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OX3832のブログ一覧

2025年02月22日 イイね!

Nostalgic 2days見学

Nostalgic 2days見学先日TC2000を走ったので,オイル交換しにショップへ行こうとしたら「今日は忙しいから出来ん!」と断られてしまいました・・・.

じゃあ,何かイベントにでも出かけるかーとSNSを眺めていたら,パシフィコ横浜で「Nostalgic 2days」という旧車系のイベントが行われるそうなので,見に行って来ました.EF8も製造から35年が経過しているので十分旧車なのですが,この手のイベントはトヨタ車・日産車が多く,ホンダ車ってホント見かけませんね(実際会場で見たのはEK9×1台だけでした).

さて,当日は混雑に巻き込まれるのが嫌なので15時到着を狙って移動.Google先生に経路案内を依頼したら「横浜駅から歩いて向え!」とのご指示が.「ええ~っ,みなとみらい駅経由で行こうよ~」と再度お願いするも「ダメだ.20分遅い!」と言われてしまったので,初めて横浜駅から歩いてパシフィコ横浜に向いました.



ちょっと風が冷たかったですが,天気は良かったですし,健康診断前の良い運動になったかな?と思います(笑).


会場に入ると,早速日産車が(↓).





レプリカなのか,なんののか,私は全く知りませんけど懐かしいですね.


メインステージを挟んで,その反対側にはラリーチャレンジ仕様の86が(↓).





205/65R15というタイヤサイズからして,まさしくラリー車なのですが,なんでこのクルマを旧車イベントに展示しているんだ?と思いつつ,「このカナード(↓)って車検通るんだ~」とアレコレ眺めていたら,



ルーフの部分にドライバー名が(↓).



「Ryo TAMURA」って,ああ,そういう事か.有名人枠で展示しているのね.
そして,その横にはこんなクルマもありましたが(↓),



「さすがに70年代は分からねぇ・・・」となってしまいました(苦笑).
(星野一義さんがドライブした「日産 チェリークーペX1 Rレーシング」だそうです)


70年代と言えば,こんなクルマも(↓),



・・・って,こっちは60年代だったか(汗).


なお,今回の会場で個人的に一番面白かったのがコチラの「190E EVOⅢ(↓)」.



「うわぁ~,EVOⅡだ~」と思って寄って行ったのですが,「Ⅱ」ではなく「Ⅲ」との事.



「Ⅲってナンダ??」と頭の中はハテナマークでしたが,やっぱりカッコイイなぁ~.



こんなにヤンチャな仕様じゃなくて良いけど,やっぱり190E良いなぁ~.さすがに中古の190Eに手を出すリスクなんて冒せないので,レストモッドした「HWA EVO(↓)」みたいなのがもうちょっと手が届く値段で出ないかなぁ・・・.


(2024年に発表されたコチラ↑は1億4千万円です・・・)

ちなみに,展示車両が履いているホイールはAMEとのコラボレーションホイールとの事(↓).



現在ホイールカバーのお勉強中なので,じっくり見てました.


後はパーツ関係を眺めて終わりかなぁ~と歩いていると,2日前に筑波サーキットで見かけたクルマが(↓).



ワァ~オ!なお値段でした.ぶつけなくて良かったですね(苦笑).


その後は,ちょっと気になっていたBRIDEの「ZETAⅣClassic×藤原とうふ店Ver.」の色味を見たり(↓),


(白色の部分が思っていた以上にパンダトレノカラーで買う気が失せた)

ENDLESSのキャリパーカラーを見たり(↓),


(この色味だと,ガンメタ or ガングレーしかないな・・・)

RegaMasterの色味を見たりしてました(↓).




さてこれで会場は一通り見学終了.そのまま帰っても良かったのですが,メインステージで宮城光さんがトークインベントを行うとの事で残って見ました.



テーマは「ドライダーな日常」となっており,何をお話されるのかな?と聞いていたら,初めての愛車は「バラードスポーツCR-X」だったとの事.



