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2015年07月30日 イイね!

真夏の収穫

真夏の収穫この暑さでタイムが出るはずもないですが,知人の誘いで再び日光サーキットへ.

前回の走行でほぼやれる事はやり切っているので,カメラテスト以外に得られるものはないだろうなぁ・・・と思いましたが,コンディションが違えば想定していなかった事が色々と起こるもので,役に立つ/立たないは置いておいて,色々な収穫が得られました.

①3速でのパワーダウン
前日の雨で朝一はウェットコンディション.曇り空と相まって,これならパワーダウンも少ないかと思いましたが,そこはやっぱり夏.エンジンの吹け上がりも鈍く,LAP+の結果からも差は明白でした.



緑色が前回,青色が今回ですが,2速を使っている範囲では差が少ないものの,3速に入れてからの加速の鈍さは明白で,それぞれの終端速度(赤丸の部分)では3km/h近く遅くなっていました.

こんな所からもEF8は,3速(100km/h以上の車速域)でのパワー不足が顕著なようです.


②1コーナーでの操作
私は1コーナーで3→2速へのシフトダウンを済ませるため,ブレーキング・シフトダウン・ステア操作と1コーナーでは結構忙しかったのですが,今回はパワーダウンでいつもより車速が低かった分,余裕が出来て冷静になったのか,走っている最中にスムースにクリアするコツを見つけてしまいました.

このコツを掴んでからは2コーナーへのアプローチに余裕が生まれ,どうすれば3コーナーへきれいに姿勢を作れるかが分かるようになり,今まで不安定だったsec1のタイムが安定して9.7秒台を出せるようになりました.


③6コーナーのアプローチ
私のEF8だと,5コーナーをアクセル全開で抜けると,6コーナー手前でちょうどレブリミットに当たる感じになります.
ところが,ここでレブに当ててしまうとヨーが掛かった状態で急にアクセルオフするようなものなので,急に右リアの荷重が抜けて6コーナーのターンインでオーバーステア状態に陥ります.

これを避けるため,私はアクセル全開でもぎりぎりレブに当たらないでターンイン出来るラインを選んで走っているのですが,そうするとどうしても6コーナーへタイトにアプローチしなければならず,立ち上がりが苦しくなります(下記の赤色).一方,オーバーステアを我慢してワイドにアプローチ出来れば6・7コーナーのクリップをしっかり取れるので,8コーナーまでの加速がスムースです(下記の青色).



この2つのラインはどちらが速いのか,今まで判断がつかなかったのですが,今回比較してみたところ,LAP+のデータ上では両者の差は僅かに0.05秒で,「どちらでも大差ない」が答えのようです.

レブに当たるリスクを背負ってアウトから大きく回るか?
ブレーキングとアクセルワークでコントロールしながらミドルで小さく回るか?

タイヤのグリップと相談しながら,その日その日でベストラインを探らないとダメなようです.


④10コーナーの突っ込み
前回のベストラップは,ややオーバースピード気味で10コーナーに飛び込み,リアが不安定な状態のまま11コーナーへつなげる事で出したものでした.

その感触を再現してみようと,今回はややブレーキングを浅くして,意図的に10コーナーへオーバースピードで飛び込むようにしてみたところ,なぜかアンダーで10コーナーの外側へ・・・.

これでリズムが狂って,ブレーキリリースからアクセルへ踏み変えた瞬間に11コーナーへターンイン.アクセルに少し足が乗ってしまったため,LSDが作動してロック状態で旋回する羽目となり,嫌な音を立てて更にアンダーで失速する始末でした.
(これで0.2秒もロスしてました・・・)

何でこんなに感触が違うのだろうと,走行後にタイヤを見てみると,



フロントタイヤが終わってました・・・.


⑤タイヤの減り方
フロントタイヤが終了してしまったので,「来る前に裏組みすれば良かったなぁ・・・」と後悔しながら,左右のタイヤを並べてみると,



左右共に見事な片減り.

右回りの日光とTC1000しか走ってないので,減りが左側(写真向かって右側)に偏るのは理解出来るのですが,これでは裏組みも出来ず・・・(前後異径でローテーションも出来ず).

減りの早いRE-71Rユーザーとしては,この減り方は結構な痛手で,今後はタイムを落とさずにもっとタイヤに優しい乗り方・セットアップを探って行く必要がありそうです.


