
なんだかんだと長くなった
JMS2025の見学ネタですが,そろそろ終盤.見学最後の1台は「1983 Subaru GL Family Huckster」です.
「GL」と言われてもピンと来ませんが,これはSUBARUがアメリカで販売していた「GLワゴン」の事だそうで,日本名で言えば「レオーネ ツーリングワゴン」となるそうです.「1983」と書かれている通り古いクルマで,ベースとなっているのは,1983年にアメリカのスキーチームがオフィシャルに使用したクルマなんだか(↓).
魔改造され過ぎて,全く別物なイメージですね・・・.
名前の「Family Huckster」とはどういう意味なんだろう?と,そのまま翻訳ソフトに突っ込んだら,
「家族の詐欺師」と出てきました・・・.そりゃ,あんまりだ~と思って真面目に調べてみると,「Huckster」は「派手な戦術を駆使して何かを販売する人」という意味だそうで,あんまり良い意味では使われない単語のようです.察するに「SUBARUファミリーの中で無茶をするクルマ」という意味合いなんですかね?
(こんなもん,SUBARU公式でよく展示したなぁ・・・)
このクルマの最大の特徴は,一目で見て分かる「アクティブエアロ」ですかね.
GoodWoodでのデモ走行の動画を見ると,どんな感じで動くのかよく分かると思います(↓).
ブレーキング時の姿勢安定化のために動いているのだと思いますが,クルマの動きを見ると本当に効果あるのかなぁ~?と思ってしまいました(見た目的には派手で面白いですが).
サスペンションはWRCのグラベル用のものを転用したそうで,物凄いロングストロークです(↓).
タイヤはA052の「245/40R18」を履いていましたが(↓),
「コレ,多分輸出用のA052なんだよなぁ~,コンパウンドの固さとか違うのかなぁ~?」と触ってみたくなりましたが,当然それは厳禁!
エンジンは「2.3リッター水平対向4気筒ターボ」とだけ書かれていて,862PSを発生するそうですが,チラッと見た記事だとレオーネが搭載していた「EA81」ベースなんて書かれていましたが,さすがにそれはないだろう・・・と思いました(普通に「EJ20」ベースじゃないかな?).
右側のフロントフェンダーからは2本の棒が突き出ていましたが,これがエキゾーストなんですかね?
フロントフェンダーはタイヤを完全には覆っていない感じ.「
SKODA FABIA R5」と同じ考え方なのかなぁ~?と思いましたが,スリットがないので多分デザイン優先なんだろうな.
改めて正面から見ると,こんな感じ(↓).
アクティブエアロのフラップの立具合がやっぱり凄い(↓).
ルーフのスキーラック(?)も敢えて残しているんでしょうね(↓).
あとボンネットを見たら,何気にボンピンが4箇所ありました(↓).
そんなに長いようには見えないのですが分割式なのかな? あと,何気に気になったのが冷却系.
ラジエターはリアに搭載されているとの事ですが,開口部が全然ないんですけど,800PSオーバーのエンジン積んでこれで足りてるんですかね・・・?
あ! 冷却系と言えば話が逸れますが,GRBにGU系のインプレッサの顔面を移植しただけなんじゃないか?と思いたくなった「Performance-B STI concept(↓)」.
ボンネットの開口部がちゃんと
最近のラリー車っぽかったですね(↓).
以上,最後に話が逸れましたが「Family Huckster」の見学でした.
多分日本で観れる機会はもうないんじゃないかと思うので,この目で観れて良かったです♪
Posted at 2025/11/14 07:29:11 | |
トラックバック(0) |
イベント見学 | 日記