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2025年09月02日 イイね!

Heritage Collectionを思い出しながら

Heritage Collectionを思い出しながらリバースヘッド仕様の「3S-G」と,それを搭載した「エクシヴ」の見学が終わった後,富士モータースポーツミュージアムで新たに入れ替わった展示として日産車を数台観たので,それも備忘録として残しておきます.

まず最初はタイトル画像の「P35」.グループCのレギュレーション変更に対応する形で開発されたこのクルマですが,実戦に投入する前にプロジェクトが中止となってしまった事から幻の1台となったクルマだそうです.

そういう意味で貴重な1台なんでしょうが,グループCカーはちょっと食傷気味になっているのであまり興味が湧かず,サッと観て終わりました(笑).実は4月に行った日産ヘリテージコレクションで見学した際も,これと同型となる「NP35」を観ているのですが(↓),



興味が湧かなかったので,正面からの画像すら撮ってない始末・・・.
ブログにアレコレ書いてますが,興味がなければこんなもんです(苦笑).


興味がないと言えば,コチラの「Oreca Courage LC70」もそう(↓).



上の「NP35」用のエンジンを開発された林 義正氏が,2008年に東海大学からルマンに参戦した(↓),



貴重な1台である事は理解するのですが,搭載されているYGK製の「YR40」が観れるならともかく,汎用のLMP1を観てもなーという事でチラ見して終わりました(笑).


という事で,やっぱり興味が湧くのは'90~'00年代のツーリングカーとなり,2002年のJGTC仕様である「Xanavi NISMO GT-R(↓)」へ.



2002年のGT-Rであれば,日産ヘリテージコレクションへ行った時に「CALSONIC SKYLINE(↓)」を観たので,



こちらもスルーかなぁ~と思ったのですが,



アレッ? 牽引フックの位置が・・・.





テールパイプの位置も違うぞ!? んー,なんだコレ??と思ったら,なんとV6(VQ30DETT)へ換装される前の直6(RB26DETT)搭載の2002年仕様との事(↓).



そりゃまたレアな~と思い,先述の「CALSONIC SKYLINE」と同じ構図で色々撮影してみると違いが見て取れます.
まずはカナードが2段となっており(↓),



ミラーもエアロミラーではなく,スタンダードな形(↓).



ディフューザ―もおとなし目で(↓),



テールランプ横にスリットもない(↓).



リアウインドウの吸気口はこちらの方が背が高いが(↓),



リアフェンダー周りは同じっぽい(↓).



といった感じで,期せずして細部の違いを確認出来ました(笑).あと,「CALSONIC SKYLINE」の時は気づかなかったのですが,フロントフェンダーのトコにはこんな三角形の開口部もあったようです(↓).




最後は,2005年のSUPER GT仕様である「Xanavi NISMO Z(↓)」.



日産ヘリテージコレクションで観た時は,2004年仕様(↓)と,



2006年仕様(↓)は観れたのですが,



間の2005年仕様は観れず・・・.2004年仕様の隣に1台分スペースが空いていたので,もしかしたらそこにあったんですかね?? 2004年仕様と2005年仕様の違いは間違い探しレベルで見分けるのが大変ですが(↓),



2005年仕様は,フロントフェンダーの後端が垂れ下がっているらしく(↓),



リアフェンダーの下部にスポイラーが付いているようです(↓).



コレ以外は正直分からなかったので(苦笑),他に気づいた箇所としては,ライト外側のフェンダー部分が切り立っている点(↓)と,



日産ヘリテージコレクションでは展示位置の都合上,よく観れなかったリア周りがしっかりと観れた事くらいですかね(↓).











2006年仕様のリアを観ていたら違った感想になったのかもしれませんが,じっくりと観れた2008年仕様に繋がるものがあるなぁ~と感じる造形でした.


以上,Heritage Collectionの見学を思い出しながら見比べた日産車達でした.
Posted at 2025/09/03 00:25:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 博物館見学 | 日記
2025年09月01日 イイね!

リバースヘッド見学 ~3S-G編~

リバースヘッド見学 ~3S-G編~では続き.エンジンルームが公開されたJTCC仕様のエクシヴを見学した後,そのエクシヴの横には搭載されている「3S-G」エンジンが置かれていました.

