ナリタモーターランドの左周りにおけるタイムが大体想定出来たので,次回走る時のためにナリモ攻略の備忘録を残しておきます.
最初は「ジムカーナをやると運転が上手くなる」という言葉の意味を強く実感させられたオーバーラン修正編です.朝一の1セット目はプラクティスだったので,タイヤとブレーキが冷えている事もあり,徐々にペースを上げる感じだったのですが,1セット目の終わりで感触が掴めたので,2セット目の開始(計測1回目)は全開で行ってみる事にしました.
その結果がこんな感じ(↓).
改めて見てみると,本当にドライビングが雑ですねぇ・・・.orz
アチコチで狙いのラインに乗せられず,縁石にタイヤをぶつけたり,コース外にタイヤを落としています(↓).
1箇所目は1コーナーから回り込んでいく8R(↓).
これは手前の15Rの進入速度が足りず,想定以上にIN側に切り込んでしまったので,左フロントを縁石にブツけてしまいました・・・.この15R~8Rの縁石は背が高く,尖がっているので(↓),
乗せちゃいけない縁石なのですが,合わせ切れませんでした・・・(下手くそ).
続く2箇所目は,そこからS字の切返しとなる次の13R(↓).
手前の8Rがショートカット気味になってしまったので,そこから右→左とステアリングを切った結果,こちらも切り込み過ぎ.右フロントを縁石に乗せて→落とすとやってしまったため,ガツン!という結構大きなダメージを与えてしまいました・・・(テンションロッドが心配).ここもご覧の通り背の高い縁石なので(↓),
乗せちゃいけないのですが,ステアリングワークが追いつかず,乗っけてしまいました・・・(下手くそ).
そして,12Rを抜けた先の立ち上がりでも,コースアウトし掛かったのですが(↓),
ここは何とかフロントタイヤが踏ん張ってくれて,ギリギリコース内に留まれました.
これでタイヤのグリップを掴めたかな?と思ったので,その先のインフィールドへ戻る箇所で(↓),
「イケるっしょ!」とアクセルを開けてみたのですが,結果はドアンダー.右側の2輪をコース外に落としています・・・.
ここはコース外が大分窪んでいるので(↓),
「落としちゃいけない!」と肝に銘じたはずなのですが,ダメですね・・・(下手くそ).
そこから進んで,インフィールド→元の左周りへ戻るショートカットの部分(↓).
ここは手前側のコーナーに僅かにバンクがついているので,そのバンクを上り切ってから,落ちるので落下の際のショックが結構激しかったです(↓).
前走者のS2000を見ていたら,ここで軽くジャンプ!していたので,きっと私のEF8も空を飛んでいたんでしょうね・・・.ただ,着地の際にトラクションが抜けたり,クルマが跳ねてコントロールに苦戦したり,といった事はなかったのでダンパーが良い仕事をしてくれている事も分かりました.
そして,アクセル全開で10R→15Rと駆け抜け,左に直角に折れる8Rのコーナー(↓).
90km/hオーバーからそこそこの強さでブレーキングして,左にズバッ!と切り込むのですが,ここにはオイル処理された跡があり,右側の2輪がその上を通過するためスタビリティが悪かったです.コントロールしつつもその先の短いストレートでタイムを稼ぎたいので,早めにアクセルを開けていくのですがここでもアンダーを出してしまいました・・・(↓).
ギリギリ,右フロントは踏ん張ってくれましたが,慣性がついているので右リアはコース外に落ちてしまいました・・・.
こんな感じでしっちゃかめっちゃかなドライビングで,自分がどんだけ雑なドライビングだったのか思い知らされた訳なのですが,その一方で,各コーナーの立ち上がりで自分が思っているほどフロントタイヤがグリップせず,アンダーステアを出している事も実感しました.これを補うべくボトムスピードを落とすと最初の15R~8R~13RのようにINに切り込み過ぎて縁石にブツけてしまう事もあり,自分の感覚とクルマの反応がマッチしていない印象を受けました.
ようは「クルマの向きが変わるのが遅い!」って事なのですが,これを直す方法としては,
①リアが流れるようにする ⇒ リアタイヤの内圧を上げる
②フロントが入るようにする ⇒ フロントダンパーの減衰を抜く
・・・という2種類の選択肢が考えられるのですが,最高速が100km/hにも満たない割には意外と高速コーナーがあるので(↓),
リアのスタビリティはそのままに,フロントが入る方向でセットした方が低速コーナーでの取り分が大きいだろうと,②の方向で進める事にしました.
という事で,フロントの減衰を4段下げて臨んだ2セット目の終わり(計測3回目).
試した結果としては,最初の15Rで(↓),
減衰を抜いてフロントがちゃんと沈み込むようになったので,リアが浮いてスライドするようになりました.スライドする前提のライン取りをしていないので,まだ合わせ込めていませんが,先程よりは感触が良いですね.
ただ,「イケる!」と思って踏み込むと,インフィールドへ戻るところでコースアウトしたり(↓),
8Rへのアプローチでブレーキロックしたり(↓),
もうちょっとフロントのグリップが欲しい感じでした.
なので,3セット目(計測4回目)では更にフロントの減衰を2段落としてみました(↓).
結果は,1'00.20 と約0.17秒短縮.結果もついてきたので,更にフロントの減衰を2段落として「これで分切りだ!」と思ったら,1'00.91とまさかのダウン.ここから分切りの壁を乗り越えるトライが始まります・・・.
以上,オーバーラン修正編でした.
実際にやってみて良く分かったのですが,コース内に留まれる速度でステアリング・アクセルをコントロールする事が,まさかこんなに難しいとは! 実際のジムカーナ競技はこんなに本数が走れず,その日のうちに1発で勝負を決めるのですから,彼らの技量がどれだけ高いのか思い知らされました・・・.
まさに「ジムカーナをやると運転が上手くなる!」だなぁ~と感じた午前中でした(
午後編に続く).