
JMSネタの最後.
フォーミュラ以外のレーシングカーです.
アフター4チケットで全部見切れるか不安でしたが,かなりの駆け足で見た事もあり,結局2時間ちょっとで一通り見終わりました.時間が経てば経つほど人が減っていくので,移動や撮影時に時間的なロスが少なかったおかげもあるかと思いますが,さすがに見学の翌日は疲れ果てましたね(2時間で約1万歩・・・苦笑).
なので,最後はモータースポーツエリアでのんびり見てました.
最初はGT300仕様のBRZ.
あんまり興味がないので,何年モデルなのか?までは分かりませんが,最近フロントフェンダー後ろの開口部は面積が大事!というのを学んだので,そこだけチェック(↓).
お次は,2019年のGT500仕様GT-R.
やっぱりラテラルダクトの造形が凄い(↓).
先日見たNSXと考え方が違うのが何となく分かりますね.他にもカナードにフェンスが付いていたり(↓),
リアフェンダー上部のところに絞りが入っていたり(↓),
細部の流れが詰められているんだろうなぁ~と窺えました.
続く,GT500仕様のシビック(↓)は,ショーカーなのでスルー.
S耐車両に入って,カーボンニュートラル(CN)燃料を使うBRZは不在のため,RCカーが代理(↓).
P1 FUELS製CN燃料のドラム缶も展示(↓).
勿論,ドラム缶見たって何も分からないのですが(笑),CN燃料は含酸素燃料なのでガソリンよりも濃い空燃比を設定しないといけなかったり,揮発性が低いのでシリンダー壁面に燃料が付着し易く,オイルダイリューションが酷かったりするそうです(メカニックさん達はオイル交換の頻度が増えるのでこの燃料が嫌いだとか・・・).そんな痕跡を分解部品から見れると良いのですが,キレイに洗浄された後の部品だと(↓),その様子は窺えませんね.
お次は,水素エンジン搭載のGRカローラ.
通常ルーフにあるベンチレーターはドライバーに風が当たるように正面を向いていますが(↓),
これが後ろ向きに付いているのが(↓),水素エンジンの証ですね.
水素は空気よりも軽いので密閉空間だと上部に溜まり易い事から,リアシートの位置に積んでいる燃料タンク上部にこうした工夫がされています.
その水素繋がりで,次は「GR H2 Racing Concept」.
分かってはいましたがショーカーですね・・・.ただ,同じLMHである「GR010 HYBRID」と比べると(↓),
ホイールベースが長いような?(↓)
あとで家に帰って調べてみたら,「GR010 HYBRID」の全長が4900mmであるのに対し,「GR H2 Racing Concept」の方は5100mmと200mmも長かったです.水素用の燃料タンクはサイズが大きいので,それで延びた分なんですかね?
最後はRally1規定になる直前の2021年型ヤリスWRC.
こちらは
先日見たRally1車両と比べると,コテコテのエアロパーツが付いているのがよく分かります.
その中で面白いなぁ~と思ったのが,コレ(↓).
フロントフェンダーの前に衝立を置いて,衝立の後ろに負圧領域を作り,フェンダーの切り抜きからのエア排出量を高めている点です.ホイールハウス内の空気をここまでして抜かないといけないのか?と思い,覗いてみると,
ホイールハウス側ではなく,エンジンルーム内から抜くためのものだったようです.この先がどうなっているのか?までは分かりませんが,明らかにドラッグが増えるものを付けてまでクーリングを行いたいのですから,相当な熱源がこの先にあるんでしょうね・・・.
以上,モータースポーツエリアのアレやコレやでした.
Posted at 2023/11/05 00:00:50 | |
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