EF8の先輩が捻り出した0.3秒を紐解いてどこで稼いでいたのか?が分かりましたが,反対にブレーキングで苦戦している事も分かりました.
車速が上がればその分止めにくいのは当たり前の話なのですが,じゃあ,自分はどうなのかなぁ~?と思い,先輩のベストラップと自分の当日ベストを比較してみる事にしました(緑:先輩 青:私).
各コーナーのボトムスピードに着目してみると,1コーナー(1つ目の赤丸)ではほぼ互角.ヘアピン(2つ目の赤丸)では-7.4km/h,インフィールド(3つ目の赤丸)では+3.7km/h,最終複合(最後の赤丸)では+4.6km/hでした.
先輩のEF8はB18C搭載なので,私のEF8よりパワーがあるので進入速度が高く,その分ボトムを落とさないと曲がれないのは当然の話で(
プロは先輩より更にボトムを落としてます),逆に言えば,パワーの少ない私(青)の方がボトムを上げないといけない事になるのですが,そう考えるとヘアピンでの-7.4km/hというのは速度を落とし過ぎ?(止め過ぎ?)にも思えます.
ヘアピンでは,ヒール&トゥで3→2速へ落とさないといけないので,どうしてもブレーキペダルを深く踏んでしまい,
ブレーキ踏力も一定に保てませんし,ステアリングも片手で保持しないといけないので,意識をペダル操作に集中させる事も出来ません.そういう意味ではシフト操作を行わない1コーナーやインフィールドよりも難易度が高いと言えるので,同じように3→2速へのシフトダウンがある最終複合はどうなんだろう?と見直してみると,
確かに最終的なボトムスピードは私(青)の方が高いものの,その過程(120~85km/hの領域)を先輩(緑)と比べてみると,角度が急で減速度が大きい事が分かるので,やはりヒール&トゥを伴うブレーキングでは,私は止め過ぎ・落とし過ぎなんですかね?
確かに,先輩のEF8はマスターバックレスのオルガンペダル仕様で(↓),
ヒール&トゥの操作がし易かったり,ブレーキをストロークではなく,踏力でコントロール出来たりと有利な点はあるのですが,それを加味しても差が大きいかなぁ~?
ならば,考え方を変えて「ヘアピンでもっとブレーキを弱められるか?」という観点で見てみると,弱められる余裕なんてないんですよね・・・.
リアがこんな感じ(↓)でインリフトしている事からも分かる通り,
フロント2輪のグリップは結構いっぱいいっぱいまで使っていて,A052を使っているのでブレーキロックこそしませんが,ステアリングを切り込んでいった時のタイヤの感触は,いつも限界ギリギリで余裕がないという感じです(スキール音がギリギリ鳴らないか?という感じ).
では,更に考え方を変えて「フロントタイヤがギリギリなのは,ブレーキングで突っ込み過ぎだからでは?(遅らせ過ぎなのでは?)」という観点で見てみると,
確かにブレーキング開始のポイントは先輩(緑)より右側に来ているので,奥まで突っ込んでいるようですが,減速後の過程を見ると,それほど先輩(緑)と大きな差はないので「遅らせ過ぎ」とまではいかないかなぁ・・・とも思えます.
だとすると,ヘアピンでのボトムの低さは他にも要因があるのでは?と思い,考えてみたところ,タイヤに行き当たりました.
先輩のEF8は私のより太い225/45R16を履いているので,11mm×2本分の余裕があり,これが7km/hの速度差に繋がっているのではないかと・・・.
単純に太いタイヤを履けば速くなるか?というとそんな事はなくて,パワーとのバランスを考えないといけない訳なのですが,やっぱりダイレクトイグニッションのセッティングを早く仕上げて,低~中回転域のトルクを増強した後,225幅を再投入という流れが必要なのかなぁ~?と思う,今日この頃でした.
Posted at 2022/03/20 07:39:14 | |
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