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OX3832のブログ一覧

2019年11月16日 イイね!

福島遠征 その①

福島遠征 その①11月も半ばに入り,そろそろ1年の終わりの気配を感じ始めていたところ,ふと今年の走行履歴を振り返ってみたら,初走行のコースがなかった事に気づきました.

そんな折に,おだてのまつさん(以下,まつさん)からエビスサーキットへの遠征のお誘いがあり,TC2000との連戦で迷いましたが,この機会を逃すと二度と行かない気がしたので,意を決して行ってきました.

現地に着くと,まつさんは「俺は東コースに居座る!(西コースは走らん)」と言うので,西コースで計測器を借りた後,東コースへ.

東コースの入口に着くと門が空いており,コースを横切ってパドックへ.通常時はスポーツランド山梨のようにトンネルを抜けてパドックに入るらしいですが,コースを横切っての進入はオートランド作手を思い出しました.そして,パドックに入ると,クルマが結構びっしり止まっていて,かなりの賑わい.まつさん曰く「今日は台数が多い」との事ですが,何とか2台分のスペースを確保する事が出来ました.

その後,走行の準備をしつつ,私は西コースしか予習して来なかったので,まつさんがコース図(↓)を見ながら色々レクチャーしてくれました.



コース図だけ見ると,何の変哲もないコースに見えるのですが,実際は高低差のおかげで,とんでもなく難易度の高いコースに思えます.例えば,ホームストレートの登り坂なんて,こんな感じ(↓)です.


(ストレートの先が見えない・・・)

スポーツランド山梨のホームストレートも結構な登り坂でしたが,これはその比じゃありませんね.そして,登りがキツいという事は,下りも凄いという事で,



このS字なんて,下り+左右の切り返しで,EF8だとリアが吹っ飛びそう・・・.要注意のポイントですね.


そうして準備が整ったところで,いざ出走!

様子を見つつ,最初は1分31秒台.その後,徐々にペースを上げて,25秒・・・24秒・・・20秒・・・17秒・・・16秒・・・と来て,18周目に1'15.002を出したところで一旦ピットへ.

ファーストインプレッションとしては「素直に怖い」

先述のS字は予想通りの不安定さ.また,その後の第1ヘアピン(すり鉢)のブレーキングも難易度が高い(下り坂でとにかく止まらない!).第2ヘアピンはスタンダードなコーナーなので,このコースでは一番好きなセクション(笑).最終の複合は,袖ヶ浦フォレストレースウェイの3~4コーナーを彷彿とさせて,頑張るとタイムが削れるが,その分,リスクも高い感じ.

そして,やっぱりキツいのが最後の登り坂.こちらはアクセルベタ踏みなのに,K20A搭載車に,こんな感じであっさり追いつかれ,抜かれちゃいました・・・.




続けて2回目.1回目は様子見で縁石を使わなかったので,車体が安定するライン取りを考えつつ,攻略開始.

14.1秒・・・13.9秒・・・13.0秒・・・12.4秒・・・12.2秒と来て最後に,



「ノーミスの完璧なラップ!(これ以上は無理!)

と自身で思うくらいの周回で,1'11.252をマークする事が出来ました.
(事実,この後,どんなに走っても12秒台しか出なかった・・・)


最後に,BSの「山野哲也のサーキット攻略講座!」の絵をお借りしながら,コース攻略メモを.

メインストレート~1コーナー


1コーナーの進入速度は133km/h程度なので,ギリギリ3速キープでもいけるかもしれませんが,続く1コーナーが,スポーツランド山梨の2コーナーと同様に,登り坂で勝手に速度が落ちるので,メインストレートで4速に入れて,50m看板の辺りでブレーキング開始.ここは止めるのは簡単ですが,油断しているアンダーを出して膨らんでしまうので,丁寧に4→3→2速と落して,アクセルを入れながら旋回速度をキープ.

ここで注意しないといけないのは,登り→下りに切り替わった途端,エンジン回転数が跳ね上がるので,いつでも3速にシフトアップ出来るように準備しておく事ですね.


S字~バックストレート


1コーナーを立ち上がるとS字のイン側に位置するので,本来であれば上図のようにアウト側に振って,S字を直線的に進入するのがセオリーだと思いますが,私のEF8でそれをやるとロールが大き過ぎて,リアが振られて不安定になるので,S字の1個目に目掛けてインベタで進入し,軽くブレーキングしてフロントのグリップを確保した後に,縁石をカットするライン取り.

