クルマの準備を整え,
新しい技も身につけ,現状やれる事をやり切ったので,再びEF8の先輩の胸を借りにTC1000に行って来ました.
今年はなかなかタイミングが合わず,
3月・
4月は私の方がミッションブローして走れず,私の方が直ったと思ったら
5月・
6月は先輩の方がエンジンブローで走れず・・・とすれ違い状態でした.先輩のエンジンも直ったのは8月の中盤で,9月の走行会には間に合わないかなぁ~?と思ったら,なんと3週間で慣らしを終わらせて間に合わせてきました.
「最初2週間で終わらせるつもりだったのに,少しサボっちゃったよ」と笑顔で語り,相変わらずの先輩ですが,いずれにせよ,無事直って良かったです!
さて,その先輩のニューエンジンですが,結局B18Cのままとなりました.
但し,ノーマルのB18Cではなく,戸田のピストンで組み直したハイコンプ仕様.ECUもリセッティングされ,パワーも上がっているようです.
そして,これに・・・,
RE-71RSの225/45R16まで装着し,準備万端のようです.
パワーが上がり,タイヤも変更となると,今回のハンデが決められないので先輩と値をいくつにするか?で協議.「タイヤ差がなくなったのだから,元の0.7秒だな」「いやいや,エンジンがリフレッシュしたんだから,もっとでしょ」「いや,この仕様で走るのは今日が初だからな~」と喧々諤々と議論した結果・・・,
「今回は
先輩が41秒切ったら先輩の勝ち にしましょう」と提案.
先輩はTC1000を春~夏にしか走らないので,まだ一度も40秒台に入れた事がないですし,RE-71RSは癖のあるタイヤなので慣れるのに時間が掛かるだろうし,私が
先週走って41.6秒なら40.9秒辺りがギリだろうし・・・と色々策略をめぐらせて提案したのですが,これを聞いた先輩は,
( ̄ー ̄)ニヤリ
と少しほくそ笑みながら無言で立ち去って行きました.その反応に一抹の不安を感じつつ,走行開始の時間に.
この日は前日の雨もあって路面温度が低く,当日の朝も曇り空でコンディションとしてはなかなかの状態.私の側にターゲットタイムはないとはいえ,今後のハンデ戦に備えて,きっちり力は出し切りたい!・・・という事で,いつもの通り計測1周目勝負!
結果は 41.599.色々とミスをしているので満足感のあるラップではありませんでしたが,先週のタイムから0.06秒削り取り,今夏のベストタイムをマークする事が出来ました.ただ,特に洗濯板のところで盛大にシフトミスしており,「こんなシフトミスのタイムをベストにするのは恥ずかしい・・・」と1/1000秒でもいいから上回れないかアタックを続けてみたものの,41.648・・・41.615・・・41.630と完全に頭打ち.ダンパー変更後,タイヤのタレが抑えられたようで周回を重ねてもタイムの落ち幅が少ないのは有難いのですが,それでもやっぱり計測1周目のタイムを超えるのは難しいようでした.
一方の先輩は~?とタイムボードを見ると,上位陣には含まれていなかったので,予想通り苦戦している様子.
Ψ(`∇´)Ψ クックックッ…
策略が上手くハマったと余裕でパドックに戻り,先輩のリザルトを見せてもらうと,
( ゚д゚)・:∴ゴフッ!!
とにかく41秒切っとけばいいんだろ?と言わんばかりに,きっちり1/1000秒刻んできました.
その時の車載がコチラ(↓).
勝ちは勝ちだと言わんばかりにスタスタと去られ,今回は1本目にして早々に決着がついてしまいました・・・.
_l ̄l○lll ガクッ
その後,先輩は新しい仕様を詰めるために,プロに走らせ方を相談.
身振り・手振りを交えつつ,プロも熱心に指導しているようでした.
一方の私は,少しでも先輩との差を縮めるべく,タイヤの内圧を微調整して再トライするも 41.629 しか出ず,やはりここら辺が限界のようでした・・・.その後もドライビングで何とかならないか,アレコレ試してみましたが,
こういった(↑)姿勢作りが上手くいったケースもあったものの,路面温度がジリジリと上がり,タイムには繋がりませんでした.
すっかり打ちひしがれてパドックを歩いていると,
いつの間にか,こもりん.さんが来場.
日射しが強くなって,もはやこれ以上のタイムは望めない事から3本目は姿勢作りの練習をしようと思っていたのに,このままでは手の内がバレてしまう・・・と思い,ピットから見えづらい1ヘア・インフィールドだけ真面目に走り,他はスローダウン.これでこもりん.さんが見るのを諦めたのを確認すると,そこから本気走り.
EF8の先輩に後方からの映像を撮ってもらいつつ,
前後を入替えて,先輩との差がどこで広がるかをチェック.
思っていたほど,コーナーで差が詰められていない事がよく分かりました.
(バックストレッチの先輩の加速もエグいなぁ・・・)
そんな感じで走行会は終了.後片付けをしながら,今回初めてお会いしたZakiさんのEF8を含めてCR-Xがパドックで3台並んでいる姿を見ると,「ここはどこのジムカーナ会場だ?」とか思ったりもしました(笑).
ZakiさんのEF8は,SS Worksのボンネットを始め,リップ,ホイール等を含めてクルマ全体からやる気満々なオーラが出ていて,佇まいが凄く格好良かったです.
また,サーキットでお会いした際は宜しくお願いします!
その後は,ドライバーズサロンでもつ定.
EF8の先輩から色々話を聞いていると,実は1本目は右手用のグローブを2個付けて走ってたとか(↓),
昨日COVID-19のワクチンを打ったので,実は腕が痛くて上がらないとか,目に見えないところで更にハンデ付けて走っていたようです.
( -”-)グヌヌ…
今回は結局0.6秒差だった訳なのですが,この様子だと実力差はもっとありそうですね・・・.第2戦に向けて,こちらも対策を進めねば.
以上,第1戦の結果でした.
今回は先輩のEF8のシェイクダウンという事で,かなり手の内を隠された感がありますが,勝手にロガー乗っけてデータも取りましたし,後でじっくりと分析して真の実力を解き明かそうと思います.
EF8の先輩,当日お会いした皆さん,お疲れ様でした!