
夏休みの実家帰省に合わせて,地元のサーキットを走ってみる事にしました.まずは,日本海間瀬サーキット.
走行経験者からは「峠そのもののレイアウトで面白い!」と評判を聞く度に,是非とも走ってみたいと思っていたのですが,年に1・2回の帰省時にしか走る機会がないのにライセンスを取る気にもなれず,どうしようか悩んでいたところ,タイミング良く走行会の案内を見つけてしまったので,エントリーしてみました.
今回参加したのは,レーシングピープル主催の「プロジェクトμサーキットチャレンジ in MAZE」.
申し込み用紙に「参加車両自由」なんて書かれていたので,どんなクルマが集まるのか戦々恐々としていましたが,現地に着いてみると,AP1やFD2等,見慣れたクルマばかりだったので一安心.
遠征と銘打っておきながらナンですが,実は帰省した実家から40分と近く(笑),受付時間よりもかなり早く現地に到着してしまったため,2ヶ月前に間瀬を走った方が「最終コーナー手前のS字の縁石が高くなった」と言っていたのを思い出し,コースを1周歩いて確認してみる事に.
ソックスコーナーの上り勾配やバックストレッチの滑降振りを確認しつつ,一汗かきながら戻ってきて,問題の縁石.確かに高く,裏側から見たら,こんな感じ.
跨ぐとタイヤがカットされそう・・・.ここは,なるべく縁石を使わないで抜けた方が良さそうです.
イメトレが終わったところで,1本目.
事前の印象では,スポーツランドやまなしをスケールアップしたような感じと捉えていましたが,走り始めてみると,コース幅が狭く,高低差がある点は似ているものの,車速レンジが非常に高いため,路面のバンピーさが強調されおり,車体が上下に揺すられて非常に怖い.
EF8だとホームストレートエンドで約150km/hまで出るのですが,これはTC2000のホーム&バックストレートより低い車速で余裕が出そうな気がするものの,実際は,とにかく車体が上下に揺さぶられた上,若干舵角を入れながらブレーキングしなければならないため,バランスを崩しそうで非常に怖い.かなりブレーキが余らせて走っているのは自覚していましたが,心理的にブレーキを詰める気にはなれず,抑えながら走って 1'19.350 でした.
続けて,2本目.
最低限のノルマとして「20秒切り」を設定していたため,これで少しリラックスでき,次は"リスクを冒さない詰め所"という事でホームストレートエンドのシケイン進入を頑張ってみる事にしました.
(ここは,最悪ブレーキングをミスっても,シケインを直進して逃げられる)
上下に車体が揺れる中,1コーナーのエイペックスまでブレーキングを我慢.これを2回,3回と試すうちに恐怖心も消え,「傾斜が違うけど,TC2000の1コーナーみたいなブレーキングだなぁ・・・」と思いながら,無理なく4→3→2速のシフトダウンが出来るようになりました.
余裕をもってブレーキング出来るようになったからか,シケインはアクセルを入れながら右→左とステアを切ると,EF8の反応がクイック.ソックスコーナーも2速でアクセルを入れながら立ち上がっているのに,アンダーが出ず,グイグイとインに巻き込んで行く.「デフの効きが違う!?」と心当たりを探ってみると,どうやら
REPSOLの効果のようです.予期せぬ好材料にも助けられ,タイムは 1'16.862 までアップしました.
さて,そろそろ今日やれる事を全てやり尽くした感が出てきたため,方向性を変えて,他の車両の走りを盗ませてもらう事にします.・・・という事で,追いかけっこ!
まずは,もう二度とコース上ではお目に掛かれないんじゃないかと思う,Golf GTI.
同じFFとはいえ,さすがはターボ車.抜けない・・・.
続けて,ちょっと先を走っているBNR32.
ベストタイムではEF8より2秒も速いのですが,このラップは何とかついていけました!
最後の3本目.
後ろについて色々学ばせてもらった結果,やはり上り/下りの2本のストレートでパワー差が大きく,これ以上ブレーキングで差を詰めるにはリスクを背負わなければならないため,更に方向性を変えて,「間瀬で走って楽しいポイントはどこか?」という観点で走ってみました.
今回,最も攻略のしがいを感じたのが,以下の最後のセクション.
S字は確かに縁石が高くて跨げないのですが,左→右とステアとアクセルを連動させ,加速しながら,縁石に乗せないようにすり抜けていくのが,なかなか気持ちいい.
そして,すり抜けが成功して最終コーナーの進入速度が上がると,ノーブレーキではクリア出来ないため軽くブレーキングせざるを得ず,そうすると,今度は最終コーナーが下りであるため,リアの荷重が抜け過ぎてインに巻き込む挙動となり,オーバーステアと格闘・・・.
ならば,急激なヨーの変化を避けるために,旋回半径を大きくとって,ボトムスピードを上げつつアウト側から最終コーナーに進入しようとすると,バンクから外れるのか,タイヤかすを拾うのか,急に曲がらなくなり,ドアンダー・・・.
このオーバーにもアンダーにもならないラインを探るのが,これまた楽しい.
この最終セクションは攻略のしがいがあって,非常に気に入りました.
そして,そんな走行会も,いよいよ終盤.
ほとんどの車両がピットに向かい,クリアラップが取り放題になったところで,最後のアタック.
合計49LAPの最後のアタックとなる45周目に,自己ベストの 1'16.710 をマークし,総合9位でした.
間瀬サーキットは,基本的にパワーサーキットですし,峠チックなレイアウトからリスクも潜んでいますが,日光とは違った意味でマシンバランスが問われ,ドライバーの力量も試されるコースでした.
次,走れる機会がいつ来るのか分かりませんが,TC2000+3秒くらいをターゲットタイムにして,またチャレンジしてみたいと思います.
Posted at 2016/08/15 02:31:35 | |
トラックバック(0) |
その他サーキット | 日記