
無事
ブレーキも直ったので,
加工後のダンパーフォークの耐力テストと来週の走行会に向けて
レートアップしたリアスプリングのセット出しにTC1000へ行って来ました.
今使っているフロントタイヤの減りが微妙な感じで,来週の走行会だけであればギリギリ1日持ちそうな反面,その前に1回でも走ると恐らく走行会ではショルダー部分がスリックになっちゃう気がしたので,行くかどうか直前まで悩んだのですが,来週は雨予報という事で「期を逸するくらいなら・・・」と行く事にしました.
当日は16時くらいから雨予報となっており,午前中はドライで走れるだろうと判断して向かったのですが,行きの首都高でポツポツと雨が降り出し,「8時枠はウェットになっちゃうのかなぁ~?」と不安な気持ちで向かったのですが,幸いにして路面を濡らす程ではなく,問題なくドライで走れました.ただ,雨模様のおかげで雲が掛かって日射しがなく,すごし易いかと思いきや朝8時の時点で湿度が88%と蒸し暑い1日でした.
では早速1本目(T2枠:8:15~).
今回はリアスプリングのバネレートを12キロ→14キロに上げたので,先攻して上げていたフロント(14キロ)とのバランスがこれで取れるはず.であれば,クルマ的には曲がる方向なので計測1くらいは41秒台が出せるだろう~と走ってみたら,
42.171・・・.
∑(゚д゚lll) ハァ~?
なんじゃコリャ? 確かに仕様変更後のファーストラップなので攻め切れていないのは事実ですが,それにしたってここまで遅くなるほど失敗してないぞ??と混乱しつつ計測2.
新しい前後バランスの感触がイマイチな印象ではありましたが,計測1の感触をフィードバックして,それなりに攻め切った!と思ったラップは 42.021.
(||๐_๐) オイオイ,マジカヨ…
いくらなんでも酷くないか・・・? なんだコレ? 丸々1ヵ月走っていなかったから下手くそになったのか??と混乱しつつ,その後もアタックを続けますが,タイムは落ちる一方で41秒台なんて夢のまた夢.どこでタイムロスしているんだ?と探ってみたところ,
前回同様コーナーの立ち上がりでクルマが前に進んでおらず,リアのロール量も大きい印象を受けたため,一旦ピットに入って減衰変更.
前回,レートを上げた分だけ減衰を下げた方がバランスが良かったので,今回もリアのレートを上げた分だけ減衰を下げてみたのですが,しっくりこなかったので元に戻し.これで感触的には良くなりましたが,タイヤが既にタレているので 42.274 とさほど伸びず・・・.かなり消化不良気味で1本目を終了しました.
2本目(A5枠:10:20~)
あまりにも不甲斐ないタイムだったので,常連さん達に今日の結果を聞いてみると,皆さん自己ベストの1秒落ち前後.やはりこれだけ湿度が高いとエンジンが吹けないんだなぁ~と思いつつ,それでも何とか41秒台は出しておきたい!と2本目に臨みます.
しかし,ここでも計測1の 42.189 がセッションベスト・・・.
「こりゃ,今日はどう足掻いても無理だな~」と諦めてセット出しに切替えました.
リアのレートを2キロ上げた感触を振り返ってみると,以下のような感じでした(↓).
・1コーナーは変わらない
・2コーナーも大きな違いはない(但し,アンダーステア傾向は弱まった)
・ヘアピン進入のブレーキングで止まらない
・ヘアピン立ち上がりでクルマが前に進まない(アンダーステアが強い)
・インフィールドはよく曲がる
・左高速コーナー変わらず
・洗濯板進入のシフトダウンでヒール&トゥがなぜかビシッ!と決まる
・最終コーナーが曲がらない(アンダーステアが強い)
全体的に立ち上がりのアンダーステア傾向が依然として残っているような印象で,リアのレートを上げたのにおかしいなぁ~?と思ったのですが,インフィールドはやたら曲がるようになったので,クルマの特性は間違いなく変わっている様子.だとすると,私がこの仕様に合ったドライビングを出来ていないっぽい.
何を間違えいるんだろ・・・?と思い頭を捻ってみたところ,
立ち上がりでアンダーという事はコーナー出口(Exit)でクルマの向きが悪い
↓
もっと浅い角度で立ち上がらないとダメ
↓
出口を直すには入口(Entry)から.
↓
進入はレートアップによってステアリングレスポンスが良くなっている
↓
という事は,進入でワイドにアプローチして,ステアリングをグイッ!と切っても曲がるのでは?
↓
よしっ.コーナー入口のアプローチを変えよう!
・・・という事で,一番立ち上がりで苦戦していたヘアピンでの進入の仕方を変更.
具体的には,今まで進入でIN側に寄っていくV字状にアプローチ(赤線)していたのを,真っ直ぐ止めて奥で一気にステアリングを切って旋回する,U字状のアプローチ(青線)に変更.さて,これでどうなったか?というと・・・.
ステアリングを一気に切ってヨーを立ち上げた瞬間,リアがズザザーッ!とスライド.その状態からブレーキを離した瞬間にリアの動きにフロントが引きずられて横に流れる(LSDがガーガー鳴る)ような動きになりました.「リアがインリフトしてんじゃねぇか? コレ??」と思いつつ,立ち上がりでフロントが流れるので結局タイムは出ず,更に消化不良気味・・・.
走行終了後,「う~ん,これは困ったなぁ~」と思いつつ,これで終わりにするか? セット探りでもう1本走るか? 悩んでいたところ,こもりん.さんから「外から見てて上げるから,もう1本走りましょう!」と提案を受けたので,ヘアピンでV字コーナリングとU字コーナリングを交互に試して,リアがインリフトしているか?(=白煙が上がるか?)をチェックして頂く事にしました.
という事で最後の3本目(A9枠:11:40~).まずは先程のU字コーナリングを試してみると,
2本目の時よりスライド量が少ない気もしますが,リアが滑ってる事は間違いないのに白煙は出ておらず・・・.
アレッ? じゃあ勘違いか??と思い,今度はV字コーナリングを試してみると,
一切滑ってる感触がないのに,今度は白煙が上がってる!?
クルマの中で感じている事と,クルマの外の状態が異なるので混乱してきました・・・.orz
よく分からないので,この辺りの詳細分析は後日やるとして,最後はともかく何とか41秒台に入れて終わらせたいと,スピン覚悟の万歳アタック!
結果は
41.938 で何とかギリ41秒台に入れられました(やっぱり最後の最後は気合と根性・・・笑).
ε-(´∀`*) ホッ
最後に何とか41秒台に入れる事が出来たので,それなりの満足感を得た状態で片づけを済ませ,常連の皆さんがお昼ご飯で味平に行っているというので後から追っかけ.
混んでいたのか?皆さんが食事を開始する前に間に合い,これだけの人数がいて全員クルマが違うのが面白いなぁ~と思いながら,店内に入って久方振りのポークジンジャーを堪能しました.
以上,感じてる事と起きてる事がズレてるTC1000でした.
当日お会いした皆様,貴重な外撮りをしてくれたこもりん.さん,社長出勤で後ろ姿を見るだけだったハセピーさん,お疲れ様でした!