
リバースヘッド仕様の「
3S-G」と,それを搭載した「
エクシヴ」の見学が終わった後,富士モータースポーツミュージアムで新たに入れ替わった展示として日産車を数台観たので,それも備忘録として残しておきます.
まず最初はタイトル画像の「P35」.グループCのレギュレーション変更に対応する形で開発されたこのクルマですが,実戦に投入する前にプロジェクトが中止となってしまった事から幻の1台となったクルマだそうです.
そういう意味で貴重な1台なんでしょうが,グループCカーはちょっと食傷気味になっているのであまり興味が湧かず,サッと観て終わりました(笑).実は
4月に行った日産ヘリテージコレクションで見学した際も,これと同型となる「NP35」を観ているのですが(↓),
興味が湧かなかったので,正面からの画像すら撮ってない始末・・・.
ブログにアレコレ書いてますが,興味がなければこんなもんです(苦笑).
興味がないと言えば,コチラの「Oreca Courage LC70」もそう(↓).
上の「NP35」用のエンジンを開発された林 義正氏が,2008年に東海大学からルマンに参戦した(↓),
貴重な1台である事は理解するのですが,搭載されているYGK製の「YR40」が観れるならともかく,汎用のLMP1を観てもなーという事でチラ見して終わりました(笑).
という事で,やっぱり興味が湧くのは'90~'00年代のツーリングカーとなり,2002年のJGTC仕様である「Xanavi NISMO GT-R(↓)」へ.
2002年のGT-Rであれば,日産ヘリテージコレクションへ行った時に「
CALSONIC SKYLINE(↓)」を観たので,
こちらもスルーかなぁ~と思ったのですが,
アレッ? 牽引フックの位置が・・・.
テールパイプの位置も違うぞ!? んー,なんだコレ??と思ったら,なんとV6(VQ30DETT)へ換装される前の直6(RB26DETT)搭載の2002年仕様との事(↓).
そりゃまたレアな~と思い,先述の「
CALSONIC SKYLINE」と同じ構図で色々撮影してみると違いが見て取れます.
まずはカナードが2段となっており(↓),
ミラーもエアロミラーではなく,スタンダードな形(↓).
ディフューザ―もおとなし目で(↓),
テールランプ横にスリットもない(↓).
リアウインドウの吸気口はこちらの方が背が高いが(↓),
リアフェンダー周りは同じっぽい(↓).
といった感じで,期せずして細部の違いを確認出来ました(笑).あと,「CALSONIC SKYLINE」の時は気づかなかったのですが,フロントフェンダーのトコにはこんな三角形の開口部もあったようです(↓).
最後は,2005年のSUPER GT仕様である「Xanavi NISMO Z(↓)」.
日産ヘリテージコレクションで観た時は,2004年仕様(↓)と,
2006年仕様(↓)は観れたのですが,
間の2005年仕様は観れず・・・.2004年仕様の隣に1台分スペースが空いていたので,もしかしたらそこにあったんですかね?? 2004年仕様と2005年仕様の違いは間違い探しレベルで見分けるのが大変ですが(↓),
2005年仕様は,フロントフェンダーの後端が垂れ下がっているらしく(↓),
リアフェンダーの下部にスポイラーが付いているようです(↓).
コレ以外は正直分からなかったので(苦笑),他に気づいた箇所としては,ライト外側のフェンダー部分が切り立っている点(↓)と,
日産ヘリテージコレクションでは展示位置の都合上,よく観れなかったリア周りがしっかりと観れた事くらいですかね(↓).
2006年仕様のリアを観ていたら違った感想になったのかもしれませんが,じっくりと観れた2008年仕様に繋がるものがあるなぁ~と感じる造形でした.
以上,Heritage Collectionの見学を思い出しながら見比べた日産車達でした.
Posted at 2025/09/03 00:25:54 | |
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