以前,茂原でプロに教わった「S字の1個目は減速してでも大胆にのせる! そして,2個目の縁石はかすめるくらいの浅い角度でアクセル全開!」という走らせ方ですね.インベタで進入したおかげでロールが少ないので,S字から先の高速コーナーはアクセル全開で行けるようになりました.


第1ヘアピン~第2ヘアピン


バックストレートを144km/hで駆け抜けて,そこから50m看板の辺りでフルブレーキング・・・のはずなのですが,下り坂のおかげでとにかく止まらない! 止まらないので(回転数が落ちないので),4→3→2速とシフトダウン出来ず,エンブレも使えない.走っていて一番難しいセクションだと思いました(1回シフトダウン失敗して8800rpmまで回しちゃいました・・・).

そして,フロント荷重をキープしたままターンインしたいのですが,今付けているフロントのブレーキパッドだと荷重をキープ出来ない.TC2000でもコレのせいで苦戦したので,勿体無いけど替えようかなぁ・・・.

なお,続く第2ヘアピンはTC2000の1コーナーを彷彿とさせる感じで,登り切って平らになった部分でブレーキングという感じ.



写真のように結構広いですし,クルマ1台分の縁石なので大胆にカットしてもOK.ただ,立ち上がりアウト側の縁石は使わない方が良さそうでした.


最終コーナー


ここは前述の通り,袖ヶ浦の3~4コーナーのようなイメージ.4速・140km/hで進入し,恐らく正しいのは手前の緩いコーナーを4速・緩いブレーキングで抜けて,奥のコーナーで4→3速へシフトダウンなのでしょうが,これだと車体が安定しないので,私は袖ヶ浦と同様に手前で4→3速に落して,そこから加速しつつ,奥のコーナーでブレーキング~という感じで処理しました.

ちなみに,その後の激坂を踏まえて,奥のコーナーで3→2速にも落してみましたが,シフトダウン後の回転数が7800rpmくらいになったので3速キープにしました.この最終コーナー,ボトムを上げようと緩いブレーキングで進入すると,荷重不足でアンダーを引き起こすので,見た目以上に難易度の高いコーナーでした.


以上,初のエビスサーキット 東コース攻略でした.

アップダウンの激しさやバンピーな路面,外国人の多さや「DEKRA」のステッカーが貼られたBMW等から,頭の中に「和製ニュルブルクリンク」という単語が思い浮かびました.本家本元の和製ニュルはホンダの鷹栖プルービンググラウンドや,トヨタの新テストコースなんでしょうけれど,これらは一般人が走る機会はほとんどないので,気軽に走れるという意味では,東コースの方が和製ニュルかなぁ~?なんて思いました.
Posted at 2019/11/18 08:25:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他サーキット | 日記
2019年11月15日 イイね!

スランプの原因究明

スランプの原因究明TC2000での弟子FD2との対決は,私の勝利で終わりました.

真面目にやった上での勝利なので素直に嬉しいですが,本来,FD2というクルマの車格を考えたらテンロクが勝てるはずがないので,弟子FD2のスランプは本当に深刻なようです.

いい加減に走った結果がコレなら仕方ありませんが,当人は至って真剣なので,何とかスランプを脱して欲しく,今回は私なりに弟子FD2のスランプの原因に関して探ってみたいと思います.

まずは,LAP+を使って7秒台のタイムを出していた頃と比較してみます.

 7秒台時(緑) ・・・ 1'07.118
 今回  (青) ・・・ 1'08.826



上段が車速,下段がタイム差(緑線が上に行くほど差が開く)です.パッと見て目立つのは最終コーナー(0.5秒の遅れ)ですが,ここはドライビングに自信がない状態では攻め切る事なんて出来ないので,今回は一先ず横に置いておいて,最終コーナーまでの1秒の遅れの方に着目してみたいと思います.

下段のタイム差を見ると,フルブレーキングした後(3つの赤丸のポイント)にジリジリと右肩上がりになっているのが分かります.これが何を示しているか?というと,「フルブレーキングした後の直線の加速が鈍い」という事です.

では,なぜ加速が鈍いのか?というと,3つの赤丸のポイント全てでアクセルを全開にするポイントが遅いからです(赤丸のポイントで線の立ち上がりが,みんな緑の方が先になっている).

じゃあ,何で青(今回)はアクセルを全開に出来ていないのか?というと,3つのポイントともボトムスピードが軒並み高い(1.5~2.8km/h高い)が原因と思われます.

すなわち,ブレーキングでしっかりとクルマを止めきれていない!という事です.