ずっとホンダ車に乗り続けている事もあって,他社のエンジンはあまり興味が湧かない(=知らない)のですが,そんな私でも「3S-G」と言われれば,さすがに分かるくらい有名なエンジンですね.今回見学する前に「3S-G」に関して予習したところ,この富士モータースポーツミュージアムに搭載車が多数展示されている事を知りました.

古くは1985年の「222D(↓)」.



次いで,1993年の「イーグルMk.Ⅲ(↓)」.



そして,1995年の「セリカ GT-FOUR ST185(↓)」.



あと,展示は終了していますが,同じく1995年の「スープラ LM-GT(↓)」なんてのもありました.



この中で,イーグルMk.Ⅲに搭載されている「503E」はエンジンルームが公開されているので観る事が出来ます(↓).






そんな「3S-G」のJTCC仕様がコチラ(↓).



このエンジン最大の特徴は「リバースヘッド」.「リバースヘッド」の説明は前回したので詳細は割愛しますが,簡単に言うとシリンダーヘッドの向きを前後入替えて,吸気と排気の位置を逆転させたものです(↓).



「ヘッドの向きを入替える」という事は,バルブトレーンの無い側に新規でそれを組み付けるという事になるので,どうなっているのかなー?と覗いてみるとこんな感じ(↓).



「こんな感じ」と言ってもノーマルの「3S-G」を知らないので,参考となりそうな画像と比べてみると(↓),


(TOM'S:TOM'Sエンジンより)

ほぼレイアウトは一緒で,そっくりそのままブロックの左側に持って来たようですね.3S-Gのリバースヘッド化は「まるで最初から想定されていたかのようにすんなり出来た」そうで,その要因として3S-Gがベルト駆動だった点を挙げられていました.なお,リバースヘッド仕様の方は右下に1個プーリーが増えているので,これは何だろう?と見てみると(↓),



どうやらオイルポンプのようですね.このリバースヘッド仕様はドライサンプなのでオイルパンがなく(↓),



それ用の追加ポンプという事でしょう.ちなみにノーマルのオイルパンはこんな感じですから(↓),


(Motor-Fan:トヨタ2代目S型エンジン【3S-GE】WRC王座も手中にしたエンジンより)

エンジンの全高が如何に下がっているか?がよく分かりますね.
なお,そのオイルポンプの上にある削り出しのブラケットは何だろう?と思いましたが(↓),



隣に展示されている実車を見ると(↓),



どうやらオルタネーター用っぽいですね.


さて,バルブトレーンがごっそりなくなった反対側はどうなっているのか?とそちらへ回ってみると,こんな感じ(↓).



スカスカの滅茶苦茶軽そうなフライホイールが見えるので,こちら側にミッションが繋がるのが分かります.
そのフライホイールの後ろのブロックを見ると,元々のプーリー固定用の穴がいくつか見えます(↓).



そして,本来カムシャフト用のプーリーがあるべき場所はこんな感じで目クラになっていました(↓).



JTCCのレギュレーションでは「ブロックとヘッドは量産車と共通」だそうなので,いずれも新造した訳ではなく,量産品を加工してリバース化を実現しているからでしょうね.



見学前,ヘッドを左右で逆転させるなんて,接合面が歪な形にならないのかなぁ~?と思っていたのですがキレイなもんで,確かに「まるで最初から想定されていたかのよう」でした.


吸気側は当然4連スロットルで,ファンネルにキャップが付いていて中は見えませんでした(↓).



ただ,よく見ると上側に配線(↓).



下側にも配線があり(↓),



どちらかがインジェクタで,どちらかがスロットルかな?と思いましたが,燃料配管らしきものが両方通っているので,両方共インジェクタかな? 8500rpmで310PSを絞り出すエンジンだそうなのでインジェクタが1本じゃ足りないか・・・.


最後,ヘッドは背伸びして撮影(笑).



隣のエクシヴに搭載されているエンジンとはヘッドカバーの意匠が違うので,こちらは末期のトヨタチューン仕様ですかね?


以上,リバースヘッド見学の3S-G編でした.

知識としては知っていた「リバースヘッド」ですが,今回見学するに当たって色々調べてみるも実はあんまり情報が出て来ず,どういう構造になっているのかノーマルの3S-Gの画像を見ながらアレコレ想像しながら見学に行きました.知識がないと実物見てもピンと来ない訳なのですが(苦笑),それでも四半世紀近く前のエンジンの実物を,こうして生で見れる機会があるのはホント有難いですね.

Posted at 2025/09/02 00:45:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 博物館見学 | 日記

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