
2022年度も下期に入り,そろそろ冬の足音が聞こえてきた感じですが,EF8の先輩との戦いも終盤戦の第6戦となります.
今回の舞台は日光.ここまでの対戦成績は3勝2敗で私がリードするまさかの展開ですが,先輩が苦手とする日光ですし,ここでも勝って年間での勝ち越しも確定させたいところです.加えて対決の日は,気温も17℃近辺の曇り予報とコンディションも良く,今回こそは40秒台に入れるぞ!と意気込んで向かいました.
さて,タイミング良く(?),走行会の前日に東北道の一部で最高速引き上げが行われました.「おおっ,これで日光への到着時間が短縮されるかな?」と思いましたが,

(NHK:
NEWS WEBより)
気合を入れて待ち構えている方もいらっしゃるとお聞きしたので(笑),安全運転で日光へと向かいました.東名の120km/h区間は,90km/hリミッターのトラックがスリーワイドをかましてくるので,全く意味をなしてないと感じる時が多々ありましたが,今回の東北道ではそんなシーンには出会いませんでした.
(トラックに幅寄せ食らって,ブレーキを踏まされるシーンはありましたけど・・・苦笑)
そんな感じでいつもの通りに現地に到着し,いつものメンバーと挨拶を交わしていると,私の
グローブ探しに触発されたのか? 先輩が「グローブを新調した!」と見せに来てくれました.
【OLD】
【NEW】
いやぁ~,新品のホワイトがまばゆい!
先輩曰く「最近(穴が空いて)冷えが辛くなってきたんだよね」「今,袋開けて初めて着けたんだけど,違和感あるね」との事で,だから,今回のハンデなしだ.分かってるよな?と無言の圧力を付け加えられてしまい,今回もノーハンデ戦となりました・・・.
1本目(9:00~).
前日に雨が降ったそうですが,この間の筑波の時と違って路面は濡れておらず,コンディションは良さそうです.とはいえ,気温が20℃を切ってくるとリアタイヤのウォームアップが心配になってくるので,1本目は少し慎重に入りましたが,それでもミスらしいミスはなかったので「これだと41.5秒くらいかなぁ~?」と思ってタイムボードを見てみると,
42.0秒・・・.
は? (・∀・)??
「なんじゃ,こりゃ!? メチャクチャ遅いじゃねーか!」と車内で叫んでしまいました.確かにまだ限界まで攻め切っていませんが,それでもブレーキングは結構追い込んでます.これで42秒台とか言われたら40秒台なんて夢のまた夢じゃないか・・・と焦りつつ,気合を入れ直して各コーナーを追い込んでみるも,かろうじて42秒を切るので精一杯.
「これは出ないぞ・・・」 ( ̄へ ̄|||) ウーム
と参ってしまいました.一方の先輩も慣らしから始めてサクッと41.5秒をマーク.
「あれ? これはヤバイぞ・・・」と思いつつ,1本目の結果は以下となりました.
先輩 ・・・ 41.554
私 ・・・ 41.739 (+0.185)
2本目(10:00~).
果てさて困った.何でこんなに遅いのかさっぱり分からないので,インターバルの間にロガーデータを引き出して各コーナーの終端速度をチェックしてみましたが,以前と同等の数値は出ています.という事は,パワーが落ちている訳ではないようですし,タイヤは前回下ろした準新品でグリップもちゃんとあるでしょうし,原因がさっぱり分かりません.
前回との相違点と言えば,
コレ(↑)になるのですが,それでここまで落ちるか・・・? 原因がさっぱり思い浮かばないので,ドライバーの慣れの問題かなぁ~と周回を重ねてみるもタイムは奮わず,41.8秒とダウン.
一方の先輩は,微妙に削り取り,差は0.2秒まで広がってしまいました.
先輩 ・・・ 41.518
私 ・・・ 41.739 (+0.221)
( ;´Д`) イヤァァァァァ-!
と叫び回る私を尻目に,先輩はプロに単走を依頼.
クルマの状態をチェックしてもらうと共に,改善点のアドバイスも貰っていたようです.
(署名入りのチェック結果証明書↓)
3本目(11:00~).
ラストアタックに向けて着々と準備を進める先輩に対し,私の方は全く打開策が見いだせません.
セットを変えるか?→でも,何をどう変えるんだ?→う~ん,分からん・・・と右往左往するばかり.
考えが纏まらないのでクルマは何もイジらず,もう覚悟を決めました.
「こうなったら,
『気合』と
『努力』と
『根性』だ! ドライビングで削り取ってやる!!」
( 」`Д´)」ウォォォォォ!!
と無我夢中でEF8を走らせ,時にこんなドライビング(↓)にもなりましたが,
41.414 と,先輩のタイムを0.1秒上回る事に成功しました(やっぱり,「気合」って大事!).
しかし,これを見た先輩も翌周すかさず・・・,
41.326 と指し返し,0.088秒引き離されてしまいました.
(;`皿´) グヌヌ…
ならば!とブレーキングを限界まで遅らせて,1/100秒でもいいからクルマを前に進める「努力」をしてみました.
18周目,イイ感じでS1・S2とクリアして,バックストレートでラップタイマーをチラッと見ると,なんとマイナス表示!
「これで行けるかー!?」と守りに入らないように10コーナーのブレーキングを更に遅らせ,11コーナーにアプローチしようとすると,
ドアンダーでクリップにつけず・・・.最後の最後で失敗して41.6秒と不発に終わりました.
アチャ・・・ (ノ_< ;)
車内で「失敗したぁー!」と叫びつつ,残り時間はあと4分.フロントタイヤはとっくにタレているので,先程のラップで出せなかったとなるとかなり厳しい.「タイヤが勿体ないし,ここで止めるか・・・」と心が折れそうになりましたが,「いやいや,こういう時こそ『根性』だ!」と気持ちを立て直して,クーリングラップを2周入れて出来るだけタイヤの温度を下げつつ,最後のアタック!
結果は
41.349! 自己ベストに0.018秒まで迫りましたが,先輩には0.023秒届かず,僅差で敗れてしまいました・・・.
先輩 ・・・ 41.326
私 ・・・ 41.349 (+0.023)
上記の車載に,ゴールラインを通過した後の生の声ものせましたが,ホント「ダメだー.これでもう限界だぁ~」というのが率直な感想です.これ以上はどうやっても絞り出せそうになく,ここ暫く41.3秒が頭打ちになっていますね.日光=TC1000-0.3秒と考えるなら,実力通りか,むしろそれ以上のタイムではあるのですが,40秒台に対してはまだ0.3秒もある.今時点だとちょっと見えない状況ですね・・・.
以上,第6戦の模様でした.
これで3勝3敗の五分.今シーズンの決着は来月の最終戦でつける事になりました.
先輩,最終戦も引続き宜しくお願いします!