しっかりとクルマを止められてないという事は,フロントのタイヤに荷重を掛けられないので,

 ①荷重が掛かってないので,ステアリングを切っても手応えがない(曲がらない).
 ↓
 ②切っても曲がらない事が分かるので,ステアリングを浅い舵角で止める(切らない).
 ↓
 ③浅い舵角をで止めるから,クルマの向きがなかなか変わらない.
 ↓
 ④向きが変わらないから,アクセルが踏めない(or 踏んでもアンダーが出る).
 ↓
 ⑤アクセルが踏めないので加速が鈍い.
 ↓
 ⑥加速が鈍いからストレートスピードが伸びない.
 ↓
 ⑦スピードが伸びないから,次のコーナーのブレーキングが緩くなる.
 ↓
 ⑧ブレーキングが緩いから,またフロントタイヤに荷重が掛からない.
 ↓
 ⑨上記①に戻る.

・・・という悪循環に陥り,満遍なく遅くなったのだと思われます.


具体的な例で示します(TC2000の1コーナー).

ブレーキングを開始し,ヒール&トゥで4→3→2速と落して,弟子FD2が「クルマを止め切った」と思っているポイントは恐らくココ(↓).

【7秒台の時】


【今回】


奥の「ADVAN」の看板の位置を見てもらえれば分かると思いますが,今回の方が随分と手前でブレーキングを終わらせているのが分かりますよね? なのに,車速は今回の方が2km/hも高い(108km/h).つまり,手前からブレーキングを開始して,緩いブレーキングで車速を落し切らないまま(しっかりとクルマを止めないまま),ターンインを開始しようとしているという事です.
(当然,ブレーキングで突っ込めてないので,フロントタイヤに荷重は掛かってない)

この状態からブレーキをリリースしていって,完全にブレーキを離したポイントが,恐らくココ(↓).

【7秒台の時】


【今回】


左腕の肘の角度と,左手首の位置に注目して下さい.

手首の方は,右のサイドウインドウの三角窓を目印にすると分かり易いかと思いますが,【今回】の方がステアリングを切れてないですよね? ボトムスピードはほぼ一緒なんですから,それだったら【今回】だって,ステアリングをもっと切って,もっと向きを変えられたはずなんです.


つまり,今の弟子FD2に必要なのは,発売中のREVSPEED12月号から引用して,コレ(↓)だと思います.


(弟子FD2は50歳オーバーの中高年じゃありませんけど・・・笑)

まず,高車速からのブレーキングで,しっかりとクルマを止めましょう.
そして,しっかりと止めたら,切れるだけステアリングをしっかりと切りましょう!

という事です.


ちなみに,恐らくこうなってしまった要因の1つとして,前回のアドバイス「身体を傾けて,アクセルを踏みながら,必死にステアリングを切っている状態をなくしたい」が間違って伝わったせいではないか?と思っています.

前回のアドバイスは「ターンインでステアリングを切るな!」ではなく,「立ち上がりでステアリングを戻せ!」という意味で述べました.ターンイン時は限界までステアリングを切る事自体はOKですよ~.


なお,これを是正するトレーニング方法としては,広場トレーニングが一番良いのですが,なかなかお休みを取れない方なので,TC1000の1ヘアで練習しますか.こんな感じ(↓)で,



進入でしっかり止める!(点線の部分)



止めたら,しっかり切る!(エイペックスまで舵角を可能な限り増やす)



切った後は,アンダーを出さないように少しづつアクセルを開ける!(連動してステアリングを戻す)



・・・という練習が安全に出来ると思います.


弟子FD2の真の実力が,この程度(↓)だなんて私は全く思っていません.



まずは,元の状態(↓)に戻して,スランプを脱し,



やる気のない師匠(オレさまFD2)を早く追いかけましょう!
Posted at 2019/11/19 23:53:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 他者・他車分析 | 日記
2019年11月14日 イイね!

勝敗は"はやさ"が決める!

勝敗は"はやさ"が決める!・・・という事で,弟子FD2との対決のため,TC2000へ行ってきました.

折角の対戦なので,弟子FD2の写真をタイトル画像に使いたかったのですが,勝負に夢中になって写真を撮り忘れてしまったので,タイトル画像はでびっとさんのFK8とのツーショットで代用します(笑).

それにしても,でびっとさんのFK8も足が入って大分仕上がってきたようですね.前回の富士に続き,ここTC2000でもオーバーオール1位.一体何秒まで行けるのか,今後が益々楽しみですね.