・・・というように,ポジティブ・ネガティブの両方の側面で色々な収穫が得られましたが,ともあれ,ご一緒した皆様,暑い中お疲れ様でした!
Posted at 2015/08/03 01:42:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記
2015年07月30日 イイね!

カメラテスト

カメラテスト前回のサーキット走行ではカメラの固定が甘く,少々残念な動画となってしまったため,マウントを変更して再トライしてみました.

前回は,L字型のマウントを助手席の肩の断面に紐で縛って固定するやり方でした.
このマウントの固定自体はしっかりとしていて問題なかったのですが,助手席自体が縁石や車体の振動で揺れてしまい,カメラの映像も振れまくっていました.

このため,Contour+2の270°レンズ回転機能とEF8のグラストップを活用して,吸盤マウントを使った天井吊下げ方式に変更.



カメラの位置も自由度が増し,右のミラーを画角に入れたり,高さをドライバーの目線に近づけたりと,より最適な形となりました.

【前回(助手席固定式)】




【今回(天井吊下げ式)】




これで絵としては大分まともになったので,次の課題は音声ですね.

音量自体の調整もそうですが,風切り音がプツプツと入っているようなので,外部マイクをつけて,エンジンサウンドをよりクリアに拾えるようにしたいところです.
Posted at 2015/08/02 01:48:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | セッティング(ツール) | 日記
2015年07月22日 イイね!

コーナーへの姿勢作り

コーナーへの姿勢作りEF8といえば,ジムカーナで活躍した事からも知られる通り,ショートホイールベースを活かした旋回性能の高さが有名です.

一方,私がEF8をサーキットに持ち出して最初に感じたのは,"高い"と言うよりも"高過ぎ"で,コーナーではリアがピーキー過ぎて乗りづらくて仕方ありませんでした.

私はそのピーキーな挙動を,"乗りこなす"というよりは"出さないように走る"という練習してきたせいか,「ブレーキングは直線で終わらせる」「ステアリングの舵角はリアの限界に合わせて止める」といった事が身体に染み付いてしまっているようです.

例えば,TC1000の第1ヘアピンで私は「立ち上りのアンダーがキツイなぁ・・・」と思うのですが,周囲からは「EF8がヘアピンでアンダーになるはずない!」「ブレーキングで荷重を掛けられてないんだ!」「オーバーにビビらず,リアをもっと流せ!」等々,大ブーイングを食らってしまいました・・・.


・・・という事で,「それなら,カートでリアを流す練習するか!」と思い,カート仲間と中央サーキット藤野を訪れました.

藤野はアクセル全開からのフルブレーキングで飛び込むヘアピンや,ヨーを残しながらブレーキングしてクリアするS字など,リアを流した方が速そうなポイントがいくつかあります.

早速,意識しながら振り回し気味に乗ってみるもタイムは41秒台と振るわず・・・.
(ちなみに,自己ベストは昨年12月の39.717).

「う~ん.本当に流した方が速いのか?」と疑問を感じながら走り続け,仲間のベテランカーターの後ろについた際,追突しないように早め早めのブレーキングを心がけた(結果的にリアが流れない)走りをしていたら,40秒フラット.

「あれ?流さない方が速くないか・・・??」と思い,パキ切りを得意とするGDB乗り(TC2000の自己ベストが1分2秒という猛者)が駆る7号車とコース占有状態になった時に,「いつもの流さない走り方でパキ切り使いにどこまでついていけるかやってみよう」と3号車に乗り込み,完全に方針転換.

コーナー入口で相手の横っ腹が見えるくらい姿勢の作り方が違う事を認識しながら,リアが滑らないギリギリのアクセルワークを心がけ,トラクション重視で縁石も極力踏まないように追走した結果・・・,



タイム差はたったの0.038秒.
(ちなみに,GDB乗りには,いつも1秒以上離されてます・・・)

レンタルカートは車両のバラつきが大きいですが,このセッションでは,GDB乗りはストレートの伸びが最も良かった7号車を,私はリアが一番安定している3号車を,それぞれ選んで走ったので,車両のハンデはほぼ無いはず.

それでこれしか差がつかないとなると,リアを流す走り方が本当に速いのか,私には分からなくなってきました・・・.
Posted at 2015/07/25 20:05:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | レンタルカート | 日記
2015年07月10日 イイね!

