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2024年03月17日 イイね!

ナリモ攻略(前回比較編)

ナリモ攻略(前回比較編)自己ベストを更新し,色々楽しんできたナリモ・ジムカーナのロガーデータ分析編です.次同じコースを走る機会があるのか分かりませんが,今回も走る前に前回の攻略ブログを読み返して記憶を呼び起こせたので,書き残しておきます.

まずは,コンディションの確認.

  前回 ・・・ 気圧:1007.6hPa  気温:21.7℃
  今回 ・・・ 気圧:1018.5hPa  気温:17.1℃

今回の方が気圧は高く・気温も低いという圧倒的に良い条件です.特に気圧の10hPaの差はかなり大きそうです.


続けて,車載映像.

【前回:59.47秒】


【今回:59.35】


今回はタイヤがかなり終わりかけだったとはいえ,前回も決して良い状態ではなかったので,0.12秒短縮出来たのは上出来ですね.あとはこれが気圧差によるパワーで稼ぎ出したものでない事を願いたいところです・・・.


それではロガーデータの比較に入ります(青:前回 赤:今回).

ホームストレート~ヘアピン
1個目のコーナーに入る直前の車速は今回(赤)の方が1km/h高いです(↓).



10hPaという気圧差であれば,もうちょっと差がついても良いかなぁ~?という気もするので誤差の範囲ですかね.そこから一度ブレーキングしてフロントのグリップを稼ぎつつ,アクセルコントロールで車速を維持しながらヘアピンに入っていきます(↓).



この時点で0.1秒くらいは前回(青)よりも速いのですが,微妙な速度の上乗せで稼ぎ出しているという感じです.
(=気圧のおかげ)


ヘアピン~S字入口
ここの問題点は,ヘアピンのエイペックスから先,S字にアプローチするところで失速している点です(↓).



なんで失速したのかなぁ~?と車載を見てみると,今回(右)の方が切り込んで行くタイミングが早いようです(↓).



ヘアピンの出口側の舵角でも今回(右)の方がかなり切っています(↓).



つまり今回の方が全体的に曲がらず,舵角を増やしてそれをカバーしているため,操舵抵抗が増えて失速した,という事なんでしょうね.曲がらない原因は恐らくフロントタイヤの摩耗だと思いますが,この失速で折角貯めた0.1秒の貯金を全て吐き出してしまったので,残念です・・・.


S字出口~右直角
ヘアピンでの失速が尾を引いて,平均車速が全体的に下がっているため,右の直角コーナーまでに今回(赤)の方が0.14秒遅れています.ちなみに,先程のヘアピンでは曲がらず失速しましたが,この直角コーナーのボトムは前回(青)と同等で(↓),



やはり「踏んで曲げていく」コーナーは良く曲がるみたいですね(=「止めて曲げる」コーナーは苦手).


複合ヘアピン
先程の直角コーナーを「踏んで曲げた」せいだと思いますが,7Rと8Rの2つのコーナーで構成される複合ヘアピンの入口は,今回(赤)の方がやや外側からアプローチしているため,ブレーキング開始のタイミングにズレが見受けられます(↓).



これで速いか?というと,あんまり変わらない~むしろ遅いという感じですね・・・.今回(赤)の方がややU字コーナリングでワイドなライン取りになるため,OUT側(左側)のタイヤが,荒れた路面の上を通っており(↓),



グリップが安定しないのでリアがフラフラになっていました.乗っている時はそのフラフラを利用してクルマの向きを変えていたので,「悪くないかなぁ~?」と思ったのですが,車載を見比べてみると(↓),



立ち上がりで,今回(右)の方が舵を戻すタイミングが遅く,それに引き摺られてアクセルを開けるタイミングも遅くなり,車速も伸びず,トータルで見ると遅いみたいですね・・・(やっぱり「止めて曲げる」コーナーが苦手).


外周(1回目)
ここはタイヤの差が顕著ですねぇ・・・.今回(赤)の方が踏ん張り切れず,アクセルも踏み切れない様子が窺えます(↓).