バイクの時の癖でいつもアクセル全開にしていたら,ホイルスピンばかりして「4輪ってなんでこんなにタイヤが喰わないんだ?」と思ったそうです(笑).CR-Xに乗っていらっしゃった事を私は知らなかったのですが,なるほど,そうであれば以前私のEF8に乗って頂いた時に(↓),



走行終了後もアレコレと質問を受けたのも頷けるなぁ~と思いました(当時「ノーマルのボンネットは捨てました」と答えたら「もったいない!」と宮城さんに言われました・・・笑).その後はDC5で十勝24時間をクラス優勝された時の話だったり,MotoGPの話だったりをされていましたが,個人的に一番興味深かったのが昨年のGoodWood Festival of Speedに行かれた時のお話(↓).


(PROTEX:英国開催「グッド・ウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて。宮城光氏から写真が届きましたより)

何度もやった事がある「RA272」の始動を「緊張して上手く出来なかった」というお話をされていました.
当時の状況・現場の雰囲気なんかの詳細がコチラ(↓)に詳しく書かれているので,そちらをご覧下さい.

  GENROQ Web:
  ホンダ第1期F1「RA272」が走った「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の舞台裏


ちなみに,宮城さんが乗った後,現役F1ドライバーの角田裕毅選手が「RA272」を走らせた訳なのですが,宮城さんが角田選手に色々説明していると「シートベルトがない!」と戸惑っていたそうです.「F1ドライバーは皆ベルトがないと不安がるんですよね.佐藤琢磨さんが乗った時もそうでした」なんて貴重なお話を聞けました.それ以外にも「RA272」だけでなく「MP4/4」世代まで含めたヒストリックF1を走らせる際のコツが色々とあるそうで,そのノウハウをいくつか紹介されていて大変興味深いお話でした(このお話を聞けただけでも行った甲斐がありました♪).


以上,Nostalgic 2daysを見学してきたお話でした.
Posted at 2025/02/23 00:15:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント見学 | 日記
2025年02月21日 イイね!

最高速は戻ったのか?

最高速は戻ったのか?CR-Sで望外の結果が得られたTC2000でしたが,前回の課題であった最高速の伸び悩みが今回はどうだったのか?を確認しておこうと思います.

一応,前回(2024年11月)この問題が発覚してから,TC1000で足回りのセット変更を進める裏でコツコツと原因究明を進めていました.トータル200周以上掛かりましたが,原因の片鱗を見つけられたので走行前にそれを施しました(なのでタイヤサイズは変えたくなかった).

ではまず,コンディションの比較から.

  前回 ・・・ 気圧:1021.9hPa  気温:14.6℃  路面温度:16.3℃
  今回 ・・・ 気圧:1018.9hPa  気温: 6.0℃  路面温度:15.0℃

今回の方が気圧が若干低いですが,気温が大幅に低いので十分取り返せていそうですね.


続けてロガーデータ.バックストレート部分を抜き出して見てみます(前回:赤 今回:青).



おおっ! 今回(青)の方が最高速が伸びていますね.前回(赤)の最高速がロガー計測で152.79km/hであったのに対し,今回(青)は156.96km/hと約4km/h伸びています.加速のプロフィールを見てみると2ヘアを立ち上がって2速・3速の領域では大して変わっていませんが,4速の領域で着実に伸びているのが見てとれます.

最初見た時,前回原因不明だった3→4速へのシフトチェンジ直後の加速の停滞を完全になくせたのかなぁ~?と思ったのですが(↓),



よく見ると3速で引っ張っている時間が長かった分だけ車速が伸びているだけで,まだ若干停滞は出ていそうですね.


となると前回最高速が伸びなかったのは単なるドライビングミスだったのか?と,今度は自己ベストをマークした時のロガーデータと比較してみると(赤:自己ベスト時 青:今回),



自己ベスト時(赤)の最高速は160.57km/h出ており,領域を問わず全体的に車速の伸びが足りていません・・・.
一応,コンディション的には自己ベスト時(赤)の方が気圧が高いのですが(↓),

  自己ベスト時 ・・・ 気圧:1025.2hPa  気温:12.4℃  路面温度:21.9℃
  今回       ・・・ 気圧:1018.9hPa  気温: 6.0℃  路面温度:15.0℃

気温差が6℃ありますし,これを理由とするには弱いかなぁ~?という気もします.これらの結果を踏まえると「対策の効果はあったが,まだ足りない」というところですかね・・・.ただ,対策の方向性は合っているようなので,このままコツコツと進めて次回のTC2000に繋げたいと思います.


