前回のTC1000ではダイレクトイグニッション化して,フィーリングの確認も終わって,「さぁ,ここから!」というところでハーネス脱落のトラブルが発生し,強制終了となりました.
初回の脱落時と異なり,この時はクルマに何の衝撃も与えていないのに外れたので,イヤ~な予感がして走るのを止めたのですが,その後,家に戻って確認してみたら案の定でした.
GND側のハーネスをバッテリーのマイナス端子にかしめる部分があるのですが,ここが摩耗し切っていて,MAXまで締め上げてもガバガバ・・・.手で引っ張っても簡単にスポッと抜ける状況でした.「こりゃダメだ」と思い,ショップに相談したところハーネスを作り直せばOKとの事だったのですが,必要な部品の納期が長く,TC2000の走行会をパスする事になりました.
しかし,それだけ待った甲斐もあって,
改修後はかなりスマートな感じに!
振動にも強くなっていそうで摩耗量は低減しそうです.これ以外にも
ボンネットステーが外れ掛かる等,プチトラブルはありましたが,不具合は解消したので再びTC1000へと向かいました.
この日は筑千職人 冬ノ陣最終日でしたが,前日の夜から降り続いた雨で路面はウェット.
気圧も低いのでタイムを狙える状況ではなく,常連さんもほぼ皆無でしたが,ロードスターのパーティレーサーが大勢いらっしゃって,そこそこの台数が集まっていました.午前中は二輪の走行枠だったのですが,さすがに走る人がいなかったようで,こもりん.さんは20分かけてコースを1周歩いたそうです.

(さすがは筑波の主,いいアングルから写真撮ります)
この日はダイレクトイグニッション化に対応したECUのセッティングを詰める事が目的だったので,タイムは気にしておらず,別にウェットでもいいや~と思って来たのですが,私が走ったP3枠(13:40~)の頃にはレコードラインは乾いていました.

(どうやら,新名称は午前中がAMの「A」,午後がPMの「P」を意味しているみたいですね・・・)
どの枠も10台近くコースインしていて,冬の日曜日らしい,なかなかの混み走でしたが前述の通りタイムは気にしていないので,走っては変更して,走っては変更して・・・を繰り返し,それに釣られるかのようにタイムも右肩上がり.
P3枠(13:40~) ・・・ 41.556
P6枠(14:40~) ・・・ 41.415 (-0.141)
P9枠(15:40~) ・・・ 41.226 (-0.189)
最終的に,12月に出した冬ノ陣ベスト(41.228)と同等のタイムを出せるところまで仕上げる事が出来ました.
12月とのコンディション差を見てみると,以下のような感じ(↓).
12月 今回
気温 ・・・ 4.4℃ vs 9.3℃ (+4.9℃)
湿度 ・・・ 29% vs 76% (+47%)
路温 ・・・ 8.7℃ vs 14.6℃ (+5.9℃)
気圧 ・・・ 1010.6hPa vs 999.4hPa (-11.2hPa)
ここから
気温・湿度・気圧の出力補正値を算出してみると,
気温差(-0.98%)+ 湿度差(-1.88%)+ 気圧差(-1.12%)= -3.98%
コンディション的には約4%トルクが低下する状況だったようです.これで同じタイムを出せたという点から,雑な皮算用をしてみると「ダイレクトイグニッション化によって約4%(≒0.6kgf・m)トルクが増加した」と見なせるのかなぁ~?と思いました.ダイレクトイグニッション化によって一番恩恵を感じるのはVTECの切替ポイント前後なので,
L15Bに対して劣っている点を補填していそうな気配がありますね・・・.
以上,冬ノ陣 最終日の模様でした.
最終日らしい,目を吊り上げてタイムを狙うような雰囲気は全くありませんでしたが,やれる事をやった感はありますし,コンディションを踏まえればタイムとしては上々だったんじゃないかと思います.タイムを気にしていないのでコース上が混雑していても気になりませんし,前に引っ掛かろうが「仕方ないね」で済むので,そういう意味ではストレスなく久方振りの走行を楽しめました.
・・・えっ? トライして上手くいっただけじゃないか! どこにもエラーがないじゃないか!って?
(ω・ )ゝ エッ ナニ?
いやいや~,そんな事はないですよ.
┐(´ー`)┌
後片付けも終わり,帰ろうと思ったら,
エンジンが掛からない・・・(泣)

(こもりん.さんよりもTC1000から出るのが後だった・・・)
アノ手コノ手で何とか始動させて,筑波サーキットを後にすると,今度はコンビニ前の信号待ちでエンスト.
そして,再びの始動不能・・・.
カタカタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ
幸いにして後続車がいなかったので,2~3分その場で格闘して何とかコンビニに退避しましたが,かなり焦りました.その後もエンスト→始動不能を繰り返し,帰り道のコンビニに必ず寄る羽目に(笑).精神的に大分疲弊しながら何とか守谷SAまで辿り着き,ここならエンジン掛けっ放しでも怒られないのでトライ&エラーを開始.
1時間くらいやったものの,結局エンストの原因は掴めず.ただ,始動不能の理由は分かったので暫定対策を施してSAを離脱.10時前には何とか家に着きました.
エンジンの掛からないクルマは,ただの鉄の塊なのでやっぱり怖いですね.こうならないようにハーネス改修を待つまでの2週間,毎日始動性の確認をしていたのですが,まだまだ足りなかったようです・・・.引続きトライ&エラーを頑張ります!
Posted at 2022/02/21 12:09:05 | |
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筑波サーキット・コース1000 | 日記