CR-Sで望外の結果が得られたTC2000でしたが,前回の課題であった
最高速の伸び悩みが今回はどうだったのか?を確認しておこうと思います.
一応,前回(2024年11月)この問題が発覚してから,TC1000で足回りのセット変更を進める裏でコツコツと原因究明を進めていました.トータル200周以上掛かりましたが,原因の片鱗を見つけられたので走行前にそれを施しました(なのでタイヤサイズは変えたくなかった).
ではまず,コンディションの比較から.
前回 ・・・ 気圧:1021.9hPa 気温:14.6℃ 路面温度:16.3℃
今回 ・・・ 気圧:1018.9hPa 気温: 6.0℃ 路面温度:15.0℃
今回の方が気圧が若干低いですが,気温が大幅に低いので十分取り返せていそうですね.
続けてロガーデータ.バックストレート部分を抜き出して見てみます(前回:赤 今回:青).
おおっ! 今回(青)の方が最高速が伸びていますね.前回(赤)の最高速がロガー計測で152.79km/hであったのに対し,今回(青)は156.96km/hと約4km/h伸びています.加速のプロフィールを見てみると2ヘアを立ち上がって2速・3速の領域では大して変わっていませんが,4速の領域で着実に伸びているのが見てとれます.
最初見た時,前回原因不明だった3→4速へのシフトチェンジ直後の加速の停滞を完全になくせたのかなぁ~?と思ったのですが(↓),
よく見ると3速で引っ張っている時間が長かった分だけ車速が伸びているだけで,まだ若干停滞は出ていそうですね.
となると前回最高速が伸びなかったのは単なるドライビングミスだったのか?と,今度は自己ベストをマークした時のロガーデータと比較してみると(赤:自己ベスト時 青:今回),
自己ベスト時(赤)の最高速は160.57km/h出ており,領域を問わず全体的に車速の伸びが足りていません・・・.
一応,コンディション的には自己ベスト時(赤)の方が気圧が高いのですが(↓),
自己ベスト時 ・・・ 気圧:1025.2hPa 気温:12.4℃ 路面温度:21.9℃
今回 ・・・ 気圧:1018.9hPa 気温: 6.0℃ 路面温度:15.0℃
気温差が6℃ありますし,これを理由とするには弱いかなぁ~?という気もします.これらの結果を踏まえると「対策の効果はあったが,まだ足りない」というところですかね・・・.ただ,対策の方向性は合っているようなので,このままコツコツと進めて次回のTC2000に繋げたいと思います.
以上,今回は短いですが,TC2000の最高速は戻ったのか?の確認結果でした.
Posted at 2025/02/21 23:41:14 | |
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筑波サーキット・コース2000 | 日記