以上,今回は短いですが,TC2000の最高速は戻ったのか?の確認結果でした.
2025年02月20日 イイね!

午前中に一人TC3000

午前中に一人TC3000いつもの走行会でTC2000を走って来ました.

昨年はここで自己ベストを更新し,8年前のプロのタイムに肉薄する事が出来ましたが,今年は直前でフロントのA052を使い切り,代替で手に入ったのは冷えた路面に向いてないCR-S.リアのA052も大分お疲れな上に足回りのセットも決まっておらず,マトモなタイムどころか下手をするとスピン→クラッシュのリスクすらありそうな気配が漂っています.

そんな感じでイマイチ走るモチベーションも上がらず,エントリーを見送ろうか?とすら思ったのですが,CR-Sを使う事が確定した時点で自己ベストの更新は困難なので,「8秒台前半が出ればいいや~」くらいの気楽な気持ちで走る事にしました.


いつもの時間に家を出て6時半過ぎくらいに筑波サーキットに到着したのですが,シーズン中らしく皆さん気合が入っているのか,既に結構な台数が集まっていました.





顔馴染みの方々に挨拶しつつ,私の方はスクラブ(皮むき)も兼ねて家からCR-Sを履いてきたのでタイヤ交換の必要もなく,のんびりと準備を進めていたのですが,ここでちょっとしたトラブルが.



私はSONYの「HDR-AS50」を車載カメラとして使っているのですが,画角調整はカメラ⇔スマホを繋いで,スマホの画面を見ながらやっています.ところがこの日は何度接続を試みても繋がらない・・・.「先週は普通に使えたのに,一体なんなんだ!」と腹が立ちつつも色々調べてみたところ,どうやらペアリングが解除されてしまっているようでした.

仕方がないので再度ペアリングを試みると,今度はパスワードを聞いてきます.「そんなの知らん!」とネットで検索してみたところ,カメラ同梱のスターターガイドに貼られたシールに書かれているとの事.「そんなの家に決まってるだろー」と画角調整を諦めようかと思ったのですが,「いやいや,本体のどこかにきっとあるはず・・・」と調べてみたら,バッテリーの蓋の裏に貼ってありました(↓).



これで何とかペアリングが出来て,画角調整もスマホを使いながら出来たのですが,いきなりなんなんですかね? このカメラは3年以上使っていて,今まで一度もペアリングが切れた事はなかったのに,何で突然解除されたんだ??


そんなドタバタがありつつも,そういえば先週のAttack直前にスタンドの改修工事が終わったとの事で,ちょっと足を延ばしてとそちらを見学.



改修というよりは補修工事だったのか? 特に目新しいものはありませんでしたが,再塗装され鮮やかなブルーになっていました(↓).




そんな感じで時間を潰しつつ,1本目の走行時間(9:00~)となったのでコース上へ.
この時点で気温:3.4℃,路面温度:4.0℃とキンキンに冷えてます.



今日はタイム狙いじゃないので,丁寧に時間をかけてタイヤを温めつつ,先日学んだCR-Sのスクラブの仕方を実践します.熱入れ⇔クーリングを繰返しつつ感触を探ってみると,4速全開のバックストレートエンドで起こるバイブレーションが気になりました.



フロントタイヤは新品,リアタイヤもカスは取ってキレイなので「何だろう?」と思っていたのですが,もしかしたらバンプタッチしたリアのダンパーに,リアウイングによる高車速域のダウンフォースが加わって,バウンシングが起きていたんですかね? 暫くすると気にならなくなったので,冷えた路面でタイヤの内圧が上がり切っていなかっただけかもしれませんが,久方振りのTC2000なので予期せぬバイブレーションは少々怖かったです.


