
いつもの走行会でTC2000を走ってきました.
TC2000は
今年2月に走って以来なので9ヵ月振り.前回はかなりのGood!コンディションで,自己ベストを更新出来るほどでしたが,11月に入ってようやくシーズンらしい気温になりかけている程度の今回では,自己ベストに肩を並べるなんて出来るはずもなく,今回は前回の反省である
Sec3攻略に焦点を当てて,何かしらのヒントを持ち帰れれば・・・という感じで筑波サーキットへ向かいました.
昨年に続き,今年もなぜだか8時のタイムアタックな時間帯に設定されてしまったため,いつもより1時間早く家を出発.道中空いているかと思いきや周囲をトラックに囲まれて身動きし辛い状況で5時半過ぎに現地に到着.
当然辺りは真っ暗で,ジャッキアップポイントが視認出来ないのでタイヤ交換は後回しにして,荷物下ろしを中心に準備を進めていると続々と車両が到着.今回はFD2→FL5に乗り替えたAoisanさん(↓の右)が6年振りに登場しました.
その隣には
日光に続き,見た目だけなら6秒台なFD2もいます.TC2000初走行なのにFL5と同じクラスにエントリーして挑む気満々の様子だったのですが,どうやら到着早々右フロントタイヤがパンクしたようで,予備タイヤも持っていない事から0周リタイヤの可能性が・・・.折角来たのに可哀相だったので,AT使いのBB6のトコに行って私から事情を説明し,
BB6が街乗り用として使っているAD09を貸してあげられないか?と提案したところ快諾してくれました.A052に交換したBB6からタイヤを転がして持って行き,FD2のリアタイヤに移植(↓).
FD2が元々リアタイヤに履いていたAD09はフロント側に移し,何とか初のTC2000走行を楽しめたようです.
一方,私の方は日が昇ったのでタイヤ交換を済ませて準備完了.リアのGTウイングには霜が覆っており(↓),ようやくシーズンらしいコンディションになってきたなぁ~と思いつつ,
先月リニューアルしたというトイレ(↓)の視察へ.
こんな衝立もなかったよな~と思いつつ中を覗いてみると(↓),
うわぁ~,キレイ! これまでは昭和感満載の古めかしい感じだったのが,一気に近代化して国際サーキット並みにキレイになっていました.女性用も同様にリニューアルしたのでしょうから,これが集客力アップに繋がると良いですね♪
そんな事をやっているうちに出走の時間になったので,まずは1本目(8:00~).
こんな(↑)絶好のコンディションを10台未満で走れるので,普通の人なら意気込んで走るのでしょうが,9ヵ月振りの私はまずは感覚を取り戻すところからスタート.この車速域に対する勘が鈍っているので最初は大分ブレーキを余らせていましたが,徐々に距離を詰めつつ1本目の纏めとして8周目に全開アタックを試みると,
なんとタイムは 1'09.757・・・.予想外の遅さに思わず,「はぁ~?」と車内で叫んでしまいました(苦笑).路面が滑り易いといった事は一切なく,タイヤもしっかりグリップしており,ブレーキングポイントもそこそこ詰めているのにこの体たらく.いくら勘が鈍っているとはいえ,これはさすがに何かおかしくないか?と思い,リザルトを確認してみると(↓),
最高速が149km/h台止まり・・・.前回走行時は154km/h台であり,5km/hも遅い事になります.確かに気温・気圧の条件は前回の方が良いですが,5km/hも差がつくほどの代物とは思えません.「なんだこりゃ? エンジンパワーが落ちているのか!?」と思い,そういえば,これだけ気温が下がった割にはエンジンの吹け上がりが夏場と大差がなかった事を思い出しました.いよいよ,エンジンが終わりですかね・・・(泣).
LINK ECUのデータをチェックしてエンジンの状態を確認したいところですが,インターバルが40分しかないためそんな暇はなく.仕方がないので,前回よりもエンジンパワーが低い事を前提にして,それを逆手にとってタイムを削る方法がないか?走りながら考える事にしました.
という事で,本日最後の2本目(9:00~).
とにかくドライビングで詰めていくしかないので,まずは1ヘアと最終コーナーのブレーキングを限界まで遅らせて0.7秒削り取り(1'09.082).
更に縁石をインカットして,ひたすら最短距離を心掛けて0.3秒削り取り(1'08.694).
最短距離を突き詰める過程で,2ヘア進入のライン取りを「立ち上がり重視」→「距離重視」に変更し,0.04秒削り取り(1'08.657).
2ヘアのライン取りを変えた事で若干操作時間に余裕が生まれた事から,ダウンシフトを1個飛ばし(4速→2速)からスタンダードな4速→3速→2速とリズミカルに落とす形に変更.しかし,トライの結果,1個飛ばしの方がエンブレの効きが強く,それを使って一気に向きを変えられていた事に気づき,失敗と判断・・・.
その後,この失敗を取り戻そうと必死になったため,最終コーナーでこの日一番の飛び込みに成功し,Sec3で11.975というこの日最速のセクタータイムをマーク.これにより0.1秒削り取りました(1'08.526).
1個飛ばしのダウンシフトの方が向きを変えられるのなら,1コーナーでも同じ事をやってみてはどうだ?とトライしてみるも,今度はエンブレが効き過ぎてフロント荷重をキープ出来ず,かといってRの大きさから2ヘアのように一気に向きを変える事も出来ず,この作戦は失敗・・・.
あと削り取れる箇所は最終コーナーしかない!と判断し,どこまで弱いブレーキングで飛び込めるか?を確認すべく,最終コーナーへの進入で4速→3速へシフトダウンせず,4速固定のまま進入し,ブレーキ踏力の感触を覚える事に集中(1'08.966).
この時点で走行開始から16分が経過し,次のアタックがラストチャンス.今までトライしてきた選択肢の中からベストのものを選び,集中力を上げて1周を纏めに行った結果・・・.
1'07.839 をマーク! ダンロップ手前でシフトミスした時は「やらかしたー!!!」と焦りましたが,集中力を切らさず,アタックを最後まで完遂した事で何とか最低ラインの7秒台にのせる事が出来ました.
ε-(´∀`*)ホッ
それにしても,自己ベストの0.4秒落ちまで来ても,最高速は 149.584 と150km/h台にはのらず・・・.
やはり何かがおかしい気がしますね.
ま,その辺りの原因究明は後日やるとして,走行会終了後はAoisanさん,AT使いのBB6とサイゼリアで昼食.
やはりFL5はデカイ!と思いながら色々意見交換を行い,それぞれ帰路につきました.
以上,パワーが落ちてる!?と疑いたくなったTC2000でした.