
(この日記は2020年に記載しています)
TC2000で予想以上のタイムが出たので,これは「日光でも試すしかないだろう!」という事で再びスポ走へ.
前回のTC2000からRE-11A→RE-71Rに変更した訳ですが,これに合わせて実はタイヤのサイズも変更しています.
昨年末にバックストレートのレブ当たり対策のためにローギヤード化(小径の195/50R15に変更)しててみた訳なのですが,感触があまり良くなく,これは失敗と判断.ならば,逆にハイギヤード化してみようという事で,195/55R15(外径:596mm)にしてみたのでした.
さて,この頃初めて知ったのですが,2月頭の日光と言えばコース改修!という事で,この時はコースを歩いてパシャパシャ写真を撮りました.
日光で最もタイヤのグリップが欲しい1コーナー,5コーナー,8コーナーといった辺りの路面が改修され,キレイになっていました.当時は路面の違いを感じ取れる程の技量はありませんでしたが,それでもタイムは期待したくなります.
早速,1本走ってみると,
前回 ・・・ 43.871 (S1:9.930 S2:19.121 S3:14.820)
今回 ・・・ 43.492 (S1:9.935 S2:18.956 S3:14.601)
おおっ! 遂に43.5秒を切る事が出来ました.日光だとこれがSクラスへの昇格ライン(当時)になるので,もう1回出せれば,いよいよ昇格か!?と思った矢先・・・,
ガー,ガー,ガガッ!!
と4コーナーを過ぎた辺りで異音が.「何事!?」とびっくりして即座にスローダウンし,耳を澄ませてみると音が止みます.「気のせいか?」と思って再び加速すると,やっぱり「ガー,ガー」と音が.
ワケが分からず,パドックに戻ってオレさまFD2に外から見てもらいましたが,特に異常が見当たらない.しょうがないので,もう一度コースインして加速してみると,やっぱりダメ.再びパドックに戻ったところで,「どれ,乗せてみろ」とオレさまが言うので席を譲り,今度は私が外から見るとやっぱり音がする.
「何なんだ!?」と思って左側に回ってみたらフロントタイヤの位置が変な事に気づき.走り出そうとするオレさまを慌てて止めて,下から覗き込むと,テンションロッドが折れてました・・・.
結局,この日は日光サーキット前の砂利の駐車場にクルマを置かせてもらい,オレさまFD2に乗って帰宅.翌日ショップにEF8を回収してもらい,ロッドを外してもらったところ,こんな感じ(↓).
見事にポッキリ折れちゃってますね・・・.断面はこんな状態(↓).
この後,ショップ経由でメーカーに問合せもしてもらいましたが「走行中に折れた事例はない」との事.「製造不良ではないか,回収して調べたい」というので外したロッドは送る事になりました.
結局,その後「製造不良ではない」との見解が示され,補修品を出してもらってロッドは交換.ただ,その調査結果が出るのを待つために,次の日光の走行会は不参加となりました.
(ちなみに,EF8の先輩はその走行会に参加し,AD08Rで自己ベスト更新の42.098を出したそうです).
その後,何日かして「あの日何が起きたのか?」を考えていたのですが,当時は車載カメラがなかったので何が起きたのか分かりません.それでも必死になって記憶を探ってみると,テンションロッドが折れる数周前に,8コーナーの出口で曲がり切れず,縁石を跨いだ事を思い出しました.
日光の8コーナー出口には結構高い縁石があり,その縁石に左フロントが軽く乗るくらいだと,押し返されて上手く曲がるのですが,その縁石の外側は崖状に路面が窪んでいるため,万が一曲がり切れず,縁石を乗り越えてしまうと縁石がアームに当たるような位置関係になります.走行中は全く気づきませんでしたが,恐らく縁石を跨いだ時に,ちょうどテンションロッドが縁石に当たってしまい,傷が入ったか,曲がったかし,その後,9コーナー→10コーナー→11コーナーと左フロントにストレスが掛かる事でそれが悪化.最後のトドメとばかりに,S字の切り返しで最も負担が大きい4コーナーで遂に折れたのだと思われます.
ドライビングミスで壊したのであれば,クルマ自体には問題がないという事で一安心.テンションロッド交換して再び走り出す事になるのですが,調子に乗っていると痛い目に遭うという日光の特性を学ぶ機会となりました.
Posted at 2020/05/01 02:11:20 | |
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