その後,タイヤが完全に温まったのでペースを上げてみると,さっくり9秒台のタイムが出ました.



クルマは問題なさそうなので,ならば!とそのままアタックを継続すると 1'08.970 と早くも8秒台に到達.これで「1本目はこんなもんで十分でしょ~」と気が楽になり,CR-Sの感触を思い返してみると,A052と比べて違いを感じる部分はほとんどなく,唯一最終コーナーの立ち上がりだけ強アンダーステアでステアリングを戻せない事が気になりました(↓).



「確かCR-SはA052に比べて斜めのグリップがなかったはずだから,これは仕方ないかなぁ~」と思い,走行終了後に内圧を測ってみたところ2.4キロまで上がっていました.「新品だし,しょうがないか」と思いつつLotus Cup Europeの温間推奨値に合わせて2本目(10:00~)の走行開始を待ちます.


1本目は先頭集団のクールダウンが始まった10分過ぎくらいから一部渋滞が始まりましたが,この2本目は全車が満遍なく散らばり,自由にアタックするスペースがない状況.



EF8はこのクラス最小の排気量車なので,300PSオーバーのターボ車とはバックストレートで30km/h近い速度差.邪魔をしないように後ろを見ながら譲っていたのですが,これだけ満遍なく散らばられると,まともなアタックが出来ないまま走行時間が終わってしまいそう.仕方がないので若干割り込み気味に車列に入ってアタックを開始.



計測1で 1'08.060 と予想外の好タイム.内圧を下げたおかげで最終コーナーの強アンダーステアも消えました.「おっ? これはCR-Sでも7秒台いけちゃう??」と思い,そこから連続アタックすると,



1'07.672 と自己ベストの0.2秒落ちという完全に想定外のタイムをマーク.TC1000で試した時は「CR-SはA052の0.15~0.2秒落ち」という結果だったので,TC2000だとその倍(0.3~0.4秒落ち).更にv1→v2への変更でハード化されたのでそれに+0.2秒くらいかなぁ~と思っていたのですが(=8秒1),TC2000でもA052の0.2秒落ちと非常に優秀な結果を出してくれました.

しかも,このラップは100%全力を出し切ったラップではなく,1コーナーではヒール&トゥをしくじってますし,1ヘアではバンク上段でスローダウンした車両が気になって進入速度を抑え過ぎています.2ヘアではリアが滑って姿勢を乱していますし.最終コーナーもまだ迷いがあってシフトダウン操作が雑です.全体的に取っ散らかっていたこんなラップが,当日ベストだなんて正直かなり恥ずかしいです・・・.

これに比べたら,その翌周となるこちらのラップ(↓)の方が,



はるかにスムースな走りで,Sec3も当日の最速となる 11.937 をマークしていますし,こちらの方がベストであってくれた方が格好良かったのですが(笑),残念ながら0.07秒届かず,1'07.745 でした・・・.


なお,その後もチャレンジは続けて削り代を探っていたのですが,そんな最中でこんな事が起きました(↓).



ここまで不安定な挙動は全く出ていなかったので,完全に油断していたのですが,またヘアピンでスピン挙動が出てしまいました(後ろの黒いFD2の方,邪魔してしまってスミマセン.<(_ _)>)


この後,先週の出来事が頭の片隅で呼び起こされ,「やはりブレーキバランスが元に戻ってないのか?」と気になったので,コースを出て駐車場に寄った後,TC1000へ.



TC2000のパドックを通り過ぎる時に,C:羊さんのエキシージとローリー。さんのロータリーシャンテの姿を横目に見つつ,TC1000のピットに着くとこちらには(大)@みやう軍団さんとしょこさん,そして旅立とうとしているいつさんの姿が.閉会式の兼合い上,あまりのんびりしている時間もないので,空いているピットにEF8を素早く潜り込ませ,駆け足でA6枠(10:40~)のチケットを購入.



そしてコースイン.早速,先程のスピン挙動が出ないか色々試してみますが,不安定な素振りは一切出ず・・・.