さて,話を戻して本題の筑波対決ですが,今回は集合時間が早くて参りました.
筑波に到着した時点で,周囲はこんな状況(↓).



いや,何にも見えないって・・・.

暗がりの中で皆で走行準備って,知らない人が見たら怪しい集団にしか見えません(苦笑).


日が昇り始め,周りがよく見えるようになると,隣には・・・,



富士で負けたBB6が!

「走行枠が違うはずなのに,なぜココに!?」と思いつつも,雪辱を晴らすため,横からプレッシャーかけときました.


更に見渡すと,



久方振りの袖ヶ浦のEF8が!

前回会ったのが,'17年の茂原なので2年半振り? TC2000だとちょうど3年振りですね.

筑波には先着していたようで,皆さん,このクルマを私だと思っていたみたい.
(まぁ,ホイールの色以外,ほぼ外観が一緒なので見分けつきませんし・・・)


そして,kiyoseさんも.



こちらは最近コンビを組んだ(?)方が,Youtuber(?)を始めたようですね.


こんな感じで,弟子FD2との直接対決というより,バトルロイヤルの様相を呈してきました.

まず最初の遭遇戦は,袖ヶ浦のEF8 vs 私.



「むむっ・・・やっぱり速い! でも何とかついていけそう」と夢中になって追いかけたら,セッションベストが出ました.


続けての遭遇戦は,kiyoseさん vs 私.



ここは力の差が歴然でしたね・・・.全くついていく事が出来ませんでした.


一方,弟子FD2はBB6に遭遇.



窓が曇るくらい,弟子も必死にならないと追いつけない!? やっぱりBB6は侮れない存在ですね・・・.


そんな遭遇戦を繰り返しつつ行なった,弟子FD2 vs EF8の1本目の結果はご覧の通り(青:弟子 赤:私).



 (青)弟子FD2 ・・・ 1'09.844
 (赤)EF8    ・・・ 1'09.203 (-0.641)

まだウォームアップ中の弟子FD2に対して,何とか先取.
タイム差ほど一方的な戦いでないのは,動画を見て頂くと分かります.


そして,勝負の2本目.



 (青)弟子FD2 ・・・ 1'08.826
 (赤)EF8    ・・・ 1'08.614 (-0.212)

予想通り弟子FD2は1秒上げてきましたが,こちらも気合と意地と根性で自己ベストをマークして応戦!
(袖ヶ浦のEF8がいてくれて本当に良かった・・・)

私の方はブレーキの問題で,目標としていたタイムには全く届きませんでしたが,それでも何とか弟子FD2を抑え込んで勝利.


この結果,弟子の破門が確定・・・と思いきや,それを判断する師匠(オレさまFD2)の姿が見当たらない.「確か,私と同じ枠で走る事になっていたはずだよな・・・」と見渡すと,



いたいた.駐車場の隅っこの方にいました.

 私     :どうしたの?
 オレさま :弟子FD2は負けたようだな.
 私     :そうだけど,それよりコース上にいた?
 オレさま :皆,"はやい"な.
 私     :はい?
 オレさま :よくそんな"はやさ"を出せる.
 私     :一体,今日は何秒だった・・・って,それより,弟子FD2はやっぱり破門?
 オレさま :まぁ,今日は大目に見てやろう.弟子FD2も"はやさ"で私に勝った事だしな.
 私     :??? 一体,今日は何秒だったの?
 オレさま :・・・タイムはない.
 私     :えっ? でもエントリーリストには名前が・・・.
 オレさま :エントリーはしたが走れなかった.
 私     :マシントラブル?
 オレさま :いや,寝坊して,今着いた.

"はやさ"って,早起きの"早さ"のコトかよ!


・・・という事で,一応,勝利はしましたが,弟子FD2も破門は免れたようです.

弟子FD2のスランプが,かなり重症なようで心配ではありますが,それはさておき,手負いでも門番(弟子FD2)を撃破した事は事実なので,次はラスボス(オレさまFD2)を引っ張り出して戦いたいところですね.
2019年11月10日 イイね!

JAF CUP観戦

JAF CUP観戦今年の春にTC1000で行なわれた全日本ジムカーナの開幕戦を見に行きましたが,生憎の雨で全開走行を見れず,少々残念な気分だったのですが,シーズン終了後に開催される「JAF CUP」の舞台がTC1000との事で,再び観戦に行ってきました.

