
EF8の先輩との戦い
第1戦は0.066秒差という僅差での敗戦となりましたが,今回は場所を日光へ変えての第2戦となります.
ただ,残念ながらフロントタイヤはA052が手に入らず,NANGKANGのCR-Sで挑む事となってしまいました.事前のTC1000のテストでは「
A052の0.2秒落ち」と読みましたが,斜めのグリップが明らかにA052に劣るので,ここ日光では更に落ち幅が大きいと読んでいます.
それも踏まえて「今回のハンデはTC1000同等の0.7秒」で申し入れましたが,却下され「タイヤ差の0.2秒のみ」と言われてしまいました・・・.
0.2秒以上 ・・・ 先輩の勝利
0.2秒未満 ・・・ 私の勝利
これはかなり厳しい戦いになるなぁ~と思いつつ,日光へと向かいます.
さて,当日.
前日までは春どころか初夏に入ったんじゃないか?と思いたくなるような暑さでしたが,この日は一転して,雨の予報も出るくらいの寒空.これで気圧が高ければ,もしかして40秒台狙える!?と思い,LINK ECUの大気圧センサの値を見ながら日光に向かうと,
東北道に乗ったくらいは1018hPaとそこそこの気圧だったのに,日光に近づくに従ってどんどん低下.サーキットに着く頃には1000hPaを切ってました.常々日光は気圧低いなーと思っていたのですが,データで見ると露骨に下がっていくのがよく分かりますね(ここまで低いと燃調が不安・・・).
まぁ,そんな事を気にしても仕方がないので,テキパキと準備しつつ,早速1本目.
まずは,コース改修後初なので,路面の状況をチェック.
「ん? 喰うな・・・」
「いや,喰うなんてもんじゃない・・・」
「コレ,メッチャ喰うよ!」
なんだコレ!? コーナーで力を掛けていってもタイヤがビクリともしない.路面に跳ね返されてクルマが揺れるし,タイヤも滅茶苦茶スキール音がして,ロールさせた時にゴリゴリ言ってる!
「うわぁ,なんで今日A052じゃなんだよ!」
(ノ◇`;)アチャー
と泣きたくなりました.
これなら黙っていてもタイムが縮まるかと思いきや,事前に聞いていた通り,
「うわー,8コーナー進入のターンインのタイミングが分からないー」
「いやー,10コーナーのブレーキングポイントが分からないー」
・・・と路面の再舗装によって,今まで目印にしていた舗装の継ぎ目がなくなってしまったので,どこでステアを切って,どこでブレーキを踏めばいいのか分からない.特に10コーナーの方は完全に速度感覚だけで止めないといけなくなったので,何度かブレーキロックして真っ直ぐ行く羽目に・・・.
「いや,分からねぇじゃなくて,危ねぇよ!」
(_ _;)
といったレベルで大苦戦.このままだと危険がアブないので(笑),一先ずBB6の後ろで感覚を養います.
これでリズムが掴めてきましたが,コースに慣れてくると,今度はCR-Sのグリップ不足を痛感させられます.ブレーキング→浅い舵角でそのままコーナリングするシチュエーションが多い日光では,斜めのグリップを多用するので,CR-Sにはやはり不向き.1~2コーナー,6コーナー,8コーナー,11コーナーと狙い通りに曲げられず,タイムは 41.804 と42秒を切るので精一杯でした.
「これは厳しいな・・・」と思いつつ,先輩のリザルトと比較すると,
先輩 ・・・ 41.671
私 ・・・ 41.804 (+0.133)
なんとかギリギリのタイム差圏内.こちらは伸び代が残ってないので,これは降雨による時間切れを狙うしかないか・・・?と空を見上げます.
そうこうしているうちに2本目.どうやら
前回の日光でやり過ぎてしまったせいか,1本目の結果を私が「三味線を弾いている」と見なしたようで,今度は徹底的なマークに遭います.
先輩には,1~2コーナー中央に鎮座されてアタック出来ず・・・,

(私が狙いに行った頃合いを見計らって
スピンさせてくるとは・・・)
9コーナーの立ち上がりでBB6にも巧みなブロックを受け,アタックを完遂出来ず・・・.
(先輩とBB6はいつの間に結託していたんだ・・・)
これで集中力を乱され,41.707 とタイムが伸び悩む中,先輩は一気に40秒台へ.
先輩 ・・・ 40.996
私 ・・・ 41.707 (+0.711)
「ほらぁ~,やっぱりハンデは0.7秒が妥当じゃないですか!」と抗議するも,先輩にはスルーされました.
遂にポツポツと降り始めた3本目.路面だ,タイヤだ,と言い訳してらんないので,少し振り回し気味のドライビングにして勝負に出たところ,
0.02秒自己ベストを更新する
41.331 をマークし,0.3秒差まで詰めます.
路面の改修効果を考えればもっと出せるはずなので,更に追い込んでみますが・・・,
3コーナーで縁石の内側に入り込み過ぎ→縁石に弾き飛ばされ,着地の姿勢が悪かったのか? 着地のショックなのか? シフト抜けが発生.その後も諦めず,気を取り直してアタックしてみますが,
再びシフト抜けが発生.ミッションにダメージを負ってしまったのか? これで万事休す・・・.
一方の先輩は,私がAT使いのBB6にアドバイスしていた,8コーナー進入時の恐怖心克服法を横で聞いていたようで,これも取り込み・・・,
何と自己ベストを0.8秒更新する
40.374 をマークしていました!
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
「新路面の効果は,日光を走り慣れている人はさほど縮まらず(0.2秒程度),走り慣れていない人は著しくタイムが縮まる(1秒近く)」という(大)@みやう軍団さんの説が実証される結果となりました.
(A052⇔CR-Sの差が0.2秒と考えたら,私もこの法則に当て嵌まるのかも・・・??)
・・・という事で,第2戦の結果です.
先輩 ・・・ 40.374
私 ・・・ 41.331 (+0.957)
なんと! まさかまさかの約1秒差という惨敗を喫してしまいました・・・.
_| ̄|○lll ガクッ
この惨敗の原因の1つとして,勿論タイヤもあるのですが,それ以上に改修後の路面特性にドライバーが合わせ込む事が出来なかったなぁ~と反省しています.非常に喰う路面になった事で,リアが安定し過ぎてコーナーで向きを変えるのに,かなり苦労しました.
特に一番辛かったのが11コーナーで,これは現地で確認出来なかったので,あくまで仮説なのですが,今まですり鉢状になっていた部分が改修によって埋められ,そのせいでリアが出にくくなっていたんじゃないか?と思っています.

(改修直後の写真より)
細かい部分はこの後,ロガーデータを分析してみますが,いずれにせよ次回からは日光も0.7秒ハンデですね(笑).
先輩,今回も有難う御座いました.次の第3戦こそ勝たせて頂きます!