それよりも,TC2000を走ってからまだ20分しか経っていないので,そちらの感覚が残っていてTC1000だと全てがスローに感じる(笑).いつもだったらスピンするか・しないか,おっかなびっくりで飛び込む1コーナーも「さっき(TC2000)の感じからすると,こんくらいでも曲がれるっしょ~」とブレーキをかなり緩く,オーバースピードで突っ込んでも精神的には全く平気で,突っ込み過ぎのドアンダーを出しつつ曲がってました(苦笑).やはり速い車速域に身体が慣れていると,遅い車速では余裕をもって操作出来るもんなんだなぁ~と思いました.
(プロのレーシングドライバーが速い理由がよく分かる)

ま,それはさておき,スピン挙動が出ないなら折角なのでタイムを出しておくか!と集中力を上げて1周を纏めてみると,



41.800.走行前には「多分41.8秒くらいだろうなぁ~」と予想していたのですが,その予想ピッタリのタイムでした(苦笑).それにしても,TC2000だと自己ベストの0.2秒落ちなのに,TC1000だと自己ベストの1.0秒落ちというのは一体どういう事なんでしょう? 両者の走行時間は40分程度しかズレていないので,コンディションはほぼ同一と言って良いだろうに落差が激しい・・・.クルマのセットがどんどんTC1000に不向きな方向へ進んでいるんじゃないか?と疑いたくなるような結果となりました.

なお,TC1000走行後は,再びTC2000の駐車場に戻って急いで後片付けをしたのですが,その途中でkame@103kgさんにお会いして「TC1000は41.0秒だったんだって!?」と言われましたが,「"0"ではなく"8"の見間違いです」と訂正しておきました(笑).


そして,閉会式が終わった後は,AT使いのBB6,Aoisanさん,でびっとさんと一緒にサイゼリアへ行って昼食.その際,サイゼリアの駐車場でK20C搭載車に絡まれ,「デカい方がエラいんだ.分かってんのか!?」とばかりに両脇から挟まれました(↓).



そんなにイジめないで下さい(泣).


以上,午前中に一人だけTC3000やった日のお話でした.
(他の人は午前:1000+午後:2000の組合せで3000なので,午前中に3000したのは私だけのはず・・・笑)

なお,同一日,同一時間(誤差約40分),同一車両,同一タイヤ,同一ドライバーによるTC2000⇔TC1000のタイム換算値は以下の通りです(↓).



今後はこの「1.61」を指標として,色々な試算に使ってみようと思います.当日お会いした皆様,お疲れ様でした!
2025年02月16日 イイね!

CR-Sも再び

CR-Sも再び先日のTC1000でフロントタイヤ用のA052を使い切ってしまい,新品の205/50R15もオーダー済なのですが,入荷が未定で現時点で使えるタイヤがなくなってしまいました・・・.

その一方で次の走行も刻一刻と近づいており,マズイなぁ~という事で「困った時のCR-S!」を再び発動する事となりました.A052欠品→RE-71RSも欠品→CR-Sに頼るというパターンはこれで3回目になるのですが,RE-71RSとはホント巡り合わせがないんだなぁ~と思いました.

CR-Sを注文する前に,どうせアジアン履くならシバタイヤを試してみようかな?とも一瞬思ったのですが,205/50R15サイズはトレッドウェアの数値が大きいモノしかないようで,それだったら明確に劣るのでCR-Sにしようという事でサイトに行ってみると,



アレ? サイズが増えてないか・・・?? 確か前回オーダーした時はリアに履けるサイズがなかったのですが,いつの間にやら55扁平のサイズも設定されており,これなら前後CR-Sという作戦も取れそうですね.


