
12月も中盤に入り,いよいよ今年も締め括りの時期となってきました.先輩との対決最終戦となります.
今年はCOVID-19による混乱もあって,僅か3戦の戦い.来年はもう少し数を増やしたいところですが,どうなんでしょうかね??
さて,今回のハンデ設定ですが,先輩の方から「1年半振りのTC2000だし,245のバランス分かんないから!」と迫られてしまったので,なんとノーハンデ戦となりました.どうやら,
去年FD2を下した事で相当警戒されてしまっているようです・・・.
互いに
前戦からアップデートはないですし,私の方もタイヤの状態が良くないので,あんまりレベルの高い競り合いは出来ない気がしますが,いつもの通り,気合と努力と根性で挑んでみたいと思います(笑).
まずは当日の朝.
去年に引続き,今年もこの走行会は「8時のアタック枠で走行開始!」という事で,筑波には早朝6時に集合.去年,
到着したら真っ暗で困った記憶があるので「なんで集合時間がこんなに早いんだよ.嫌だなぁ~」と思ったら,
アレッ? 一応クルマが見える明るさだ.「なぜ?」と思ってコース側を見ると,
今年は照明が点いています.どうやら8時枠の我々よりも更に早く,7時台でZummyのEVレースが行われていたようです.EVなんで(近隣への騒音抑制という意味でも)早朝から走行してもOKって事なんですかね? 準備中にコースインの曲が流れた時はちょっと驚きましたが,我々としては助かりました.
多少は明かりがあるので去年よりはマシ,とはいえ,やっぱりよく見えないので作業効率が低下し,時間ギリギリまで準備でドタバタしてましたが,何とか指定の時間でコースイン.この走行会はいつも最初は完熟走行を行うのですが,これがやたらめったらハイペース!

(写真は
コチラからお借りしました)
今回のゲスト(先頭のS660のドライバー)が張り切っちゃったのか? タイヤやブレーキを温める暇がなく,そこそこ真面目なペースで走らないと置いていかれます.「おいおい,FFはリアタイヤがまだ温まってないんだよ.こんなペースで飛ばすなよー」と思いつつ,気がつけば,写真に写っている最速の3台以外は,皆置いていかれてしまいました・・・(苦笑).
そんな感じで完熟走行中にタイヤを温める事が全く出来ず,そこから3周かけてウォームアップした後,徐々にペースアップ.アタック1回目の結果は,
先輩 ・・・ 1'10.711
私 ・・・ 1'10.829 (+0.118)
まだ肩慣らしの状態ですが,どうやらまたも僅差の闘いとなりそうな気配です.
こちらの感触的には,タイヤが擦り減っているせいで,ちょっとブレーキの効きが足りない.「こりゃ,ブレーキ頑張るとロックするかもなぁ~」という感じだったので,進入で頑張らず,立ち上がりで稼ぐ事を心がけて,1本目ベストの 1'09.478 をマーク.

(写真は
コチラからお借りしました)
対する先輩は,前後バランスがオーバーステア寄りらしく若干苦戦気味.「なかなかアタックしないなぁ~.これなら1本目はこちらが先取かな?」と思って抜いて行ったら,
その後,私の背後について,じっくりと観察した後,「そんなモンか.じゃあ,これで十分だな」と,最終周にきっちりと仕留められました(泣).
先輩 ・・・ 1'08.789
私 ・・・ 1'09.478 (+0.689)
1本目終了後,「何ですかー.あっさり8秒台に入れてるじゃないですか!」と先輩に抗議したところ,「いや,前後バランスが良くないから(これ以上は出ないよ)」とあしらわれ,抗議を無視されてしまいました.まぁ,8秒台後半なら今日のタイヤでも手が届かない事はないと思ったので引き下がりましたが,ふと横目に先輩のクルマを見ると,カナードを外してバランス修正をやってます.やっぱり,このヒト,抜け目がない・・・.
そして,2本目.
タイヤが十分に温まっているので,今度は気合を入れて序盤からアタック.1周目に 1'08.995 をマークして,まずは8秒台入り.続けてアタックしますが,2周目はSec1をミスって 1'09.212.油温的にはまだいけそうなので,更にアタックを続けて3周目・・・,
1'08.444 をマークして,
先輩を逆転!(-0.345秒)
「おしっ! これでどうだ!!」と先輩の様子を窺うと,

(写真は
コチラからお借りしました)
カナード外しが逆効果だったのか? 9秒台前半に留まっていたようです.当然そんな事は分からない私は,周囲を見渡しながら先輩の姿を探します.「どこだ,どこにいるんだ・・・?」とペースを落としながらキョロキョロしていると,
「んっ? ダブルイエロー??」
「あっ! いた!!」
この時,先輩に何が起きていたかというと,こんな事があったようです(↓).
スピンはともかく,エンストした後,キーを捻ってもスタータが回らないのは焦りますね.メーターのランプは点灯しているのでバッテリー切れではないと思いますが,一体なんだったのでしょう・・・?
一方,これを見た私は,「ヨシッ! あれなら再アタックまで時間が掛かるな.残り時間は少ないし,今回こそ頂いたかー!?」と内心では小踊り状態.ところが,あんなトラブルがあってもメゲない先輩は,リスタート直後に 1'08.947 をマークして再び8秒台に復帰すると,次のアタックで・・・,
1'08.282 をマークし,
再度逆転!(+0.162秒)
当然,そんな事を走行中の私は知らない訳なのですが,これまでの経験から油断しているとやられるのは,よく分かっているので,こちらも最後までアタックを完遂!
先程のラップと比較すると,
先程のラップ 今回のラップ
Sec1 ・・・ 28.324 28.265 (-0.059)
Sec2 ・・・ 28.081 28.078 (-0.003)
とベスト-ベストで繋いだのですが,最終コーナーで「前のAP1に追いついちゃうかも・・・」とブレーキングを遅らせる事に,ほんの僅かに躊躇した結果,
Sec3 ・・・ 28.039 28.128 (+0.089)
タイムダウンしてしまい,再々の逆転ならず・・・.
今回も僅かに届かず,今シーズンの対決は3連敗で終了となりました.
そして,更に更に悔しい事に,今回TC2000の総合順位が,
先輩 ・・・ 総合10位
私 ・・・ 総合11位
という事で,最終戦で先輩は10位:1ポイントを獲得.これにより年間のポイントランキングでは,先輩:31ポイント,私:30ポイントとなってしまい,前戦の日光で折角並んだのに,こちらも僅差で涙を飲む結果となりました・・・.誰か1台,先輩のタイムを上回ってくれれば,先輩もノーポイントだったのに,こういうギリギリのところで抜け目がないんだからなぁ~.やっぱり手強い.
それにしても,あの最後のアタック,「最終コーナーでヒヨらず,ブレーキングをきっちり遅らせていれば・・・」と悔やんでも悔やみきれません.こういう勝負弱さが私のダメなところなんでしょうね.根性が足りていないという事だと思うので,来年までに精神面を鍛え直してきます.
先輩,今年も1年間有難う御座いました.来年も宜しくお願いします!