ジムカーナなので,当然コースレイアウト通りに走らない訳ですが,TC1000をホームコースとする身としては,ジムカーナの猛者達がTC1000をどう攻略するのか?という部分に興味がある訳で,比較的通常時と同じライン取りをするセクションに焦点を当てて観戦する事にしました.

今回のコースは以下だったので,



具体的には,2コーナー~1ヘア~インフィールドの部分にフォーカスしました.ちなみに,インフィールドの出口にはパイロンが立てられ,縁石の外が使えないようになっているので,どういったライン取りでアプローチするのかも注目のポイントです.


さて,到着後,まずはパドックでEF8探し.







今回は4台(1台ダブルエントリーなので,出走は5台)いるようですね.

SA1車両なので,フロントバンパーもノーマル形状ですし,外から見て得られるモノは何もないかなー?と思っていたら,86号車のココが気になりました.



「正面からの空気を横に逃がしているのかな・・・?」と思って,正面からも覗いてみましたが,



特に繫がっている様子はありませんね.一体どういう意図なんでしょう・・・?

そんな事を気にしつつ,ジャッキアップされている横の姿を見ていたら,



「リアの方が少し下がっている・・・??」

やっぱりリアのストロークを重視するのかなぁ~?と思って,同様にジャッキアップされていた85号車の方を見ると,



「こっちは水平っぽい・・・?」

選手によって考え方が違うという事なんですかね? 走りに違いがあるのか興味が湧くところです.


それでは,実際の走行(全車2本目)を見てみましょう.








まず最初に思ったのが,2コーナーで意外とインリフトしていない点.84号車は若干テールスライド気味ですが,それ以外は割とリアが安定しているように見えます.中でドライバーがコントロールしているのかもしれませんが,他のクラスを見ると,結構テールスライドしている車両が多く,FRのロードスターや86/BRZは当然としても,FFでロングホイールベースのFD2ですら・・・,



こんなに流れるんですから,EF8のジムカーナ仕様という点を踏まえると少々意外でした.

次に1ヘア.この後のSA2クラスのDC2勢は軒並みブレーキングで白煙を上げていたのですが,EF8勢は全く上がりませんでした.歴戦の猛者達なので,しっかりとコントロールしているのかもしれませんが,この点からもやっぱりリアの接地を意識しているように感じました.

最後にインフィールド.クロスミッションなので,進入で2→3→2速という操作が必須のようでした.その操作する時間を稼がなければならないためか? あるいはインフィールド出口が狭められているためか? 外から見ている分には進入のブレーキングは比較的抑え気味に感じました.先述のDC2勢にしても,1ヘアのブレーキングでは白煙が上がりますが,インフィールド進入のブレーキングでは白煙が上がっておらず,1ヘアとの違いを含めて少々意外でした.

また,インフィールド進入のアプローチとしては,シフトダウンがある点を考慮してか,インベタでアプローチする選手が多かったように感じましたが,これは出口が狭められている点を踏まえてのライン取りである可能性もあります.


以上,JAF CUP観戦でした.

前回も思いましたが,やはり各クラス共,上位の選手はターンが小さい上に正確で,外から見ていても技量の高さを感じ取れました.その中で更に優勝争いするような選手は,タイムを削り取る意思というか,気迫というか,そういったものがヒシヒシと伝わってきて目を奪われました.

特に圧巻だったのが,SA1クラスで優勝した85号車で,2コーナー~1ヘアの間でレブ5発当ててますし(恐らく3速キープを選択),インフィールドの区間中もタイトに回りつつ,ちょっとでも速度を稼ごうとアクセルを小刻みに入れているのが分かり,やっぱりコンペティションに身を置く人達は違う!と感じました.
2019年11月09日 イイね!

TC2000でFD2に勝て!

TC2000でFD2に勝て!「そんな無理ゲー出来るか!!」と思いつつ,こんなオーダーがオレさまFD2から下りました.

事の発端は,遡ること10日前,半年振りにTC2000を走ったオレさまFD2の弟子が,1分8秒台の低調な結果に終わった事に始まります.

サーキット走行自体が久方振りだったとはいえ,いくら何でもこの結果はないだろうと,師匠の下を訪れた弟子に対し,こんな会話が交わされました.

 師匠 :(弟子FD2の車載動画を見て)何なんだ? これは.
 師匠 :そんな体たらくだと,テンロクのEF8にも負けるぞ!
 弟子 :いくら何でも,TC2000でテンロク相手に負けるワケないでしょ~.
 師匠 :そこまで言うなら,テンロクに負けたら破門だからな!
 師匠 :(私の方を見て)おい,TC2000行って,勝負して来い.
 私  :は!?