とはいえ,今はフロントタイヤが優先なので205/50R15にするか? 225/45R15にするか?で暫し考えたのですが,どっちのサイズが良いのかなぁ~?と過去のブログを読み返してみると,いつもの通りTC1000だと差が出ない様子.当時の結論としては「差が出ないなら安い方が良い」となっていたようです.それ以外にも「225/45R15は重量が重い」という見解も残っていて,ここのところストレートスピードで苦しんでいる事もあり,205/50R15の方が良いかなぁ~?とA052とCR-Sの二重支払いで「安い方が良い」というのがチラつき始めていたところ,



「そういえば今回はv2になるから,そこも振返っておくか」といつさんのブログへ.勝手に要約させてもらうとこんな感じ(↓).

  ・v2のコンパウンドは熱耐性が強化され,熱ダレが少なくなっている
  ・v2は「wearing(私は"摩耗"と解釈)」が向上している
  ・v2は「tread hardness(私は"トレッド面の硬さ"と解釈)」が向上している


ふむ.これだけ読むと全体的にハード方向(≒1発のタイムよりロングラン重視)に行っている気がするなぁ・・・.だとすると,寒さのピークは過ぎたとはいえ,まだそこそこ路面温度が低い現状では,225幅より細い205幅にして面圧を稼いだ方が良さそう~という事で「205/50R15」をオーダーしました.


その後,「もしv2でハードタイヤ化が進んでいるのだとしたら,内圧は落とすべきかなぁ~?」と調べていると,こんな情報を見つけました(↓).


Lotus Cup Europeより)

  ・2023年のLotus Cup Europeでは,Nangkang製の「CR-S」のみを使用する
  ・このタイヤは2023年春に欧州で導入される
  ・「CR-S」は「AR-1」よりも速いタイヤになるよう設計されているが,同時により安定したタイヤにもなっている
  ・「AR-1」よりもコンフォート性能,騒音性能,ウェットコンディションでの性能が向上している
  ・これらの点から,「CR-S」は一般公道での使用にも適している
  ・コース上でクルマを速くしつつ,公道での性能を全体的に引き上げるのは大きな課題だった
  ・しかし,多くのトライ&エラーを通じて,2023年に欧州で販売する準備が整った



これを見て,「へぇ~,CR-Sってワンメイクレースの指定タイヤなんだ」と思ったところで,

(‥ )ン?

あれ? 確かCR-Sがv1→v2に切り替わったのって2023年じゃなかったか?と再びいつさんのブログを見ると,「製造週が1023以降」と書かれている・・・.

(・o・;)アッ!

なるほど! v1をベースにワンメイクレース用に仕立て直したのがv2で,十分なテストを経て量産化したという事なのかな? だとすると,ワンメイクレースのワンメイクタイヤなんだから,1発のタイムよりロングラン重視のハードタイヤになるのは道理だわなぁ~と思いました.


ムムム・・・となると,v2はこのレースの車両に適した設計になっている可能性があるなぁ~と思い,この「Lotus Cup Europe」に関して詳しく調べてみると,ロータスだからエキシージのワンメイクなのか?と思いきや,意外と幅広い車種で行われているようでした(↓).



タイヤサイズ的にはそれほど種類はないですが,車重は結構違いそうなのでレギュレーションを調べてみたところ,こんな感じ(↓),

  ・S1/S2 ELISE(ローバーエンジン)  ⇒ 790kg
  ・S2 ELISE/EXIGE(トヨタエンジン)  ⇒ 885kg
  ・S3 ELISE(トヨタS/C)         ⇒ 975kg
  ・2-ELEVEN                ⇒ 815kg
  ・EVORA                 ⇒ 1250kg
  ・EMIRA                  ⇒ 1415kg
  ・V6 EXIGE                ⇒ 1110kg

ロータスなので軽量級ばかりかと思いきや,そこそこ重量級のクルマもいるようですね.となると,必ずしも軽量級を前提にしたタイヤ設計とはなっている訳ではなさそう.


そのまま前述のサイトを見てみると,「ユーザーへのアドバイス」として以下が書かれていました.


