
昨年の12月上旬に
TC1000の目標を達成して以降,LAP+でタラレバベストを出してみたり,
プロの走りと比較してみたり,
先輩の走りと比較してみたりしたのですが,どうにも伸び代が残ってない・・・.
2年前の日光の時もそうでしたが,
41秒に入れた後,色々と試行錯誤してセッティングを変えてみても,クルマのバランスが狂ってタイムは悪化するばかり・・・(まぁ,ドライビングの幅は広がりましたが).
どうも現状のパワー&ギヤ比では,ここら辺が限界っぽい.
そうすると,次の手はパワーアップ!となる訳ですが,残ってるメニューで一番ローコストな選択肢を選んでもハーフミリオンは確実・・・(汗).当面は軍資金の確保が優先で「消耗品しか変えられない」という事になりそうです.
・・・ならば,「消耗品で速くなってやろうじゃないか!」と新たな消耗品(=タイヤ)を探しに東京オートサロン2018へ.
さて,具体的な調査を始める前に,まずは「どんなタイヤを探すか?」を考えてみます.
昨年も色々とタイヤテストをした結果,総合的に考えると現状のパワー&ギヤ比では以下のサイズがベストという結論に至りました.
フロント ・・・ 外径:605mm以下 幅:210mm以上
リア ・・・ 外径:フロント±10mm 幅:200mm以上
そして,この条件に合うサイズは以下の通り(実際はメーカーによって多少のズレがありますが).
フロント ・・・ 215/45R16,225/45R15,225/50R15,205/50R15
リア ・・・ 205/45R16,195/50R16,205/50R15,195/55R15,195/50R15
という事で,現地ではコレを指標に調査してみます.
まずは,GOODYEAR/EAGLE.
昨年使った
RS SPORT S-SPEC.ロードスターユーザーで愛用している人が多いので,205/50R15の追加設定を期待したいところですが,ラインナップは変更なし!
まぁ,予想通りの結果なので,さっさと次に行きましょう.
次は,YOKOHAMA/ADVAN.
こちらは,86/BRZレースを主戦場とするレーシンググレードのA08BとスタンダードグレードのA052の2種類.
AD08Rは,もはや古過ぎてセカンドグレードレベルでしょう.
レーシンググレードは実質86/BRZの専用タイヤなので,サイズも205/55R16の一択.即A08Bは候補外です.
一方,A052は現状該当サイズがないので,ラインナップの拡大に期待しましたが,こちらもなし!
余談ですが,メーカー自らが出したグラフ(写真右下に拡大)を見ると,AD08Rは耐久レースくらいしか使いようがないんじゃないかと思ってしまいますね・・・(やっぱりセカンドグレードに落ちた?).
更に,BRIDGESTONE/POTENZA.
おっと! こちらは新作
RE-12D が出てきました.
ナンバリングからすると,レーシンググレード系列(RE-05D,06D,07D)かと思いましたが,展示されているサイズは265/35R18・・・.確かに順番から言ったら RE-08D になるはずなのに,系列が変わったかのような10番台.「どういう事だ・・・?」と思って調べてみたところ,どうやらコレ,A052の対抗馬らしい(確かにA052のような非対称パターン).
つまり,RE-07DとRE-71Rの中間的な位置付け.耐摩耗性を考えたらRE-71Rがセカンドグレードなんて言えるはずがないので(下にAdrenalin RE003もいますし),レーシンググレードであるRE-07Dの1つ下,セミレーシング(?)とでも考えれば良いのかも.
ただ,現在この位置にはRE-05D TYPE Aがいるはずですし,RE-05Dの世代交代を狙っているのだとしたら,消え行くモデルとわざわざ並べて展示するはずがないし・・・.う~ん,サイズラインナップが正式に発表されるまで待つしかないですね.
そして,DUNLOP/DIREZZA.
こちらはレーシンググレードにβ03が就任したばかり(写真右下).スタンダードグレードには発売から1年が経ったZⅢがいますが,S2000勢がトライし続けた結果を見ると,どうやらRE-71Rに勝てない事が確定した様子.「これじゃ,見るトコないかな?」という感じでブースへ.
ところが,β03に押し出されてセミレーシングに落ちたβ02を何の気なしに見ていたら,意外な表記が・・・.
いつの間にか
205/50R15 が設定されている!
「おおっ! これでフロントに205/50,リアに195/55の15インチセットを試せるじゃないかぁ~」と興奮しつつ,更に目線を上に上げてみると,何と
215/45R16 の文字が!
「えっ!? これって,今使っているセットと同じサイズが選べるじゃん・・・」と驚きの展開.「あとは価格・・・」とネットで調べてみると,RE-71Rと大差がなさそう(むしろ安い?).これで俄然,β02が今年の勝負タイヤとして急浮上してきました.
TOYO・FALKENは特に収穫がなかったので省略し,最後は,ZESTINO/Gredge.
こちらは,「07RKにS660用として205/50R15が設定される」という噂を耳にしましたが,発表なし.まぁ,仮に発売されてるとしても195/55R15の設定がないので,205/50の4本通しになってしまいますし,07RKのグリップレベルがどのくらいなのか読めないという不安要素があります(07Rと同じくらいなら,セカンドグレードレベルでしょう・・・).
その他,オートサロンに出展していないメーカーでは,Hankook/ventus と KUMHO/ECSTA.
Hankookの方は,R-S4に「フジ・コーポレーションが専売から手を引く」という噂があり,これによってラインナップが拡大される事を期待したいところです.ただ,現状唯一の15インチである195/50R15でも,幅が215mmと規格外の太さなので4本通しで履くという手もアリです.
KUMHOの方は,V700に225/45R15・225/50R15といった希少なサイズが設定されており,魅力的ではあるのですが,いかんせんタイヤ自体の設計が大分古く,最新の国産ハイグリップタイヤと互角に戦えるのどうか不安があります.但し,こちらにも「2018年に新コンパウンドを投入する」という噂があり,これが事実であれば最有力候補として上がってくる可能性があります.
以上,纏めると,現状ではβ02を一度試してみる価値がありそうです.
RE-12D/07RK/R-S4/V700といった辺りも有力ではありますが,不確定要素も多く,もう少し情報収集を進める必要があります.また,サイズ的には205/50R15が一番有力ではありますが,そのまま使うと,高扁平率から来るタイヤのヨレに悩まされる可能性が高いので,少し引っ張り気味で履ける15インチのリム幅:7.0/7.5といったホイールも調査しておく必要がありそうです.