
先に「
プロの感想」を述べましたが,先日行って来たTC1000の走行会のお話です.
24-25のタイムアタックシーズンが終わり,気温の上下動が激しくなって体調不良を起こす人がチラホラいる中,いつもの走行会のゲストドライバーとして蘇武さんがいらっしゃるというので,これはEF8を評価して頂かねば!とCR-Sを外し,新品のA052をセットして筑波サーキットへ向かいました.
前日まで雨が降っており,朝の1本目は路面が乾かなそうなので新品をここで下ろすのは嫌だなぁ~と思いつつ,この日はなんと20℃まで気温が上がるとの事で,チャンスは1本目しかなく,ダメ元でやるしかないか・・・と葛藤しながら首都高を走っていると,小菅JCTの分岐に差し掛かったので,前のトラックに続いて常磐道方面(左)へステアリングを切った時に,右側から路面の上を何かが滑ってくるのに気づきました.
「なんだ??」と思いながら注視すると,なんとそれは,
パレット!
「ゲッ!?」と思いつつブレーキを踏んで減速させつつ,斜めにこちらの方に向かってくるパレットをどうやって回避しようか悩みます.
A :フロントタイヤで踏むか? ⇒ 折角の新品タイヤを無駄にしたくない・・・
B :タイヤの間で跨ぐか? ⇒ パレットの高さを考えるとバンパーが割れる・・・
「ダメだ.減速して避けるしかない」とステアリングを更に左に切り,路側帯へ逃げます.左ではなく右に切って逃げる事も考えましたが,位置関係的にどうしても左フロントタイヤがパレットを踏む.
「なんとか間に合ってくれー!」と願いながらエンストし掛かるレベルまで車速を落としつつ(クラッチを切ってる余裕はない),目一杯左側にステアリングを切ると,最後にコツン!という音がしてクルマが止まりました・・・.
「あ~,ダメだったか・・・」とバンパーが割れた事を覚悟しつつ,路側帯から車線に戻り,常磐道の料金所まで進んで,その先でクルマを横につけて確認してみると,
アンパネが割れてました・・・(泣).ただ,幸いにしてバンパー側は無事のようだったので,最後の最後でコツンと軽く当たったくらいで済んだようです.減速を選んで正解でした.
「なんで,こんなマリオカートみたいな攻撃を受けないといけないんだよー(なんでわざわざ,トラックとCR-Xの間に滑り込んで来る!?)」と思いつつ,TC1000到着後にテーピングして誤魔化しました(↓).
コース上の縁石でもぶつけないように気を遣ってきたのに,まさかこんなトラブルで破損させるとは・・・と到着早々泣きたくなりました.
その後は,AT使いのBB6や久方振りに参戦のEF8の先輩に挨拶しつつ,
走行開始の時間を待ちます.
1本目(9:00~).
結局,路面は乾かず,コースの上を霧が走っているような状態.新品タイヤが無駄になるのでピットへ戻ろうかとも考えましたが,2本目は気温が上がってノーチャンスなのも分かっていたので,スローペースでひたすら周回を続け,タイヤの温度を上げ過ぎないようにしつつ,路面が乾くのを辛抱強く待ちました.
15分枠の終わりがそろそろ見え始め,「あと出来て1周だな・・・」とタイムボードを見るとFD2勢が41秒台前半を出している様子.彼らがそこまで行けるならギリ行けるか?と思い,ファイナルラップでアタック.
結果は 41.976.新品タイヤのグリップはやはり素晴らしかったですが,この路面では無駄となってしまいました・・・.
「ハァ~,今日はついてないなぁ~」と愚痴りつつ隣を見ると先輩がいない.「アレッ?」と思いピットへ向かってみたところ,
なんとブレーキトラブル.リアがロックしてしまい,タイヤを引き摺った状態で帰ってきたそうです.
恐らく,2017年の時に起きたヤツ(↓)だろう~との事で,この日はリタイヤとなってしまいました.
続けて2本目(10:00~).
この時点で既にかなり暑く,路面温度を測ったらなんと30℃オーバー.こりゃタイヤのウォームアップとか言っている時期じゃない・・・という事で計測1で勝負.
結果は
41.656.「まぁ,そうだよね」というタイムで終わりました・・・.一応,計測2もチャレンジしてみましたが 41.666.「うん,1/100秒しか変わらん.今日はこれで限界!」という事で,クルマを温存すべくパドックへ戻りました.
その後は蘇武さんに乗って頂き(↓),
テスト主体の走行であるにも関わらず,さっくりと先程のタイムを抜かれました・・・.
最後の3本目(11:00~).
EF8の先輩もいないし,蘇武さんからのアドバイスも頂いたし,もうやる事がないので店仕舞いにしようかと思ったのですが,
蘇武さんから「ペダルがカッチリしたポイントで止めれば,スピン挙動は出ない」という情報を頂いたので,「ならば,ペダル踏力をそこでピタッと止める練習をしてみよう!」という事でコースイン.
この時点で気温は18℃.日射しも強く,路面温度も上がっているので42秒台のタイムしか出ない.先程のペダル踏力を止める練習をしてみると,確かにスピン挙動は出ない.ならば,この状態でどうやったら速く走れるか?にチャレンジ.止め過ぎず・止めなさ過ぎず色々試してみるも,42.040・・・42.080とあとちょっとだけ足りない.
「ぬぉー,なんとしてでも41秒台に入れてやるー!」ヽ(`Д´#)ノ ウォォォォ-!!
とムキになって走った結果,
計測6回目で 41.992 をマーク出来ました.
( *´∀`* )/ ヨシ! 満足!!
以上,今季初のEF8 vsEF8はならず,2台揃ってブレーキトラブルに悩まされた走行会でした.
先輩,早期の復帰を願ってます! 当日お会いした皆様,お疲れ様でした.