
コレクションホールの企画展「
GTカー&ツーリングカー Garage Collection」の車両見学その④,NSX編の続きです.
ル・マン仕様でもターボNSXに注目したので,国内仕様でもターボを搭載した2台に絞ってみていきたいと思います.
2004年 JGTC ARTA NSX
2019年 スーパーGT KEIHIN NSX-GT
1台目は,まだ「JGTC」だった時代の「ARTA NSX」 .
普段はホンダ系の専修学校である「ホンダテクニカルカレッジ関西」に展示されている車両だそうです.コレを見ていた時は,数あるGT500のクルマの1台だと思って,あんまりしっかり見なかったんですよね・・・.
当時唯一のターボ搭載車だと気づいていれば,インタークーラーの吸入口周りに注目して写真を撮ったのですが,失敗しました・・・.
結局,このターボエンジンは,熱害の影響でNAよりもパワーが出ないという事で1年限りで終わってしまったそうですが,
前回の「NSX GT1」と同様にターボNSXってあまり良い印象がありませんね.
・・・なんて思っていたら,そういえばこの車両(↓)もターボNSXでした.
2019年の「KEIHIN NSX-GT」.ベース車両がNA型→NC側に変わっている事もありますが,技術的には10年以上の隔たりがあるので,外観の様相が全く違いますね.この年代のクルマは,個人的に「
フリックボックス」が気になるのですが(↓),
何度見ても,やっぱり良く分からんですね(当たり前).そうそう,良く分からんと言えば「ラテラルダクト(↓)」の方も理解不能.この翌年仕様の
FR化されたNSXをオートサロンで見た時にも思いましたが,理解出来ないので「凄い・・・」という凡庸な一言しか出ません.
ただ,これだけ色々複雑な造形をしていて,唯一ココ(↓)だけ開口部がなかったのですが,これも何か狙いがあるんですかね・・・?
フロントフェンダー上部のルーバーも凄い感じ(↓).実物を見ると結構高さのある開口部なんだなぁ~と思いました.
フロント周りに戻って見てみると,グリルの中で空気の取入れ口が2段に別れていますね(↓).あとこの画像では見切れてしまっていますが,下側にある牽引フックが何とベルト製でした.生粋のレーシングカーでベルト使っているの,あんまり見た記憶がないのですが・・・.
そして,この間
Rally1のクルマを見たせいもありますが,やっぱりフェンダーの後端は,こんな感じのフェンス(↓)が付くんだよなぁ~とまざまざと思いました.
そう思うと興味が湧くもので,内側までよく見てみるとフェンダーの終わり部分に,まるでガーニーフラップのような衝立がありました(↓).
最初見た時,「ここで部品が分かれますよー」といった主張を感じたので,「リアバンパーの分割ラインがココなのかな?」と思ったのですが,そうではなさそうです.やっぱり空力的に考えてこういう造形にしているんでしょうね.
以上,NSX(国内仕様)編でした.
そろそろ飽きてきましたが(笑),ジロジロ見たクルマがまだ残っているので,もうちょっとだけ続きます.
Posted at 2023/10/21 23:24:38 | |
トラックバック(0) |
博物館見学 | 日記