
先日観てきたSUPER耐久の最終戦では,富士スピードウェイのイベント広場に水素エンジンを搭載したGRカローラが展示されていました.
このGRカローラは,
2021年の最初のテスト,
2023年のJapan Mobility Showと2度観ているのですが,当時はまだ水素を気体のまま搭載している形でしたが,今回会場で展示されていたのは液体水素を搭載したモデルでした.
展示の中に両者の違いを透視図で示したパネルがあったので,そちらで見比べてみるとこんな感じ(↓).
【気体水素モデル】
【液体水素モデル】
タンクのレイアウトが随分違うなぁ~と思いつつよく見ると,
「アレッ? マフラーがサイド出しになってる??」
へぇ~,そうなんだと思い,実車を観に行くと(↓),
あら,本当だ.レーシングカーでサイド出しなんて珍しくもないですが,何か変える必要があったのかな?と再び透視図を見てみると,液体水素の方はタンク下から何やら棒状のモノが突き出ており,これが邪魔して配管を通せなかったのかも?
となると,この突き出た棒状のモノは何なんだ?と思い,展示されている液体水素タンクを覗いてみると(↓),
確かに突き出てる(↓).
「あ! コレもしかして燃料ポンプか!?」と思い,パネルを確認してみると(↓),
どうやら合っていそう.そもそもなんでこんなにポンプがデカいんだろう?と思い,タンクの隣に展示されていたポンプを眺めてみると(↓),
液体水素は-253℃という極低温なので,ポンプのモーター部分がタンクの上に突き出ているのは理解出来るのですが,そのポンプの吸い口となる部分が下に突き出ているのが不可解.「なんでなんだろう?」と暫く眺めていて,
「あっ! そうか.液体水素のタンクって球状だから,ストレーナー部分に燃料を集めるために付き出しているのか!!」
・・・と気づきました.水素燃料のタンクは,高圧タンクと見なされるので法規上,断面積が円状になっていないといけないんですよね(タンクの全周方向に圧力が均等にかかるようにするため).
燃料を吸い出すためのストレーナーって,真っ平じゃないと最後まで吸い切れないから,水平部分を作るためにこういう形状をしているんでしょうね.
なるほどなぁ~と思いながら,他にも何かあるかな?と実車を眺めてみると,室内からの放出口の形状が変わっていました(↓).
【2023年 JMS確認時】
【今回】
やはり色々アップデートされているんですね.
以上,液体水素(LH2)化された水素カローラ見学でした.
Posted at 2025/11/17 16:41:08 | |
イベント見学 | 日記