追従しない)ので,コントロール(アンダーとオーバーの境目を見切る事)が難しい」というお話でした.
最初,
「FD2とEF8は同じ動き」
と言われて,「へッ!?」と思ったのですが,「FD2は○○が△△△だから,EF8は×××××××××××だから.原因は違うのだけれど,動きとしては同じになる」と言われて,「ああ,やっぱりそうだったんだ!」と納得しました.
・・・というのも,実は以前,オレさまFD2の弟子(↓)とか,
カワイさん(↓)とか,
FD2乗りのTC1000の車載を見せてもらった時に,「インフィールドの動きがEF8とそっくりだなぁ~」と思う場面があったからです.FD2とEF8とではホイールベースが400mmも違うため,同じ動きになる理屈が思いつかなかったので表立って述べた事はなかったのですが,今回,そうなる理由をアドバイザーから聞いて「なるほどなぁ~.だから同じ動きに感じたんだ」と非常に納得出来ました.
そんな感じで,インフィールドでアンダーとオーバーの境目を見切るのが難しい事を改めて認識しつつ,空を見上げると雨が止み始め,気温も徐々に上がり,このまま行けばドライになりそう.ハンデ戦をやると仰っていたこもりん.さんも,ピットを譲ってくれたおだてのまつさんもTC2000へと向かい,独りぼっちで準備を進めて午前最後の枠であるH枠に出走.
コースに向かう途中,アドバイザーからも「ドライですね」とコメントを頂き,「よ~し! 一発決めるか!!」と意気込んでコースイン.皆,この時を待っていたかのように台数がそこそこいるのでスペースを作りつつ,クルマの感触を確認していると,何だかタイヤの転がりがいい感じ.路面温度が低いせいなのか,エンジンの吹け上がりが良いせいなのか,理由は分かりませんがタイムが出そうな予感.
これを逃したくないので,タイヤの温度が上がり切らないうちにアタックに行こうとすると・・・,
1コーナーでオーバーラン・・・
前後のスペースの都合上,「ココで行くしかない!」とアタックしたのですが,ブレーキがちゃんと温まっていませんでした・・・.これくらいの気温なら大丈夫かなぁ~と思ったのですが,やっぱりエンジン・タイヤ・ブレーキの温度をちゃんと揃えないとダメですね.夏場のアタックタイミングが今一つ掴めてない事を今更ながら実感しました.
結果,1stアタックは 42.2秒 と不発.1周のクールダウンラップを挟んで2ndアタックも 42.1秒・・・. 「うわっ,タイヤの美味しいところ逃しちゃったか~」と思いつつ,2回アタックした事でインフィールドのアンダーとオーバーの境目が掴めてきました.その感触を忘れないうちに3rdアタック! 結果は・・・,
来ました!
41.763.久方振りの41秒台です.
「おっ? 3ラップ目でも出るんだ~」と思い,続けて4thアタックするも・・・,
洗濯板前の3→2速のシフトダウンでシフトミス.何だか最近シフトミスが多いんですが,なんでこんなに下手になったんだろ?(動画を改めて見ると,洗濯板通過時の衝撃でボコン!とシフトが抜けてる!?)
こんだけ盛大にミスをしても,タイムは 41.809 と0.04秒落ちのタイムだったので,「アレッ? ミスしなければもっと出せる!?」と欲を出して繰返しアタック.しかし,タイムは 41.894・・・41.814・・・41.892・・・と頭打ち.
_| ̄|○ ガクッ
どうやら欲を出したせいで力んでしまったようです・・・.走行終了後リザルトを取りに行ったら,アタックの様子を見ていたアドバイザーから「41.8秒ばっかでしたね」と言われてしまいました(苦笑).
ここからアドバイザーに貴重な助言を頂き,大きな気づきが得られるのですが,それを話し出すと長くなりそうなので,一旦ここで区切ります(
次回へ続く).
Posted at 2021/09/06 19:28:05 | |
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筑波サーキット・コース1000 | 日記