プロの感想 ~加藤正将プロの場合 その①~

プロの感想 ~加藤正将プロの場合 その①~FD2との比較結果からも現状出来る事をやり尽くした感があったので,現時点での限界をプロに見定めてもらおうと,レーシングドライバーの加藤正将さんに日光サーキットでEF8に乗って頂きました.

今回は折角の機会だからと,撮影機材を買い揃えて車載動画の撮影も行いましたが,経験不足から音声とカメラの固定が残念な出来になってしまいました・・・.
今回が人生初の動画撮影という事で,ご容赦下さい.

なお,当日は時折小雨が降り,セミウェットとドライが入り混じる難しいコンディションでしたが,ちょうど乗って頂くタイミングで路面も乾き,この時期にしては低い気温と相まって限界を確認するにはまずまずの環境.途中何度となくトラフィックに引っかかりながらも,加藤氏には計15Lap走って頂きました(動画はベストラップのものです).




走行後のコメントとして以下を頂きました.

①レブが8400rpmくらいまで欲しい.
私のEF8はECUに手を入れてありますが,レブリミットはB16Aノーマルのまま(7800rpm)なので,6コーナー手前とバックストレートエンドで早めにレブに当たってしまうようです.特に6コーナーの進入でレブに当たるとヨーが掛かった状態で急減速する形となり,バランスを崩しやすく,加藤さんも何度もカウンターを当てていました.

②前後のバランスは良い.
「もう少し固い方がベターだが現状でも不満はなく,特に高速コーナーは奥で踏ん張ってくれる感触が非常に良かった」との事.「車高も含めて前後のバランスはこのままで,単純にバネレートを上げれば尚良い」ともアドバイス頂きました.

③パワーがあと40PS欲しい.
「41秒台に入れるには,あと何が必要ですか?」と尋ねた際のコメント.B16A(160PS)+40PS=200PS=B18Cという「やっぱりそれかい!」というのが率直な印象でしたが,重ねて「バネレートとパワー,どちらを先に上げるべきですか?」と聞いても「パワーが先」と仰られていたので,やはり車体の出来に対してエンジンが力不足なのは明白なようです.

④ドライバーは十分マシンの性能を引き出せている.
自己ベストが加藤さんのタイムから0.2秒落ちだと伝えると,「最後のコンマ数秒はプロが持ち得る限りのテクニックを使って捻り出す部分なので,0.2秒落ちなら立派なタイムだ」と褒めて頂きました.「逆に言うと,このクルマで出せる限界まで来ているので,ドライバーのテクニックだけでこれ以上何とかするのは難しい」とも・・・.


総評として「良く出来ている」と言って頂けたのは,ここまでセッティングを煮詰めてきた身としては嬉しい限りでしたが,「やっぱりパワー!」という結論は頭が痛いところです・・・.

それはさておき,1セッションずっと乗り続けて限界を見定めてくれた加藤さんには,この場を借りてお礼を申し上げます.有難う御座いました.


ちなみに,この後,周囲からは「ハイコンプのB16A」だの,「B18Cのノーマルで十分」だの,「いっそK20Aにしちゃえ」だの,「プロのアドバイスに何で従わない!」と散々プレッシャーをかけられました・・・(苦笑).
Posted at 2015/07/13 01:48:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | プロの感想 | 日記
2015年07月09日 イイね!

昔語り~先輩に初勝利!~

昔語り~先輩に初勝利!~(画像は某所より拝借.この日記は2020年に記載しています)

TC1000の走行会で白黒はっきりついた後,EF8の先輩との差は0.1秒と僅差の敗戦だったので,「(当時の)ホームコースならば勝機はある!」という事で,日光でのリベンジに挑みます.

ちなみに,当時の日光サーキットでの自己ベストは,42.552.
対する先輩のベストは,42.098.

この数字通りなら勝ち目はありませんが,私は5月,先輩は3月という気温の差があるので,先輩がオルガンペダルにまだ100%慣れていない点も加味すれば勝機アリ!?という感じです.

さて,当時は残念ながら前夜の雨が残った状態で,路面はビシャビシャ.



一日中曇り空のようですが,夏という季節を考えれば,むしろ曇っている方が好都合という感じです.



また,この日のゲストドライバーは 加藤正将プロ.(当時の)GT300ドライバーという事で「この機会を逃す手はない」と私のEF8に乗って頂きました(加藤さんの感想はコチラ).


