
4ヵ月振りとなりましたが,今回もEF8の先輩が筑波に来てくれたので第2戦です.
第1戦では0.17秒差で私の敗北となりましたが,その後,先輩の方は車高調とLSDを一新し,タイヤもRE-71RS→A052に変更する等,大幅にアップデート.その一方で私はここのところスランプから脱せないので,今回は直接対決を避けて別クラスから臨む事にしました.
当日は,最高気温:28℃と真夏のピークの暑さは過ぎた印象で,気圧も1020hPaとマズマズのコンディション.ただ,日射しが強く路面温度は9時の時点で30℃オーバーと時間が経つ毎に上がって行きそうな雰囲気でした.なお,今回は別クラスという事もあって直接の絡みが少ないので,サクサク行きたいと思います.
1本目
先攻(9:00~)は先輩.A052を初めて使うという事で様子見しつつの走行となりましたが,TC2000での参加が多い,でびっとさんのFK8を追い掛けて(↓),
41.454.車載を見るとマージンたっぷりという印象でしたが,それでもいきなり41秒台前半に入れてきました.
続く後攻(9:15~)の私.まずは新品のブレーキパッドの慣らしから入らないといけないので,最初の3周はパットにじっくりと熱を入れるべく抑え気味に走った後,一度ピットへ.
ここで約4分間待機し,熱を入れたパッドを一度冷まします.「SC6.5」の時は熱入れで5周走ったらモクモクと煙を上げて焦げ臭かったので,今回の「SC6」では熱入れを3周に減らしたのですが,焦げ臭いもしなかったのでこれくらいの方が良さそうです.
そこからピットアウトし,先程よりはペースを上げた状態で再び2周熱を入れた後,一旦クーリング.先導走行+ピット待機で残り時間も少ないので,チェッカーが振られそうな雰囲気のファイナルラップにアタックし,タイムは42.554.まだパッドの感触が掴めていないとはいえ,この時点でぴったり1.1秒の差は埋められる気がしないですね・・・.
先輩 ・・・ 41.454
私 ・・・ 42.554 (+1.100)
2本目
先輩の方は,新しい仕様にドライビングを合わせるべく色々試行錯誤している様子.LSDがFG仕様となった事で,進入で若干アンダーステアが強そうな印象を受けましたが,その分立ち上がりは横に強いA052の特性もあって,グイグイ曲がってますね.最終周には「こんなもんだろ」と1周を纏め,路面温度が上がっているにも関わらず,41.139 と0.4秒も削ってきました(泣).
対する私の方は,気温の低い1本目を慣らしで捨ててしまったので,この2本目の計測1が勝負.前後の間隔を十分に取って1発に賭けてみますが,
フロントタイヤがロック! この時点で路面温度は40℃近くまで上がっているのですが,やはり1周目のタイヤが冷えた状態では,初期制動が強い「SC6」だとロックしてしまうか・・・.これは真冬のアタックでは要注意ですね.
唯一のチャンスであった計測1で仕留め損なってしまったので,以降は42.6秒が限界.41秒台はおろか,42秒台前半も届く気がしません(泣).「こりゃ,ダメだな・・・」とタイム出しは諦めて,新しいパッドにドライビングを合わせるべく,ひたすらヘアピンで練習.
「SC6.5」→「SC6」に替えた事で初期制動が強くなり,タイヤが冷えている時はロックに注意しないとダメになりましたが,タイヤが温まって以降は良いフィーリング.「SC6.5」では制動の立ち上がり方が遅く,探り探りブレーキングを開始していたのですが,「SC6」では狙いの制動力が1発で得られるようになったので各段にコントロールが楽になりました.ブレーキングの中間域でも強過ぎず・弱過ぎずちょうど良い感じの制動力で,「SC6.5」であったブレーキング後半で制動力が落ちず,急減速する印象もなく,エイペックスに向かって車速を維持しつつフロント荷重を残しつつ,飛び込めるようになりました.
これだけフィーリングが良いんだから,タイムも縮まってよ・・・と思いますが一向に縮まらず,細かい部分を拾い集めて,最終周に 42.433 とかろうじて1本目のタイムを更新するで精一杯でした(泣).
先輩 ・・・ 41.139
私 ・・・ 42.433 (+1.294)
3本目
私の方は万策尽きたので,この日のゲストドライバーである
蘇武さんにEF8を預けて,先輩と同枠での走行.