これでトータル0.27秒遅れ.一体これでどうやってベストを更新したんだ?(笑)


左直角(手前)
ここは今回,突っ込み過ぎず,手前で抑えて,曲げながらアクセルを開けていく事を意識したのですが(↓),



その甲斐あって,ボトムを2km/h上げられました.これで0.07秒取り返せています.


戻りの右直角
先程の左直角では上手くボトムを上げられましたが,こちらでは反対に車速を伸ばせず・・・(↓).



「踏んで曲げていく」コーナーは得意だったんじゃないのか!と言いたくなりますが,先程より車速が20km/h高い領域なので,この負荷にフロントタイヤが耐えられなかったんでしょうね・・・.


連続S字
ここは今回(赤)なるべく真っ直ぐに抜けるラインをとって,パイロンを攻めたのですが(↓),



思ったほど車速は伸びてませんね・・・.唯一上がっているボトムの部分は,S字の1個目の右の部分ですが,



これは今回(右)の方が舵角が浅かったおかげでしょうね.そして,この先の外周(2回目)も車速が伸びず,トータルで0.33秒の遅れとなりました・・・(これでホントどうやって上回るんだ??).


左直角(奥)
このコースで一番難易度が高いのが,やっぱりここのブレーキング.90km/hオーバーからフルブレーキングして一気に車速を落として進入していくのですが,ABSのないEF8ではロックし易くてホント辛い.なんでロックするのか? 朝の完熟歩行時に路面を再三確認したのですが(↓),



5ヵ月前にもあったオイル滲みがまだ残っていたので,これのせいではなさそうです(雨で洗い流されないという事は影響しないでしょう).となると,IN側の荒れた路面のせいなんでしょうかねぇ? はっきりとした要因が分かりませんが,とにかくグリップが安定しない事は間違いないですね.

前回(青)はここで見事にハマり,フロントが滑ってアンダーを出してしまったのですが,今回(赤)は手前の左直角と同様に,手前で止めて,アクセルを開けながら曲げる,を意識した結果,上手くいったようです(↓).



これで0.13秒取り返して,遅れはあと0.2秒.


ヘアピン×2
ここは今回,極力アクセルを開けるのを我慢して,小さく・小さく回る事を意識しましたが,タイム的にはあんまり変わらなかったですね(↓).




最終コーナー~ホームストレート
という事で,結局勝敗を分けたのは,最終コーナーでした.



ボトムを5km/h上げて「踏んで曲げていく」コーナーを上手く抜け,約90mの全開区間を高い車速で抜ける事で,0.28秒稼ぎ出し,これで逆転しました.


以上,5ヵ月前の走行との比較結果でした.

纏めると,ほぼ全域でコーナリングは今回の方が遅く,自己ベストを更新出来た理由は高い気圧によってストレートスピードを稼ぎ出した事と,裏側のフルブレーキングでミスをしなかった事が要因のようです.



攻略が進んで(ドライバーの腕で)タイムを出せた訳ではないのは悲しいところですが,フロントタイヤがもうちょっとマトモであれば0.3秒の遅れは帳消しに出来たはずですし,それを踏まえるとベスト-ベストで繋げられれば,ギリギリ58秒台に届く皮算用になるのかなぁ~?と思いました.

クルマのセット的な意味合いで言うと,今回リアの減衰を大分下げて通常のサーキットと同じ前後バランスで走ってみたのですが,やはりこちらのバランスの方が良く止まり・良く曲がる印象でした.減衰を抜いた事でリアの持ち上がりと沈み込みが私の好みに合ったという事なんでしょうね(若干クルマの動きが大き過ぎる印象もありましたが…).

それもあってか,これまでと同様に「踏んで曲げていく」セクションは得意な一方,「止めて曲げる」セクションは相変わらず苦手な事が露呈し,ドライバー的にはここの鍛錬をもっと積まないとダメですね・・・.
Posted at 2024/03/18 12:21:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | ナリタモーターランド | 日記

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