
先日の日光での走行会(12分×5本)終了後,両腕の筋肉がかなり疲弊して(軽い筋肉痛?),1週間近く腕が重い状態でした.
その3週間前に走ったスポーツ走行(20分×3本)では,何ともなかったので,「リアの車高を上げてフロントの荷重が増えた分,ステアも重くなったのか・・・?」とか思いたくなりましたが,単に身体がなまっているだけだと思うので,筋力トレーニングをする事にしました.
・・・とはいっても,腕立て伏せみたいな真面目な筋トレをやっても,長続きするはずがない事は既に学習済み(笑)なので,カートで走って,楽しくトレーニングする事にしました.
向かった先は,先月オープンしたばかりのモーターパーク所沢.
自宅から約1時間と比較的近いので,今後のホームコースにすべく,会社の同僚二人を誘って向かいました.
まずはコースの確認.コーナー番号は公式の方で定義されていないので,私の勝手に割り付けました.
YouTubeで走行映像をチェックしたところ,7コーナーがかなりの曲者で,速度が乗った状態からのフルブレーキングで姿勢が乱れやすいのに,出口が狭いため,外にはらんでクラッシュする危険性が高そうでした.
現地に着いて,早速その7コーナーを視察してみると,案の定クラッシュが多発しており,スポンジバリアが吹っ飛びまくってました.「それにしても,姿勢が乱れ過ぎだよなぁ・・・」と思って,路面をよく見てみると・・・.
排水用の側溝が!(さすがは元駐車場)
ちょうど7コーナーのクリップに側溝があるので,ヨーが掛かった状態で車体が跳ねてしまい,余計姿勢が乱れるようでした.更に問題なのが,この側溝はアクセル全開で進入するであろう最終コーナーの手前(以下の写真)にもあるという事・・・.
そんなコースに不安を感じつつ,順番を待っている間に目標タイムを29秒前半に設定して走行開始.
初走行の1本目.
久方振りのカートで操作感覚をすっかり忘れており,4コーナー出口でテールスライドさせるわ,5コーナーでスライドが収まらず失速するわ,7コーナーのフルブレーキングでスピンするわと,とっ散らかって1周を纏められない・・・.
挙句の果てに危惧していた最終コーナーで姿勢を乱して,車速が乗った状態でスピン! 何とかバリアに突っ込むのだけは回避しましたが,冷や冷やモノでした.
そんなとっ散らかった走りでも,29秒台にはあっさりと入り,11週目にはやや押さえ気味に走って1周を纏め,28.718をマークできました.
頭を整理して2本目.
テールスライドで失速するポイントが大体掴めたので,ブレーキングを弱く・長くして,姿勢を極力乱さないように走る方向へ微調整.7コーナーをきれいに抜けられるようになったものの,相変わらず最終コーナー手前の側溝で姿勢が乱れて怖い・・・.「少し抑え過ぎかな?」と思いつつ,タイムは28.100までアップ.
ここまで来たら,何とか27秒台に入れたいと思い,Red Bull Kart Fightの参戦者と思わしき方々の走りをチェック.26秒台を連発する,その走りはコーナー進入前に予め向きを変えるテクニックを駆使しており,私程度では到底真似出来ない.ならば度胸だけで何とかなる高速区間に的を絞り,2~3コーナーに注目すると,ほぼアクセル全開で抜けている様子.これを試すしかない!と気合を入れ直しました.
最後の3本目.
早速,アクセル全開で2コーナーをクリアしようとするも,強烈な横Gで車体が流れる・・・.何とかコース内に留まるも,4コーナー進入のブレーキングで姿勢が乱れ,ハーフスピン状態へ. 「こらえろ!」とアクセルを全開で踏むも,結局立て直せずにスピン!
「スライド止まらないなぁ~.むしろアクセル踏んだ方が流れる気が・・・」と思ったところで,
「・・・ん? 」
「これ(カート)はFFじゃねぇんだから,当たり前じゃん!」
「MRなんだから,テールスライド中にアクセル踏んだら,余計流れるだろ!」
とセルフ突っ込み(苦笑).ここまでカートの走り方を忘れていたかと自分自身に溜息しつつ,無意識に身体が反応するくらい,FFの走り方が染み付いたんだな,とも思いました.
さて,ここから走り方を後輪駆動用に切替え.
2コーナー進入時にステアを切った状態で一瞬アクセルを抜き,リアの荷重を逃がした直後に再びアクセルON! 車体がコーナーのRに沿ってきれいに流れ,スピードを維持したままクリア出来るようになりました.同じ方法で,ここまで戦々恐々と挑んでいた最終コーナーも,側溝に乗る前に向きを変える事で,易々とインにつく事ができるようになりました.
そして,出たタイムが27.918.
この日のトップタイムは26.542だったようなので,初めて走って1.5秒落ちなら十分でしょう.
走行終了後,予定通り両腕は軽い筋肉痛状態.トレーニングとしては十分な成果となりました.
走り方を思い出すのが遅過ぎましたが,モーターパーク所沢のコースレイアウトは,ハイスピードでなかなか楽しく,一緒に行った会社の同僚達も気に入ったらしいので,今後,何回か通う事になりそうです.
Posted at 2016/05/29 02:57:07 | |
トラックバック(0) |
レンタルカート | 日記