これでクルマの実力が分かるかと思いましたが,蘇武さんの力をもってしても41秒台にかすりもしないので,根本的にクルマが遅くなっているようですね・・・.一体何が原因でここまで遅くなっているんだろう? 原因が全く分からん(泣).
一方の先輩は,着々と新しい仕様を乗りこなしているようで,ジリジリとタイムを削り取り・・・,
41.006 をマーク! あと7/1000秒で40秒台という驚速振りを示していました.このコンディションで41秒フラットとか出されると,私の方は単なる敗戦ではなく,コテンパンにのされて二度と立ち上がれない状況ですが,それでも何とか一矢報いるべく,最後3本目の計測1に賭けてみます.
蘇武さんに乗って頂いた直後なのでベルトの再調整等に時間を取られ,3分遅れでコースイン.台数は5台なのでスペースは十分ある事からタイミングを合わせてアタック!
結果はこの日のベストとなる
42.413 をマークする事が出来ましたが,もはや焼け石に水ですね(泣).コースインが遅れて焦っていたのと,プロが乗った後でエンジンの吹け上がりが良く,「ワンチャン行けるか!?」という気負いもあって,洗濯板の進入ラインをミスるわ,最終コーナーでアンダー出すわで酷いドライビングでした.orz
こんなのが当日ベストなんてホント恥ずかしくて,もう少しマトモな車載を残そうと頑張ってみましたが,計測1を超える事はなく終わってしまいました.このまま何の成果もなく終了するのも悔しかったので,最後は久方振りの同枠となったAT使いのBB6のカメラカーでもやるか~と周囲を見渡し,BB6を探したのですが,
ちょうど反対側にいやがる・・・.残り時間は5分を切っていたので,BB6に追いつくべくペースを上げるとBB6が逃げるし,スローダウンして追いつくのを待とうとしたらBB6もスローダウンする.
「おのれ~,撮影されるのを嫌がって逃げてやがるな・・・」 ヽ(`Д´#)ノ
と途中で気づいたので,そこから全力で追い上げ.油温を横目に見つつ,なんとかセッション終了の1分半前にBB6のお尻を捕まえたのですが,
「うわぁ~,残り1分だからピットに逃げられるよ・・・」 (>_<。)
と諦めたのですが,背後からの気配を察したのか? BB6がコース上に残ってくれたのでラスト1周だけカメラカーをやってみました(↓).
ここのところ,ForzaMotorspotでオンラインレースをやっているので,接触回避の癖が染みついて大分ブレーキングにマージンをとってしまった結果,車間距離を開け過ぎてしまいました.次回はもっと詰めますので,今回の撮れ高はこれで勘弁して下さい(笑).
そんな冗談はさておき真面目な話をすると,さすがに1300kgの4速ATと1000kgの5速MTでは加速力が違うので,2速領域ではアクセルを少し戻しましたが,3速領域では互角かなぁ~と思いました.AT使いもこういった追いかけっこには鳴れていないはずですが,プレッシャーに負けずキレイなライン取りを維持していたので,バックミラーをクイッと横に向けていたのかと思いました(笑).ドライビングの腕前だけでなくメンタル面も強い事が分かったので,次回はもう少し頑張ります! AT使い,つきあって頂いて有難う御座いました! <(_ _)>
という事で最終結果です.
先輩 ・・・ 41.006
私 ・・・ 42.413 (+1.407)
走行前は,従来ハンデ(0.7秒)+ここのところのスランプ分(0.3秒)を乗っけて,1秒差くらいに留められれば御の字かなぁ~?と思っていたのですが,それを更に0.4秒も上回られてしまいました(泣).先輩のEF8が車高調・LSDとアップデートが進んだのに対し,私の方はスランプから脱せず大きく差が開いた結果となりました.さすがに1.4秒の差は精神的なダメージが大きいので,立ち直れそうにありません・・・.
以上,第2戦の模様でした.当日お会いした皆様,お疲れ様でした!
【おまけ】
前回に引続き,今回もレーシングドライバーのじゃんけんパターン分析を行ってみました.
今回のS選手は,じゃんけん開始前に「私はパーを出します」と宣言した後,パー→パーと連続で繰り出してきました.どうやら駆け引きに強いドライバーは絡め手では来ず,真向勝負で「どうだ? どうだ?」とこちらを揺さ振ってくるようですね.
φ(´・ω・`)メモメモ
3回目もパーで来たのか?がポイントだった気がしますが,そこで手の内を見せず,参加者同士でじゃんけんをさせてデータを取らせない辺り,かなりの策士でした(笑).