さて,今回も一番上の「Dクラス」でエントリー.出走台数は寂しい4台で,いつも日光のスポ走で会うS2000の2台(白のAP2と黒のAP1)と,EF8の先輩(白のEF8),私(黒のEF8)という顔ぶれです.

【1本目】
 1位 ・・・ AP2  (46.503)
 2位 ・・・ AP1  (46.652)
 3位 ・・・ 私   (47.464)
 4位 ・・・ 先輩 (51.841)

雨は降っていないものの,路面はフルウェット状態なので,走り慣れていない先輩は大分マージンをとったスタート.


【2本目】
 1位 ・・・ AP2  (44.741)
 2位 ・・・ 私   (44.790)
 3位 ・・・ AP1  (44.938)
 4位 ・・・ 先輩 (46.865)

1時間経って大分水量も減ってきましたが,それでもまだウェット.FFの優位性を活かしてS2000の1台を食うと「まさか,CR-Xに負けるなんて!」とどこかで聞いたセリフがここでも(笑).


【3本目】
 1位 ・・・ AP1  (42.076)
 2位 ・・・ AP2  (42.863)
 3位 ・・・ 私   (42.905)
 4位 ・・・ 先輩 (44.814)



いよいよレコードラインは乾き,ドライのタイムになってきました.2本目に私に抜かれたのが発奮材料となったのか,ここで黒のAP1が首位に立ちます.


【4本目】
 1位 ・・・ AP1  (42.273)
 2位 ・・・ AP2  (42.398)
 2位 ・・・ 私   (42.981)
 4位 ・・・ 先輩 (43.845)

先行する黒2台(AP1と私)に対し,白の2台(AP2と先輩)が追い上げます.私はタイムが頭打ちでこれ以上伸びそうにありません(ヤバイ!).


【5本目】
 1位 ・・・ AP2  (41.693)
 2位 ・・・ AP1  (41.866)
 2位 ・・・ 私   (42.302)
 4位 ・・・ 先輩 (43.795)

S2000の2台は遂に41秒台へ.そして,私もプロの走行データを解析し,詰め代を見つけ出して自己ベストを更新!




【6本目】
 1位 ・・・ AP1  (41.760)
 2位 ・・・ AP2  (42.007)
 3位 ・・・ 先輩 (43.288)
 4位 ・・・ 私   出走せず

全てやり切った私は,最終枠は走行せず.パドックから戦況を見つめ,先輩も最後に0.5秒縮める意地を見せますが,私のタイムには届かず・・・.
ホームコースで,先輩に初勝利! となりました. ワーイ♪ヽ(▽ `)ノヽ( ´▽)ノワーイ♪


最後に総合結果です.



総合1位はCクラスから下剋上を果たしたFD2(41.491),総合2位は「白のAP2」ことKei-s2kさん(41.693).Kei-s2kさんはDクラスの首位だったので「1位!1位!」と結果発表まではしゃいでいたのに,FD2に横からかっさらわれ,落胆していました.総合3位が黒のAP1(41.760).僅か0.067秒差ですから,この二人は実力伯仲でしたね.

私は総合5位(42.302).初のトップ5入りで今(2020年)のところ,これが最上位ですね.EF8の先輩は総合8位(43.288).前述の通り,これが初の敗戦です.

総合7位にボンバー赤8さんのFD2(43.130).走行会終了後に私のクルマをジロジロ,ジロジロ,ジロジロと見ていたのが印象的でした(苦笑).きっと「なんでこんなクルマに負けたんだ!?」と思っていたんでしょうね.

他には,後にスーパーチャージャーを乗せるAP2が総合15位(45.713),AT乗りのBB6はそれに0.05秒届かず総合16位(45.764)でした.出走は21台と寂しい限りでしたが,今年の日光はそれを上回る寂しい状況だったようですね(仕方ありませんけど).


この年の日光は,テンションロッドが折れメーターが壊れオーナー殺しに遭う等良いところがありませんでしたが,そんな暗いムードもこの結果で吹き飛びました.

一方で,敗れた先輩もこのままで終わる事はなく,更なるアップデートを画策していく事になります.
Posted at 2020/05/04 23:29:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記

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「RE-71RZに関する妄想 http://cvw.jp/b/1684331/48796459/
何シテル?   12/01 22:51
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