
先日のTC1000,
EF8の先輩もいよいよ40秒台入れてきた訳なのですが,これでほぼ冬場の私のタイムと同じなので,「そういえば,夏の1.8Lと,冬の1.6Lではどちらがパワー出ているんだろう・・・?」と疑問に思いました.
私のB16Aは実力180PS程度ですが,先輩のB18Cは未計測なので実力が分かりません.
以前,先輩のEF8とFD2の加速力を比較した結果からすると,220PSくらいは出ていそうな気がしますが,ハイコンプ化されてどうなったんでしょうね?
先輩には是非とも一度パワーチェックをして頂きたいと思いますが(笑),今回は取らせてもらったロガーデータを使って,夏のB18C vs 冬のB16Aを比較してみようと思います.
まず,比較するラップはこちら(↓).
【夏のB18C:41.040】
【冬のB16A:40.901】
気象条件は以下の通り.
夏のB18C ・・・ 気圧:101.3kPa 気温:24.9℃
冬のB16A ・・・ 気圧:102.8kPa 気温: 5.6℃
気圧差がちょっと大き過ぎる気もしますが,気温差は約20℃といったところです.
では,その比較結果(青:夏のB18C 緑:冬のB16A).
各セクターの最高速ポイントを見ると,1コーナー(1つ目の赤丸)は冬のB16A(緑)が上,1ヘア(2つ目の赤丸)は互角,インフィールド(3つ目の赤丸)・洗濯板手前(最後の赤丸)は夏のB18C(青)が上回っているようです.
加速Gでも見てみましょう(青:夏のB18C 緑:冬のB16A).
1コーナー(1つ目の赤丸)と1ヘア(2つ目の赤丸)で夏のB18C(青)が上回らない理由は,冬のB16A(緑)に比べて少し早くアクセルを戻している(減速が始まっている)ためのようですね.同じポイントまで踏み切られていれば,ここも恐らく夏のB18C(青)の方が上でしょう.
先輩のEF8はマスターバックレス仕様(↓)なので,ハードブレーキング時はかなり神経を使いますから,これは仕方ないですね.
従って,真の実力差は,残る2つの箇所でしょう.
ここにフォーカスして見てみると,インフィールド(3つ目の赤丸)・バックストレッチ(4つ目の赤丸)共に,2速・高回転の領域で夏のB18C(青)の方が一伸びしている事が分かります.これより回転数の低い3速域ではここまでの差が見られないので,200ccの差は高回転域で出ている(高回転域は気温差で埋められない)という事になりそうです.
空気は20℃違うと密度が約7%変わるので,ここから乱暴に排気量換算をしてみると,
夏のB18C ・・・ 1797cc × 93% = 1671cc
B16Aの正確な排気量は1595ccですので,如何に20℃気温で低いとしても,76cc分,夏のB18Cの方が上回るようです.低~中回転域は体積効率が落ちるので,両者の差は縮まる傾向があるようですが,やっぱり,EF8の先輩に勝つためにはコーナーでもっと差を詰めるしかないですね!
以上,夏のB18C vs 冬のB16Aの比較結果でした.
C= (-。- ) フゥー
これで,こもりん.さんから課せられたノルマ(5日以内にブログ4本)は達成出来たかな?(笑)
Posted at 2021/09/19 13:36:23 | |
トラックバック(0) |
セッティング(エンジン) | 日記