先日のTC1000でこもりん.審査員に白煙の状況を確認してもらったおかげで起きている現象が掴めてきました.
基本的には,冬場に苦しんだ強過ぎる減衰特性(ダンパーオイルの硬化)の対策として,足を動かすセッティングを進めてきた弊害と思われます.気温も大分上がってきましたし,また固める方向に戻していっても良いのですが,やっぱり動かせる足回りの方がクルマの姿勢は作り易いので,アクセルワークの練習も兼ねてもう少しこの状態で走ってみようかな?と思っています(前回の最終とか酷かったし).
とは言いつつ,折角動画も撮ってもらったので,1ヘアでインリフトするタイミングくらいは正確に掴んでおいた方が良いと思い,動画から引き出せる情報を引き出してみる事にしました.
まずは,動画のおさらい.
このままだとちょっと見づらいので,画像を加工してコマ送り.
私は1ヘアに対して斜めに進入するので,ちょっとブレーキングポイントが見極めづらいですが,縁石にアプローチする直前くらいから煙が上がり始め,ターンインが完了するぐらいまで出続けているみたいですね.
車載の方を見返してみると,私は大体信号機にフロントノーズが掛かるかどうかくらいでブレーキングを開始しているので(↓),
その信号機がコレ(↓)である点を踏まえると,
ブレーキングを開始してから結構経ったポイントで白煙が上がっていると思われます.ヒール&トゥで3→2速にシフトダウンして,ブレーキを徐々にリリースしつつ左腕に力をこめて,「さぁ,ステアリングを切り込むぞ~!」って感じのタイミングでしょうか?
操作のタイミングと映像の角度から,上空視点で位置関係を推測してみると,大体この辺り(↓)で白煙が上がり始めているようです.
これを頭に入れつつ,ロガーでこのポイントを見てみると・・・,
左下のGサークルが分かり易いですが,減速GがMAXまで立ち上がった後,ほんの少し左へ動くタイミングのようですね.やはり,止めるブレーキを終えた後,踏力を抜きつつ,それに合わせて右へステアリングを切り始める瞬間,すなわち左フロントが沈み込みクルマがロールし始めた瞬間で間違いなさそうです.
だとすると,今試しているフロントダンパーの減衰設定の影響である事も間違いないでしょうね.やはり今の気温でこの設定では,もう柔らか過ぎなのかもしれません・・・.
(周回数の多さによってダンパーの熱が下がらない影響もあるとは思いますが)
以上,車外動画からの分析でした.
最後にこもりん.審査員からは「路面の影響はない?」とアドバイスを頂いたのですが,上記の位置関係からすると,コレ(↓)の赤丸辺りで白煙が上がっているのだと思うので,
この辺りはそんなに凸凹はしていないかなぁ~と思いました.水溜まりの状況から察するに青丸の辺りに窪みがありそうですが,私のライン取りだとここは通過しない気がするので大丈夫かと.白煙の上がっている状態もターンインまで続いていますし,路面の影響よりも足の動きの方が影響は大きい気がしています.
(いずれにせよ,こもりん.さんには動画撮影&アドバイスに感謝です<(_ _)>)
Posted at 2022/03/10 21:20:02 | |
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セッティング(ダンパー) | 日記