
横浜ゴムのブースで「
電気でグリップが変化するとかFormula-Eでやったら面白そうだなぁ~」と思ったので,そのFormula-Eを見てみます.
以前,
イベントでGEN2は見た事があるのですが,今回は最新のGEN3が日産のブースに展示されていました.戦闘機をイメージしたというこのスタイリングは,発表直後に画像で見た時,「デザイン的には退化」という言葉すら思い浮かんだのですが,実物を見てみるとそこまで酷くないですね.
画像だとなかなか伝わらないと思いますが,平面的でヤボったく感じる三角形の形状は(↓),
中央部分が盛り上がっていて,ちゃんと起伏があるのでそれほどでもありませんでした.
全長で180mm,全幅で100mm,全高で40mmとGEN2に比べて一回り小さくなったそうですが,パッと見は小さくなった印象はないですね.アチコチ尖がっていたGEN2に比べてすっきりした感じなので,見た目からも小さい印象を受けそうな気もするですが,意外ですね.
GEN3からフロントにも回生ブレーキが装着されたので,ホイール内は密度が濃い感じです.
それ以外のボディワークは空力的にあまり意味をもっていなさそうで,特に印象に残りませんでした.
唯一「なんじゃ,こりゃ?」と思ったのがロールフープ後方の排熱口(?).
ここからビームでも打ち出すんかい!?というような形状をしていますが(笑),覗いてみると真っ直ぐ前方に伸びているだけっぽい.位置的にロールフープにある開口部からそのまま繋がっているようにも見えますが,一体何の意味があるんでしょう・・・?
(モーターなのでエンジンみたく吸気口は要らないはずですし,排熱というにはバッテリーから遠いような??)
さて,フォーミュラネタになったので,続けてコチラも見ちゃいますか.
3日前(見学当時)に決まったばかりのスーパーフォーミュラのチャンピオンカーです.
こちらも以前
「SF19」は見た事があるのですが,そちらのアップデート版となる「F23」は初です.
「SF19」と「SF23」の違いは材質的には色々あるのですが,外観上で分かるのは,フロントウイング,サイドポンツーン,リアウイングといった辺りでしょうか? 実はちゃんと解説された記事があまりなくて,一度実車をよく見てみたかったのでこの日を狙ってみました.
(コチラの車両は11月からの展示で,10月中は未展示というか,そもそもレース中でした).
「SF19」のフロントウイングは,翼端板が外側へ気流を流すような形状になっていたのに対し,「SF23」は最新のF1っぽく一枚物になっています(↓).
サイドポンツーンの前端部は,形状というよりパーツ分割の構成が変わったような印象(↓).
後半部分は「SF19」にあったチムニーダクトがなくなり,代わりに無数のルーバーが付いています(↓).
このルーバーを後ろから見ると,とんでもない数である事がよく分かります(↓).
リアウイングは特徴的な形をしています(↓).
ガーニーフラップが大・小の2つあると聞いた事があるのですが,今回の展示では付いてないですね.
(付けていた跡は見えます)
後ろから見るとこんな感じ(↑).やっぱり面白い形ですよね.
私的に,このクルマで一番の謎が,モノコック横についているウイング形状の代物(↓).
左側にはあるのに(↓),
右側にはないんですよね・・・(↓).
昔のF1みたく,中にカメラが入っている訳でもないので,左右のバランスが悪そうに思えるのですが,なんで片方だけなのか? 恐らくサイドポンツーン内部の冷却ラインの違い(例えば,右側は分割されておらず,左側は上下2段の分割式とか)なんじゃないか?と思うのですが,謎です・・・.
以上,最新型フォーミュラのスタイリングでした.
共に旧型の方は昨年一度見ているので,当時のブログを見返しながら比較してみると結構面白かったです♪
Posted at 2023/11/04 00:02:36 | |
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