
先日のTC1000で,以前行った
D.D.R池袋店の店長が知人の走行の見学に来られていました.
お店には1度しか伺った事がなかったのですが,CR-Xをリクエストした私の事が印象深かったらしく,顔を覚えていてくれて声を掛けてもらいました.帰り際,セールストークでしょうが「また来て下さい」と言ってもらった事もあり,次の走行予定の袖ヶ浦が1年振りな点も踏まえて,会社の同僚を誘って池袋へ練習しに行ってみました.
同僚達は初めてのシミュレータという事で,独特のブレーキに戸惑いながらも同じクルマ・同じコースで競い合ってました.操作ミスでクラッシュやショートカットする同僚達を冷やかつつ,こちらは目的の練習へ.
半年振りのシミュレータですので,まずは感覚を取り戻すために,ホームコースの日光サーキットをリクエスト.店員さんに以前も来た事を伝えると,前回のセッティングデータを呼び出してくれたので,前回気になっていたタイヤの内圧をF:190kPa,R:170kPaまで上げてもらいました.
内圧調整のおかげでステアリングレスポンスも良好になり,ブレーキのフィーリングを確認しつつ,走行に集中.前後バランスも悪くなく,そこそこ乗りやすいのですが,強いブレーキをかけると全く曲がらなくなるシミュレータの癖(?)もあり,低速コーナーが全体的にアンダーで曲がらない(曲げられない).また軽過ぎるHパターンシフト(ギヤが入らない)もあって,加速の伸びもイマイチと苦戦.
シフト操作を除けばドライビングに集中でき,そこそこ乗れていた気がするのですが,タイムは以下の通り.
パワーはこのシミュレータのCR-Xの方があるはずですが,コーナーで突っ込めない,立ち上がりで加速しない,という事で実車の3.7秒落ち・・・.
さて,次が本番の袖ヶ浦フォレストレースウェイ.
セッティングは同じままにして早速走行開始.コース脇の風景が砂地に短い木が点在する感じで,,実際の緑豊かな風景に比べると非常に寂しい感じですが,日光に比べると縮尺の違和感も少なく,スピードも乗るので,本物同様走っていて素直に楽しい.
そして,10分間の走行で出したタイムが以下の通り.
実車の1.7秒落ちですが,色々掴めた事もあるので以下に纏めます.
①1コーナー
4速/145km/hからの95km/hまでブレーキング.しっかり速度を落としてターンインし,クリップをきっちりおさえないとコーナー出口ではらんでアクセルが踏めない.車速が高い事もあり,突っ込み過ぎになりやすいので,ストレート区間で十分に減速させる必要がありました.ブレーキに自信がもてるなら,残しながら旋回してフロントのグリップを活かす走りの方が速そう.
②3~4コーナー
3コーナーを4速ホールドで緩いブレーキングをしながら突っ込み,4コーナー手前で踏力を強めて4→3→2速と落とす方が,圧倒的に速い.しかし,やっぱりリスクも高く,姿勢が乱れて4コーナーでクリップにつけない可能性も高い.
③5~7コーナー
目標物がないのでラインが分からず,やっぱり難しい.立ち上がり重視で5・6コーナーは比較的インを空け,7コーナーでインにつくラインをとりましたが,フロントのグリップ頼りになるのでアクセルコントロールでクルマと相談しながら走る必要あり.
④8コーナー
本物だと見かけよりもブレーキングで止まらず,アンダーを誘発されるのですが,実車よりも踏力が強めな事もあり,シミュレータでは普通に曲がれました.
⑤9コーナー
やっぱりシミュレータだとハードブレーキングが難しい.ブレーキペダルにガタガタと反力があったので「何だ?」と思ってたら,タイヤがロックして白煙上げていたみたいです(2回目にサイドミラーが煙っていた事でようやく認識).踏力が必要とされる硬いペダルでロックしないようにコントロールさせるのは,かなり難しかったです・・・.
⑥最終コーナー
コース上のブラックマークより早くインにつけて走っていたのですが,出口で若干苦しかった事から,ブラックマークの通りクリップを奥にとって,外から回り込む走り方の方が立ち上がりがスムースでした.これは今回練習した中で最も大きな成果です.
ブレーキとシフトの操作性がもう少し実車に近ければ文句なしですが,自分の思い通りに動くクルマを見つけられれば,結構,画面の中の世界に入り込めます.
比較的サイズの大きい(故に走行機会が少ない)サーキットの事前練習には,やはりシミュレータ練習の効果はあると思いました.
Posted at 2016/03/26 17:33:07 | |
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