師匠としては「早く目を覚まして欲しい・・・」と,叱咤激励のつもりだったようですが,弟子に届かなかったので業を煮やし,こんな話の流れになったみたいです.


さて,何だか勝手に巻き込まれた感が強いですが,ここ最近,全く走る気のないラスボス(オレさまFD2)をコース上に引きずり出すためには,先に門番(弟子FD2)を倒さないといけないのも事実なので,ここはいっちょ本気を出して倒しに行ってみますか!

・・・という事で,今回は「打倒!弟子FD2!!」をテーマに,各種データから対策を検討してみたいと思います.


まずは,彼我の戦力差確認(緑:弟子FD2  青:EF8).



上が車速,下が両者のタイム差(上に行くほど弟子FD2の方が速い)です.このデータは同じ日に走った時の結果なので,弟子FD2が実力を順当に出し切れれば,最低でも1.6秒は差がつけられるという事を示しています.

ただ,このデータで興味深いのは,ダンロップ出口~最終コーナー進入の区間のタイム差が1.4秒でキープされている点.つまり,Sec2では互角に戦えている,という点です.また,タイム差が開いているポイントとしては,最終コーナー(Sec3)で0.2秒開いているものの,大半はスタート~ダンロップ進入まで(Sec1)で稼がれている事が分かります.


これを頭に入れつつ,今度は10日前の弟子FD2のデータと比較してみると(緑:弟子FD2  青:EF8),



グラフは先程と同じです(上:車速,下:タイム差).これを見ると1コーナーのブレーキングで0.1秒引き離されてはいますが,その後,ダンロップの出口までに0.8秒,私の方が速いという事が分かります(緑線が下に行っている).そして,2ヘアまでは差が変わらず,2ヘア出口~最終コーナーのブレーキングまでの区間で0.95秒稼ぎ出され,最終的に両者の差は0.1秒だった事が分かります.

つまり,弟子FD2は,私相手に1.2秒も差を付けていたSec1で,逆に0.8秒も遅れており,トータルで2.0秒も遅くなっている(=ここが大の苦手になった)という事です.反対に,バックストレートでは0.8秒稼げるようになっており,これは2ヘアの処理が上手くなった(=ここが得意になった)という事なのでしょう.


これらの分析結果を踏まえた対策ですが,私は依然として2ヘアを苦手としている(プロに1秒差をつけられる)ので,ハイパワーのFD2が相手という事もあり,真っ向勝負で勝てるはずがないのでSec2は捨てようと思います.
(ダメージを最小限に食い止める作戦という事です)

反対に勝負をかけるポイントをSec1に絞り,この後訪れるSec2の遅れを帳消しに出来るだけのリードをここで築く事を狙っていきます.そのための武器となるのはフロントのA052.TC1000で0.4秒のゲインが得られているので,単純計算でTC2000なら倍の0.8秒は稼げるはず.Sec1で効果が得られるのは,恐らく1コーナー・1ヘア・ダンロップのそれぞれの立ち上がりのはずなので,これら全部で0.4秒を狙っていきます.

最後に,0.1~0.2秒の差を生むSec3ですが,こちらはガーニーフラップの追加によってボトムを上げられるはずなので,それを使って弟子FD2に対してイーブンに持ち込もうと思います.


以上を踏まえた目標タイムとしては,

 自己ベスト ・・・ 1'08.783 (Sec1:28.002 Sec2:28.432 Sec3:12.349)
   ↓
 目標タイム ・・・ 1'07.817 (Sec1:27.602 Sec2:28.032 Sec3:12.183)

を狙っていきたいと思います.3年前にプロが私のEF8に乗って出したタイムは,これよりも更に速いので,決して非現実的なタイムではないと思います.

なお,弟子FD2の前回のタイムは以下ですので,

 弟子FD2  ・・・ 1'08.653 (Sec1:28.521 Sec2:27.949 Sec3:12.183)

仮に目標タイム通りの争いとなれば,弟子FD2側も前回から0.8秒上げて来なければならず,リアタイヤを新調した以外はゲイン要素がない弟子FD2にとって,これは決して低いハードルではないように思われます.


果たして,私の皮算用は上手くいくのか?
それ以前に,夜勤明けの弟子FD2はちゃんとTC2000に来れるのか?(笑)

対決の日が刻一刻と迫っています.
Posted at 2019/11/12 23:03:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 他者・他車分析 | 日記

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