Lotus Cup Europeより)

  ・全ての競技者に,新品タイヤの「スクラブ」を強く推奨する
  ・これにより,タイヤの寿命が延び,長距離走行時の安定性も向上する
  ・本タイヤの作動温度域は 70~100℃
  ・これはニードル式の温度計測器において測った場合である
  ・表面温度の場合は,上記より30℃低くなる
  ・内側⇔外側の最大温度差は20℃以内にすること
  ・これがハンドリングのバランスを取る上での指標となる
  ・温度測定は,内側/中央/外側の3点で行う事を推奨する
  ・その際,内側の温度が外側の温度よりも高くなるべきである


おっと! これは結構オイシイ情報が記載されていますね.なるほど,CR-Sの最低作動温度は(表面計測で)40℃か.個人的にA052だと25℃くらいだと思っているので,それと比べるとやはり作動温度域が高いですね.「内側⇔外側で20℃以内」「内側>外側」というのも頭に入れておこうと思います.

また,ここには合わせて「推奨内圧」も記載されていました.

  ・冷間時 ・・・ フロント:1.45キロ  リア:1.45キロ
  ・温間時 ・・・ フロント:2.00キロ  リア:2.00キロ

これはMRを前提とした数値なので,FFで使う場合は若干異なると思いますが,「温間2キロが適切」というのは頭に入れておこうと思います.


最後に「ユーザーへのアドバイス」に出てきた「スクラブ」に関して.こちらは具体的なやり方が別ページで詳細に記載されていました.


Lotus Cup Europeより)

  ・使用前に「スクラブ(皮むき)」を行わないと,使用時にいくつか問題が生じる
  ・最も一般的なのは「グレイニング」である
  ・「グレイニング」とは,路面と接しているコンパウンド部分が下の層から剥離するもの
  ・これが起きているかどうかは,タイヤ表面に波紋状の跡があるかで判断出来る
  ・新品タイヤが油っぽかったり,濡れた状態で使用すると起きる


  ・標準的な「スクラブ」のやり方は以下の通り
  ・タイヤを1回穏やかな熱サイクルにかける
  ・これはドリフトを避けて,徐々に負荷をかけるというもの
  ・内圧はクルマの重量に対して適切なものを設定すること
  ・コース上では,最初の3~4周は徐々に速度を上げる形をとる
  ・最初のラップは50~60%くらいのペース
  ・セッション終了までにクールダウンラップを1回は行い,85%以上のペースは出さないこと
  ・これらを行えば,タイヤ寿命が大幅に延び,コース上でのパフォーマンスも向上する



以上,ヘルパースプリングに続いて再び登場となったCR-Sのお話でした.


(Lotus Cup Europe:more information on CR-Sより)
Posted at 2025/02/17 00:59:57 | コメント(4) | トラックバック(0) | セッティング(タイヤ) | 日記
2025年02月14日 イイね!

スピンの原因はどこに?

スピンの原因はどこに?狙い通りの効果が得られた先日のTC1000ですが,最後の最後で不可解なスピンを喫しました.

ブレーキバランスを色々イジっている過程だったので,リアがロックしたのかなぁ~?とも思いましたが,その後も周回を続けた際には同様のテールスライドは起きなかったので(ドライバーに多少ビビリが入って手緩かった可能性はありますが),ピットアウト直後でリアタイヤが冷えていた可能性も拭い切れないかなぁ~?と思いました.

そうであれば次に引き摺る事もないので気が楽なのですが,気になる事は気になるのでアレコレ調べてみました.


まずは起きた事の再確認(↓).



車載を見る限り特に変な操作をしている感じはありませんね.記憶を呼び起こしてみると,このスピンした周の前の周回でも若干リアが流れている感触があった事を覚えています.


となると,もしかしてオーバースピードか?と思ったので,このセッションでのベストタイムとスピンした周のロガーデータを確認してみると(赤:ベストラップ 青:スピンしたラップ),



あらら,スピンしたラップ(青)の方が全域で速度が高いですね・・・.これは攻め過ぎてリアタイヤの限界を超えた可能性が高いかな?と思い,フリクションサークルを確認してみると(↓),



ベストラップ時(赤)に比べ,スピンしたラップ(青)は左上の領域にいる時間が長い事が読み取れます.つまり,ベストラップ時(赤)と同等の横Gを掛けつつ,更に前傾姿勢がより強かったという事ですね(↓).



前傾姿勢が強いという事はリアの内輪側の荷重が抜け易くなっている訳で,(外から見た訳ではないので厳密には分かりませんが)インリフトしてリアの外輪側に大きな負担が掛かり,それに耐え切れなくなってスライドが止まらなかった~というのは考えられそうです.もし,そうだとすると「今のクルマの限界を超えたスピードでコーナリングしようとしたからスピンした(=ドライビングミス)」という事なので,次はもう少し抑えて走れば大丈夫そうです.


ただ,これは言い替えると「これ以上高い速度でコーナリングは出来ない」という事も示している訳で,イコール「タイムの縮め代はもうない」という話にもなります.それはちょっと悲しいので,なんとかリアの限界を上げる方法を考えないといけない訳なのですが,仮に限界を超えた原因がインリフトにあるのだとしたら,「今回の対策は不十分だったのか?」という話にもなるので,まずはダンパーの状況を再度確認してみます.

リアのジャッキを使って模擬的にリフト状態を再現しつつ,この際の車高を測ってみます(↓).





  1G ・・・ 150.0mm
  0G ・・・ 200.2mm

つまり,現状のリバウンドストロークは50.2mmあるという事ですね.今回の対策ではメインスプリングを2インチ(50.8mm)短くしたので,その短くした分がそっくりそのままリバウンドストローク量となって増えているようです.狙い通りと言えば狙い通りですが,ここまでぴったりの数字が出ると結構嬉しいですね(笑).


さて,以前ナリモの画像から皮算用したインリフト量は約38mmだったので(↓),



50mmリバウンドストロークが増えているのなら十分賄えているはず・・・.これでもインリフトしているというのはどういう事だ?と考えて,上記の見積り時の横Gと,今回のスピン時の横Gを調べてみると,

  見積り時 ・・・ 1.1G (コーナー進入時の速度: 90km/h)
  スピン時 ・・・ 1.3G (コーナー進入時の速度:131km/h)

ああ,こりゃ,TC1000の1コーナーでは38mm以上インリフトしている可能性がありますね・・・.となると,「もっとリバウンドストロークが欲しい」という話になるのですが,そんなの出来るのか?と思いダンパーを確認してみると,



シェルケースの上面からバンプラバーまでの距離が50mmしかありませんでした.

ン? 50mm・・・ (¯~¯;)??

0G→1Gでダンパーがストロークする量が50mmで,バンプラバーまでの距離も50mmという事は・・・,

1G状態でバンプタッチしてんじゃん!
∑(゚д゚lll)


という事は,試走時にリアの沈み込みが減ったように感じたのはバンプタッチして実効レートが上がっていたせいか.まぁ,そりゃそうだよなぁ~.ヘルパースプリングのレートは0.2キロだし,バンプラバーで支えなければ車高は維持出来ないかぁ・・・.


そうするとリアの限界が低いのは,バンプタッチしてダンパーがそれ以上ストロークせず,タイヤのグリップに依存してリアの荷重を支えているせいもありそうだなぁ~.



「バンプタッチすると唐突にリアのグリップが抜ける」という話はよく効きますが,今回走ってそういった印象を受けなかったのは,1G状態で既にバンプタッチしていたせいなんですかねぇ~? ここから先思いつく対策としては,

  ①バンプラバーを変更する
  ②メインスプリングのレートを上げる
  ③リアタイヤの幅を増やす

といった辺りですかね? ①はノウハウが必要なので更にドツボにハマりそうですし,②をやるならフロントもセットだよなぁ~.となると手っ取り早いのは③か? 色々やり方は考えられるけど,いずれにせよ,また金が掛かるな(笑).


以上,スピンの原因はどこに?と妄想してみた結果でした.

プロフィール

「サイドドラフトを使ったオーバーテイク http://cvw.jp/b/1684331/48478095/
何シテル?   06/09 22:35
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,B18C搭載のCR-XにB16AのCR-Xで挑んでいます. TC2000 1'07.4/TC1000 ...
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